島根原子力発電所の運転状況について
2025年11月20日
中国電力株式会社
島根原子力発電所の運転状況について
2号機
○営業運転中
島根2号機は、営業運転を継続しています。
島根原子力発電所 運転状況
○その他
- 島根原子力発電所2号機 新燃料受取検査における新燃料の転倒について
2025年10月20日9時20分頃、島根原子力発電所2号機(沸騰水型、定格電気出力:82万kW、定格熱出力一定で運転中)原子炉建物4階(放射線管理区域内)で実施していた新燃料受取検査※において、新燃料2体が転倒する事象が発生しましたので同日にお知らせをしています。
本事象は、検査前の新燃料を輸送容器から取り出すため、クレーンにより輸送容器を立て起こす際、新燃料2体が床面に転倒したものです。
当該新燃料については、転倒の影響による変形を確認したため、使用しないこととしました。
また、検査業務に従事していた協力会社の作業員1名について、転倒した新燃料が右手および右足に接触したことから病院で診療を受け、「打撲」と診断されました。
なお、本事象による作業員の被ばく、環境への放射能の影響および島根原子力発電所2号機の運転への影響はありません。
※ 新燃料に、輸送による損傷・形状変化がないことや、異物の混入がないこと等を確認する検査
2025年11月10日 本年10月20日に発生した、島根原子力発電所2号機(沸騰水型、定格電気出力:82万kW、定格熱出力一定で運転中)における新燃料受取検査中に新燃料2 体が転倒した事象(同日お知らせ済み)について、燃料メーカとともに原因を取りまとめ、再発防止策を策定しましたのでお知らせしています。
本事象により、地域の皆さまにご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
当社としては、このたび策定した再発防止策を確実に実施することで、安全確保に万全を期してまいります。
<事象の概要>
- 2025年10月20日(月)9時20分頃、燃料メーカにおいて新燃料受取検査を実施していた中、クレーンにより輸送容器を立て起こす際、輸送容器に転倒防止用のストッパーやロープを設置(以下「転倒防止策」)しておらず、新燃料2体が床面に転倒した。
<事象の原因>
(燃料メーカ)
- 当日の作業開始時、作業開始前に事務所で確認した体制よりも、作業員が1名少ない状況で作業を開始した。このとき、当該作業員1名分の役割分担を明確にしていなかった。
- 燃料メーカが作成した作業手順書には転倒防止策の実施について記載されていたが、ホールドポイント(次行程に進むにあたり、作業責任者の確認を必須とするポイント)として設定していなかった。
(当社)
- 作業手順書において、立会時に転倒防止策を確認することとしていなかった。
<再発防止策>
「燃料メーカは、作業開始前に確認した体制から変更が生じた場合には、当社による確認および必要な指示を受け、安全かつ確実な作業体制が確保されるまで作業を停止する」ことを基本方針とし、燃料メーカおよび当社において必要な再発防止策を策定した。
(燃料メーカ)
- 作業体制に変更が生じた際は、作業体制を再確認し、役割分担を明確にしたうえで、当社の確認を受けてから作業を開始することを作業手順書に反映する。
- 作業手順書において、転倒防止策の実施等をホールドポイントとして設定する。
(当社)
- 立会時に確認が必要な作業(転倒防止策等)を再整理し、作業手順書に反映する。
- 作業体制に変更が生じた際は、役割分担および作業可否について燃料メーカに確認を行うよう要求するとともに、作業体制の確認を行い、必要な指示を行うことを作業手順書に反映する。
以上




