石炭灰の有効活用事業等に関するグループ内事業再編について ~合併および会社分割に係る基本合意書の締結~
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中国電力株式会社株式会社エネルギア・エコ・マテリア中電環境テクノス株式会社
石炭灰の有効活用事業等に関するグループ内事業再編について
~合併および会社分割に係る基本合意書の締結~
中国電力株式会社(以下「中国電力」)および中国電力グループ会社の株式会社エネルギア・エコ・マテリア(以下「エコ・マテリア」),中電環境テクノス株式会社(以下「テクノス」)の3社は,エコ・マテリアが行ってきた石炭灰有効活用事業を中国電力へ,同じく石灰石粉末製造・販売事業をテクノスへ承継することについて,本日,基本合意書を締結しましたので,お知らせします。
これにより,エコ・マテリアは,平成25年4月1日を目途に解散することとなります。
エコ・マテリアは,石炭火力発電所で発生する石炭灰の有効活用等を目的として平成15年4月に設立され,石炭灰利用商品の開発・販売,石灰石粉末の製造・販売などを行ってきましたが,事業環境の著しい変化などにより,同社単独では将来的な収益の確保が困難な状況となりました。
しかしながら,同社が実施している石炭灰有効活用事業は,石炭灰処理量の低減により,中国電力の石炭火力発電所の運営に寄与するものであること,また,同事業において開発・販売している石炭灰利用商品(
今回の基本合意書の締結は,平成25年4月1日を目途に行う合併および会社分割の基本方針および準備手続きに関するものであり,詳細については引き続き3社で協議を行い,決定次第,改めてお知らせします。
<合併および会社分割に関する日程> |
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基本合意書締結日 |
:平成24年11月27日 |
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合併契約,会社分割契約締結 |
:平成25年1月(予定) |
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合併,会社分割の実施日(効力発生日) |
:平成25年4月1日(予定) |
※1 |
石炭火力発電所から発生する石炭灰を加工したもの。海砂の代替材として,地盤改良材および護岸工事に用いられるほか,環境保全面においては,活性炭と同様に海域の汚れを吸着する効果がある。平成23年10月には,Hiビーズの環境改善性能・効果が環境省に認められ,「平成22年度環境技術実証事業」の実証済書が授与された。 |
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※2 |
「会社分割」は,その事業の全部又は一部を他の会社に承継させる手法の一つであり,事業の権利義務関係を包括的に承継させることができる。会社分割は,事業の全部又は一部を既存の会社に承継する「吸収分割」と,会社を新たに設立し新規の会社に承継する「新設分割」とに区分される。本件は,「分割会社」をエコ・マテリア,「承継会社」をテクノスとする「吸収分割」である。 |
【参考】 |
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1.「株式会社エネルギア・エコ・マテリア」の概要 |
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(1)本社所在地 |
広島市中区国泰寺町一丁目3番32号(ERE国泰寺ビル5階) |
(2)代表者 |
取締役社長 平岡 順次 |
(3)設立年月日 |
平成15年4月1日 |
(4)資本の額 |
資本金300百万円(別に資本準備金300百万円) |
(5)事業内容 |
石炭灰有効活用事業,石灰石粉末製造・販売事業 |
(6)従業員数 |
22名 |
(7)株主構成 |
中国電力:100% |
2.「中電環境テクノス株式会社」の概要 |
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(1)本社所在地 |
広島市中区小町4番33号 |
(2)代表者 |
取締役社長 福島 直樹 |
(3)設立年月日 |
昭和39年5月1日 |
(4)資本の額 |
資本金50百万円 |
(5)事業内容 |
環境保全装置の運転,環境調査,化学分析,海上運送・通関など |
(6)従業員数 |
644名 |
(7)株主構成 |
中国電力:100% |
以上