生物多様性と環境保全
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生物多様性と環境保全
上関原子力発電所の建設・運転に伴う生物多様性への取り組みをパンフレットにまとめました。
内容の一部をご紹介します。
陸域の環境保全措置
発電所の設置にあたっては,土地の改変面積や樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ,極力既存植生の保存に努めるとともに,改変する区域については適切な緑化を行います。

陸生生物に係る環境保全措置
陸生生物の生息環境への影響を小さくするため,土地の改変面積や樹木の伐採範囲を必要最小限にとどめ,既存の植生の保存に努めるとともに,鳥類等の好む食餌植物を取り入れた植栽も行います。
また,地形改変区域内において,伐採等の作業をする前には,事前に貴重な動植物の有無について確認し,貴重な動植物が確認された場合には,地形改変区域外の類似の環境へ移動や移植を実施しています。

周辺海域の環境保全措置
発電所の配置などを工夫して,埋立面積は必要最小限の約14万m2にとどめます。さらに,冷却水の取放水方式として温排水の拡散範囲が小さくなる「深層取水・水中放水方式」を採用するとともに,取水口に注入する次亜塩素酸ソーダの量は必要最小限にとどめるなど,海域の保全に努めます。

海生生物に係る環境保全措置
カクメイ科の貝類
(貝類の進化の過程を研究する上で,学術上価値が高いとされている)
貝類の進化の過程にある種といわれている,数ミリ程度の極めて小さい貝。タイドプールの中の石の裏などに生息しています。
※当社の調査において,伊予灘から周防灘の広い範囲に生息していることが確認されています。

保全措置等
- 確認された埋立予定地およびその近傍のタイドプールは埋立を行わず,保存します。
- 工事中は保存するタイドプールの前面に汚濁拡散防止膜を設置します。
- 保存するタイドプールの前面には,波浪が低減されかつ通水性のある自然石の堤防を設置します。
- 保存するタイドプールにおいて,事後調査を実施します。