ポーランドJIプロジェクトにおけるCO2排出クレジットの取得について(ポーランド国ボリニア炭鉱メタンガス利用JIプロジェクト)

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EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

ポーランドJIプロジェクトにおけるCO2排出クレジットの取得について
(ポーランド国ボリニア炭鉱メタンガス利用JIプロジェクト)

 当社は,地球温暖化防止に向けた取り組みとして,ポーランド国の炭鉱におけるメタンガスを利用したJIプロジェクトに参加しています。(平成20年3月14日 [PDF:1,178KB]平成22年2月9日 [PDF:150KB]お知らせ済み)

 当社は,本プロジェクトについて,案件発掘段階から直接調査・交渉を行ってきましたが,昨日,プロジェクトの成果として,第一回目となる約4万3千トンのCO2排出クレジットをポーランド国から取得しましたのでお知らせします。
今回の取得は,事業化について炭鉱会社等と共同で検討した当社のJIプロジェクトとして初めての取得であり,また,ポーランド国における炭鉱・メタンガスを利用したJIプロジェクトとして初めての移転となります。

 本プロジェクトは,ポーランド国の石炭会社(ヤスチェンベ石炭公社)が所有するボリニア炭鉱内に,坑内から出てくるメタンガスを燃料とする熱と電力の併給設備を設置し,温室効果ガスの削減を目指すものです。当社は,2012年末まで本プロジェクトに参加し,合計約21万トンのCO2排出削減を計画しています。

 当社は引き続き,本プロジェクト等を通じて,海外における温室効果ガスの排出削減に取り組んでまいります。

(※)JI:共同実施
先進国同士が共同で実施した温室効果ガス削減プロジェクトにより生じた排出クレジットについて,当事者間で分配する制度。

以上

(参考:これまでの経緯)

平成19年6月,本プロジェクトの検討に着手。現地調査を行ったうえで,排出削減量を正確に測定するためのモニタリング装置や熱電併給設備(コジェネシステム)の設計を行ってまいりました。

平成20年3月13日,CO2排出クレジットの収益により本プロジェクトの事業性が確保できる見通しとなったため,売買契約を締結しました。

平成22年2月5日,JIプロジェクトとしての適格性を証明するためのプロジェクト設計書の作成や,国際連合の指定する審査機関による書類および現地での審査の対応を行い,ポーランド政府の承認を取得しました。

今回(平成23年6月29日),ポーランド政府の定める手順に従い,プロジェクトを実施し国際連合の指定する審査機関による排出削減量の検証を行った後,ポーランド国からCO2排出クレジットが移転されました。

添付資料

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