上関町の見所紹介
上関町の見所紹介
山口県の最南端に位置し,周防灘に突き出した上関は,下関,中関(防府市)とともに周防灘三海関に数えられ,瀬戸内海航路の拠点・要所として栄えました。特に江戸時代は朝鮮通信使や北前船の寄港地として,長州藩の施設や商業施設でにぎわいました。
上関町内には,このような歴史に育まれた史跡や文化,そして瀬戸内の美しい景観が随所に見られます。
四階楼(室津)
1879年(明治12年)に明治維新の志士,小方謙九郎が建てた4階建ての擬洋風建築で,ステンドグラスの窓や鏝絵細工などがはりめぐらされています。(国指定重要文化財)隣接する郷土史学習館は四階楼の修復工事に合わせて建てられたもので,上関町の歴史・文化交流の拠点となっています。
上盛山展望台(上関)
長島の最高峰上盛山(標高314m)にそびえ立つ展望台。空気の澄んだ日には四国や九州まで一望でき,眼下には瀬戸の海を360度見渡す大パノラマが広がります。
上関大橋(室津-上関)
室津半島と長島をつなぐ上関大橋は1969年(昭和44年)に完成し,町のシンボルとなっています。橋がかかる上関海峡は,山口県の東と西を最短距離で結ぶ航路であり,毎日多くの船が行き交います。
上関御番所(上関)
江戸時代初期に,港湾の警備や積荷の検閲,税金の徴収などを目的に作られた役人の詰所です。1996年に移転復元されました。
御汗観音(上関)
上盛山中腹の崖に築かれた観音堂。御尊体は,岩に自ら現れ,正保3年(1646年)に掘り出されました。汗をかいたように胸が濡れていたため「御汗観音」と呼ばれています。