当社は，地球温暖化問題に対応するため，「中国電力環境行動計画」において，自主的な目標として，「2008～2012年度における使用端CO₂排出原単位 ^※1 を，1990年度実績から平均で20%程度低減する」ことを掲げ，積極的に取り組んでまいりました。
　このたび，上記期間の実績がまとまりましたので，お知らせします。

　当社におきましては，目標達成に向け，化石燃料の中ではCO₂排出量が比較的少ないLNG(液化天然ガス)の利用拡大や，火力発電所の熱効率向上など，電気の供給面での取り組みとともに，ご家庭やオフィス･工場等における省エネルギーの推進など，使用面での取り組みも鋭意進めてまいりました。
　また，海外の温室効果ガス削減プロジェクトへの参加といった国際的な取り組みも展開し，CO₂排出クレジットの活用にも努めることで，上記自主目標に沿う形でCO₂排出原単位を低減してまいりました。

　しかしながら，東日本大震災以降の原子力発電停止に伴う火力発電量の増加により，CO₂排出量が大幅に増加したことから，下表のとおり，5ヵ年平均のCO₂排出原単位は，1990年度実績比13.4%減(0.532kg-CO₂/kWh)となり，目標には届きませんでした。
　なお，原子力発電を火力発電で代替したことに伴うCO₂排出量の増加がなければ，目標は達成できたと考えています。

　現在，国レベルで今後の地球温暖化問題への対応が検討されていますが，当社としても，我が国にとって重要な課題であると認識しており，引き続きCO₂排出削減に取り組んでまいります。

○目標期間〔2008～2012年度〕における実績

以上