島根原子力発電所 原子炉内の燃料健全性データの公開について
ホームページによるお知らせ
平成21年12月21日
中国電力株式会社
島根原子力発電所 原子炉内の燃料健全性データの公開について
当社は,島根原子力発電所に係る情報公開の一環として,発電所の運転状況等の情報を当社ホームページで公開しています。
このたび,電力他社で発生した燃料の不具合事象(※1)に鑑み,当社としても原子炉内の燃料健全性を示すデータを積極的に公開することが重要であると考え,原子炉水中のよう素131濃度(※2)および排ガス放射線モニタ(※3)の指示値を,定期的(月2回)に当社ホームページでお知らせすることとし,本日より公開を始めました。
公開画面:http://www.energia.co.jp/atom/atom5-data.html
※1 平成21年7月23日,東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所7号機において,ごく微量の放射性物質が,燃料棒から原子炉水中に漏れ出す事象が発生し,その対応として燃料健全性データが公開されています。
※2 原子炉内の燃料棒(燃料被覆管)に微小な孔などの損傷が生じた場合,その孔などから気体状の放射性物質が原子炉内に漏れ出てきます。放射性物質のよう素131は水に溶けるため,原子炉水中のよう素131の濃度を測定することで,燃料被覆管の損傷を早期に検知できます。
※3 原子炉内の燃料棒(燃料被覆管)に微小な孔などの損傷が生じた場合,その孔などから気体状の放射性物質が原子炉内に漏れ出てきます。原子炉内へ漏れ出た気体状の放射性物質は,原子炉内の蒸気と一緒にタービン,復水器へ流入します。復水器へ流入した気体状の放射性物質を,気体廃棄物処理系に設置した排ガス放射線モニタで連続監視することで,燃料被覆管の損傷を早期に検知できます。
以上




