今夏の電力需給実績について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

今夏の電力需給実績について

今夏の電力需給については,需要面で,お客さまに節電のご協力をいただいたこと,また,供給面においては,一部の火力発電所でトラブル停止がありましたが,早期復旧に取り組んだこと等により,安定供給を確保することができました。

お客さまの節電へのご協力に対して,厚く御礼申しあげます。

今後も電力需給は全国的に厳しい状況が予想されますが,当社としては,引き続き,お客さまに安定して電気をお届けできるよう全力で取り組んでまいります。

1. 今夏の需給状況について
(1)最大電力発生日の電力需給バランス
今夏の見通し(8月)最大電力発生日
H22年度猛暑並み
気温の場合
平年並み
気温の場合
8月6日(木)実績
最大電力(A) 1,128万kW 1,089万kW 1,075万kW
供給力(B) 1,207万kW 1,205万kW 1,194万kW
融通送電(再掲) (▲79万kW) (▲79万kW) (▲35万kW)
予備力
(C=B-A)
79万kW 116万kW 119万kW
予備率
(D=C/A*100)
7.0% 10.7% 11.1%
最高気温※1 36.0※2 35.3 35.7
  • ※1 最高気温は5県加重平均値
  • ※2 最大電力発生日(平成22年8月20日)の値
(2)今夏の需要実績について

政府による節電協力要請が始まった7月から8月の平日で見ると,今夏の最大電力は,気温影響を除き震災前の平成22年に比べて,9%程度の減少が見られました。
これは,ご家庭から企業・工場・官公庁など多くのお客さまにおいて,節電行動や省エネ機器への取替えが行われていることに加え,震災以前と比べて,産業用需要が減少していることなどによるものと推察しています。

【最大電力と最高気温の推移】

最大電力と最高気温の推移

(3)水力・火力発電所の主な停止実績
発電所名出力停止期間トラブル内容
玉島発電所
3号機
50.0万kW 7月23日~
7月30日
タービン駆動用蒸気圧力・温度の制御不調
(4)他社への電力融通について

中西日本の需給安定のため,電力他社へ融通送電を行いました。

融通先7月(最大値)8月(最大値)
関西電力 9万kW 31万kW
九州電力 44万kW 44万kW
合計 53万kW 75万kW
2. 「中国電力でんき予報」のホームページへの掲載継続について

お客さまの効率的な電気のご使用にお役立ていただくため,当社ホームページに掲載している「でんき予報」について,10月以降も,掲載内容を一部変更の上,引き続き掲載してまいります。

【でんき予報の概要】
主な掲載内容

○需給見通し

  • 予想最大電力(当日,翌日)
  • ピーク時供給力(当日,翌日)
  • 使用率(当日,翌日)

○需給状況

  • 使用電力・使用率(1時間前実績,現在値,1時間予測値)
  • 需要グラフ(当日実績,当日予想など)

※ ピーク時供給力の内訳および週間でんき予報等については9月30日をもって掲載を終了します。

以上

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