Energia 中国電力株式会社 中電病院

代表 Tel(082)241-8221

内科

内科の直通電話番号

(082)541-4008(開院日の8時30分~17時)

内科の外来分担表

 
午前 1診(消化器) 河村 河村 河村
2診(循環器) 石橋 中河 石橋 石橋 中河
3診(肝臓) 鍋島 鍋島 鍋島
午後 1診(専門) 石橋 最上 中河
2診(専門) - - 高田 - -
禁煙外来 - 中河 - - -
  • 午前受付・・・8時~11時
    診療開始・・・9時~
  • 午後受付・・・11時10分~15時
    診療開始・・・13時~

内科医師のプロフィール

氏名ふりがな 役職 専門領域 資格
河村 寛
河村 寛かわむら ひろし
院長 消化器 日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
身体障害者福祉法指定医師
(肝臓・直腸・小腸・膀胱・肺・心臓機能障害)
石橋 克彦
石橋 克彦いしばし かつひこ
部長 循環器 日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本高血圧学会高血圧専門医・指導医
日本医師会認定産業医
身体障害者福祉法指定医師(心臓機能障害)
日本禁煙学会禁煙指導医
ACLS Provider
日本高血圧学会専門医
中河 啓悟
中河 啓悟なかがわ けいご
副部長 循環器 日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会専門医
日本医師会認定産業医
金 宣眞
金 宣眞きむ そんじん
副部長 消化器 日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器がん検診学会認定医
鍋島 由宝
鍋島 由宝なべしま よしたか
副部長 肝臓 日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会専門医
菅 宏美
菅 宏美かん ひろみ
副部長 肝臓 日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会専門医
最上 文子
最上 文子もがみ あやこ
副部長 消化器一般  
高田 昇
高田 昇たかた のぼる
副部長 血液 日本内科学会認定内科医
日本輸血・細胞治療学会認定医
日本エイズ学会認定医

内科の対象疾患・特徴

1. 肝臓疾患

 肝臓領域では, 急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変・肝癌に対する治療を積極的に行っています。特に慢性肝疾患は無症状で進行することが多いため,肝障害が指摘されたらできるだけ早く肝臓専門医に受診することをお勧めします。また,肝癌は高頻度に再発することが特徴のひとつであり,罹患されている患者さまの数は年々増加しています。早期発見・早期治療,さらに発癌・再発抑制を視野に入れたきめ細やかな診療が必要です。当科では患者さま個々のニーズと病態を総合的に判断し,最新・最善の診療を行うことをモットーとしています。

円滑な連携

 地域の先生方と連携して,お近くの診療所でも日々の治療を行っていただけるように円滑な病診連携システムを心がけると同時に,他病院とも連携しながら診断・治療には万全を期した状態で臨んでいます。肝臓移植などの高度先端医療について広島大学病院と連携して,最適な治療法を提示させていただきます。また,広島県内の肝臓疾患専門医で構成される広島肝臓Study Group(研究代表者:広島大学病院消化器内分泌内科 茶山一彰教授)の登録病院として新薬の創薬などの臨床研究事業の一端を担っています。

インターフェロン治療費助成制度

 2008年4月から厚生労働省と都道府県によってインターフェロン治療費助成制度が始まりました。これは,(1)肝炎が本邦で最大の感染症であること,(2)インターフェロン治療が奏功すれば,慢性肝炎から引き起こされる肝硬変や肝癌などのより重篤な病態への進行を防止することができること,(3)しかしながら,インターフェロン治療が高額であること,などを鑑みて早期治療の推進のために開始された制度です。具体的には,世帯あたりの市町村民税課税年額に応じて自己負担額が決まります。当科は広島市内で選定された約10の病院に含まれており,肝臓担当医により助成金制度を有効に活用出来ます。

主な疾患について
ウイルス性慢性肝炎(B型肝炎ウイルス,C型肝炎ウイルス)

 慢性肝炎は殆どが無症状ですが,将来的に肝硬変や肝細胞癌の発症につながります。従って,肝炎ウイルスに対する治療が重要です。近年,インターフェロンや経口抗ウイルス剤による治療法は飛躍的に進歩しています。ウイルス検査が陽性の場合,肝機能(ALT値)が正常範囲内であっても,多くは肝炎を起こしています。例え血液検査が正常範囲であっても,内服薬や注射などで漫然と治療するのは最新のウイルス性肝炎のガイドラインに合致するものでは無く,患者さま個々に応じた検査,治療が必要となります。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)
非アルコール性脂肪肝(NAFLD:Non-alcoholic fatty liver disease)

