島根原子力発電所の安全性<1> 発電所周辺で想定される地震の評価・調査

  原子力発電所は,活断層などについて綿密な調査を行い,考えられる最大の地震に余裕を持たせて設計しています。
  さらに,耐震設計の基準とする基準地震動を策定した上で,基準地震動による施設への影響評価を行い,安全機能が維持できることを確認しています。

新規制基準による地震評価

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  新規制基準では,「後期更新世以降(約12~13万年前以降)の活動性が明確に判断できない場合には,中期更新世以降(約40万年前以降)までさかのぼって活断層を評価する」よう求めています。島根原子力発電所周辺の活断層については,宍道断層(図①)や前面海域の断層(図②~④の連動),さらに震源を特定できない地震についても評価し,安全対策設備および既設の建物や機器・配管系の耐震安全性に問題のないことを確認しています。
  また,宍道断層と鳥取沖西部断層(図⑤)が連動しないことについても確認しています。

敷地内活断層について

  島根原子力発電所敷地内には,活断層や破砕帯は確認されていません。

地下構造調査

地下構造調査 イメージ
  深度2,000メートル超級のボーリングを実施し,ボーリング孔を利用した地下構造調査を実施するとともに,地下深部に地震計を設置して地震観測体制の拡充を図ります。
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