タイ王国における省エネモデル事業の実施について~民生ビルにおける日本の省エネ技術の有効性の実証~
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中国電力株式会社
タイ王国における省エネモデル事業の実施について
~民生ビルにおける日本の省エネ技術の有効性の実証~
当社は,この度,タイ王国(以下,タイ)国内でホテルを所有するアマリ・ホテルズ&リゾーツ社(本社:バンコク,社長:ピーター・ヘンリー,以下アマリ社)と省エネモデル事業の実施に関する協定書を締結しました。これは,独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託して行うものです。
当事業では,アマリ社が所有するバンコク市内のホテル「アマリ・ウォーターゲート・バンコク」において,空調や給湯等の高効率機器や,エネルギー管理・運用の最適化を行うビル・エネルギー・マネージメント・システム※等,日本の省エネ技術を組み合わせて導入し,今後約2年をかけてその有効性を検証します。
また,実証運転と並行して,現地において,省エネに関するセミナーの開催や,展示会への出展等を行うこととしており,タイ国内において,当事業で利用する省エネ技術の普及に取り組んでまいります。
当事業へは,日本国内で省エネ事業の実績のある当社グループ企業(株式会社中電工,株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス)も再委託先として参加しており,引き続き,中国電力グループ一体となって,環境負荷低減に貢献できるよう努めてまいります。
※ビルの空調や給湯設備等のエネルギー利用状況を監視・計測し,そのデータをもとに各設備を一括して集中制御することで,ビル全体の最適運用を行い,エネルギー消費量の削減を図るシステム。計測・計量装置,制御装置,監視装置,データ保存・分析・診断装置などの機器で構成される。
以上
関連資料
- 実証事業の概要 [PDF:187.8 KB]