 日本でも食生活の欧米化が進み,肥満人口は増加しメタボリックシンドロームが増えています。メタボリックシンドロームの肝病変であるNAFLDは最も高頻度な肝疾患となり,成人の10~30%となっています。脂肪肝の中には,肝硬変・肝癌に進展するNASHが含まれることが分ってきました。NASHは,成人の2~3%と推測されています。肥満,メタボリックシンドローム,NAFLD,NASHは,性・年齢別の有病率が同じ傾向です。NASH患者は,肥満や糖尿病・脂質異常症などを背景に持つ人が多く,現在では生活習慣病としてのNASHの重要性が認識されており,当科でも脂肪肝,代謝異常症に対し慎重に対応し治療しております。
 またJapan Study Group of NAFLD (JSG-NAFLD;全国の7大学病院,2一般病院から成るNAFLD研究グループ)に参加している広島大学病院とも協力しています。

肝硬変(ウイルス性,アルコール性など)

 肝硬変が進行すると,しばしば食道胃静脈瘤,腹水,黄疸,肝性脳症などが現れます。発癌の早期発見とともに,肝硬変への進行を食い止める治療が必要となります。原因が肝炎ウイルスの場合,抗ウイルス療法も行います。

肝細胞癌

 ラジオ波焼灼療法(RFA)等の根治療法,経カテーテル的肝動脈化学塞栓術(塞栓療法),さらにこれらのコンビネーションにより,患者さまの肝臓の状態に合わせた最適な治療を行うようにしています。もちろん,外科的切除が第一選択となると判断される患者さまには,生体肝移植も視野に入れた最も適した手術方法を提案しています。
 ラジオ波焼灼療法とは,エコーを用いて経皮的に肝癌を焼灼する治療で,患者さまへの侵襲も少なく,短時間の治療で根治が望め,入院期間も短く,同時に外科的切除にほぼ匹敵する治療成績をあげています(写真参照)。
 肝臓癌の根治が可能であった場合,今度は再発に対する検査・治療が必要となります。当科ではインターフェロンの「抗腫瘍効果」による再発防止の試みなどの治療も積極的に行っています。

肝細胞癌 治療前写真

治療前

肝細胞癌 TACE先行RFA後写真

TACE先行RFA後

 肝臓疾患でお悩みの患者さまは,是非当科外来を受診してください。

2. 消化管疾患

 消化管疾患の診療では,内視鏡検査の果たす役割が,近年ますます重要となっています。当院では2016年,上部消化管(食道・胃・十二指腸)で7,542件,下部消化管830件の内視鏡検査を行っており,年々増加傾向にあります。
 当院では経験豊富な検査スタッフと最新の内視鏡システムをそろえ,通常の食道・胃内視鏡,大腸内視鏡検査はもちろん,消化管出血の止血術,胃・食道静脈瘤硬化療法,早期癌などに対する内視鏡的切除術や胃瘻増設術などの内視鏡治療が可能です。
 このように,高水準の内視鏡検査・治療を行うと共に,患者さまにとって,苦痛の少ない,安全な内視鏡検査の実現を目指しています。このため,検査前には十分な問診と検査の説明を行い,検査中は必要に応じて鎮痛・鎮静剤を使用しています。また内視鏡を媒体とする感染の予防には細心の注意を払っています。
 最近は,人間ドックなどでも内視鏡検査が一般的となり,内視鏡治療が可能な早期癌やポリープが見つかる方が増えています。過去5年間に,当科で行った上部消化管内視鏡的胃癌切除は66例,下部消化管内視鏡的切除は793例(内大腸癌が23例)にのぼりました。当院ではこれらの内視鏡治療を食道・胃内視鏡治療の場合は10日間の入院,大腸内視鏡治療の場合は1日~3日間の入院で行っています。
 また,最近増加傾向にある潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患についても検査および治療を行っています。下痢,粘血便などでお悩みの方がいらっしゃいましたら,ぜひ当科外来を受診してください。

3. 胆のう,胆管,膵疾患

 胆のうポリープ,胆のう結石,総胆管結石,膵腫瘍などに対して当院外科と連携して治療にあたっています。特に胆石治療のうち,総胆管結石に対しては,内視鏡的乳頭切開術による内科治療と胆のう結石に対する外科的腹腔鏡手術の組み合わせにより治療にあたっています。

胆石発作

 突然の上腹部痛で始まり,しばしば悪寒発熱,黄疸を伴う疾患です。胆のう結石,または総胆管結石が細い管に詰まって,内腔の圧力が上昇することで腹痛が起こります。しばしば細菌感染を伴って,悪寒戦慄を伴って発熱し,胆汁の肝臓から十二指腸への流れが滞って黄疸が出現します。治療は,痛みのコントロールと共に,感染への抗生物質投与,最終的には結石の除去(総胆管結石は内視鏡にて十二指腸へ引き出し,胆のう結石は腹腔鏡で胆のうと共に摘出)を行います。

