福山太陽光発電所の営業運転開始について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

福山太陽光発電所の営業運転開始について

 当社は,平成22年10月から広島県福山市箕沖(みのおき)町において,福山太陽光発電所の建設工事を進めてまいりましたが,本日,電気事業法に基づく使用前自主検査※1を終え,営業運転を開始しましたのでお知らせします。

 当社は,地球温暖化等の環境問題への取り組みを重要課題の一つとして位置づけ,低炭素社会の実現を目指しており,その一環として当社初のメガソーラーとなる福山太陽光発電所を新設しました。

 また,同発電所の建設にあたっては,主要変圧器の絶縁油(通常は鉱物油)に菜種油を使用した環境調和型変圧器を採用するとともに,PR施設等に環境配慮型コンクリート※2を採用するなど,太陽光発電とともに,環境負荷低減に配慮した発電所となっています。

 なお,発電所前の道路沿いに,駐車場を備えた展望台を設置しており,自由に設備をご覧いただけます。

※1 電気事業法に基づく使用前自主検査:
 電気事業法に基づき、事業用電気工作物(太陽電池等)が工事計画どおりであること,および技術基準に適合していることを事業者自らが確認する検査。
※2 環境配慮型コンクリート:
 CO2を吸収することでコンクリートを硬化させる性質をもつ特殊な混和材を材料に使用してセメントの使用量を大幅に削減するとともに,コンクリートが硬化する過程において火力発電所から排出されるCO2を強制的に吸収させることにより,製造時におけるCO2排出量を実質ゼロ以下にすることができるコンクリート(平成23年1月13日お知らせ済み)。

【福山太陽光発電所の概要】
所在地 広島県福山市箕沖(みのおき)
最大出力 3,000kW
年間発電電力量
(見込み)
約368万kWh
(一般家庭約1,000世帯の年間使用電力量に相当)
太陽電池設置面積 約45,000m2(約320m×140m)
(マツダスタジアムの約2個分に相当)
二酸化炭素削減量 2,100t-CO2/年
太陽電池パネル枚数 16,544枚

【主要経緯】
平成21年 6月 4日 福山市および広島県への建設申入れ
平成22年10月13日 電気事業法に基づく工事計画届
平成23年12月 1日 営業運転開始

以上

S