4. 循環器疾患

 循環器疾患には,狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患,さまざまな病態の危険因子となる高血圧症,時に突然死さえ引き起こす不整脈,さらに心臓弁膜症,心筋症,うっ血性心不全,あるいは動脈瘤,閉塞性動脈硬化症,肺梗塞,深部静脈血栓症などが含まれます。
 当科ではこれらの心臓血管疾患のほぼすべてに対応しているほか,心血管系に悪影響を及ぼす生活習慣病,すなわち糖尿病や高脂血症も含めて総合的に診療しています。
 現在当科では心臓カテーテル検査をはじめ,心臓核医学検査(心筋シンチグラム),心臓超音波検査(心エコー),末梢血管超音波検査,運動負荷心電図,ホルター心電図,CT検査,24時間血圧計などの検査を通じて,正しい診断と適切な治療を行っています。

高血圧症

 高血圧症は虚血性心疾患や脳血管障害の発症リスクを高める最も重要な因子であり,これらの疾患を予防するためにも血圧を良好にコントロールすることが非常に大切です。当科では日本高血圧学会のガイドラインJSH2009を踏まえつつ,最新の知見を取り入れながら高血圧治療を行っています。また,何種類も薬を内服しても血圧の下がらない,いわゆる難治性高血圧の方もいらっしゃいます。そういった方の中には,内分泌性高血圧や腎血管性高血圧といった,外科的治療で完治する高血圧症が隠れていることがあります。お気軽にご相談ください。

虚血性心疾患

 狭心症や心筋梗塞はときに生命にかかわる非常に危険な疾患であり,これらを適切に加療するために,病態を正確に把握することが大切です。胸部レントゲン検査や心電図,心臓超音波検査(心エコー),運動負荷心電図,ホルター心電図,心臓核医学検査(心筋シンチグラム),心臓カテーテル検査などにより,総合的に判断して診療します。
 通常,待機的な心臓カテーテル検査は2泊3日で行い,さらに患者さまの希望時には1泊2日で検査を行っています。特に問題のない限り,すべての患者さまで橈骨動脈(手首の血管)からカテーテル検査をします。検査後の安静時間も短く,患者さまの苦痛が最も少ないからです。
 心臓カテーテル検査で冠動脈に狭い場所が確認されれば,薬剤による治療とともに,必要に応じて風船治療(POBA:冠動脈形成術)やステント留置術を積極的に行っています。もちろん,ただ先進医療を勧めるのではなく,患者さまの健康保持を第一の目標として,最適な方法を提示させていただいています。

ステント留置術前

ステント留置術前

ステント留置術後

ステント留置術後

不整脈

 期外収縮や頻脈性不整脈,徐脈性不整脈などの不整脈に対しては,安静時心電図,運動負荷心電図,ホルター心電図,心臓超音波検査(心エコー)などを用いて正確な診断に努めます。不整脈の中には,薬物治療を必要とするものとしないものがあり,その見極めが大切になります。また洞不全症候群や房室ブロックなどの徐脈性不整脈に対しては,必要に応じてペースメーカー植え込み術を行います。その場合は定期的にペースメーカー外来でチェックします。

うっ血性心不全

 心臓弁膜症や心筋症,陳旧性心筋梗塞が基礎疾患となり,うっ血性心不全を来たしている患者さまも少なくありません。胸部レントゲン検査,心電図,心臓超音波検査(心エコー),心臓核医学検査(心筋シンチグラム),心臓カテーテル検査で病態を評価し,診療を行うことになります。うっ血性心不全では塩分制限など,食事指導も大切な治療のひとつです。栄養士による食事指導も適宜行っています。

閉塞性動脈硬化症

 手足の血管が細くなって血行障害を起こす閉塞性動脈硬化症に対しては,糖尿病や高脂血症などの基礎疾患の治療を行いつつ,各種薬剤にて病態改善に努めます。狭窄の強い血管については,血管造影で病変を見定めた上で,風船治療(PTA:経皮的血管形成術)やステント留置術を行います。

その他

 糖尿病は,高血糖によって引き起こされる血管障害が問題となるため,循環器専門医が診療を行うケースが増えています。また,動脈硬化の危険因子である高脂血症も同様です。このように,心血管疾患をはじめとした内科疾患の診断と治療,あるいはその早期発見に,幅広く取り組んでいます。