第27回定期検査の状況
平成19年12月24日現在
島根原子力発電所1号機第27回定期検査状況(No.3)
1.進捗状況 『更新』
○計画していた点検を順次進めています。
2.主な工事の状況
(1)燃料取替工事
12月10日(月)から燃料の取出し作業を開始し,12月15日(土)に全燃料400体の取出しが完了しました。
(2)制御棒駆動機構取替工事
12月16日(日)から作業を開始しました。
(3)出力領域計装取替工事 『更新』
12月18日(火)から作業を開始し,12月24日(月)に検出器6体の取替えが完了しました。
(4)制御棒取替工事 『更新』
12月16日(日)から作業を開始し,12月17日(月)に制御棒12本の取替えが完了しました。
(5)非常用炉心冷却系ストレーナ取替工事
作業を開始していません。
(6)制御棒駆動水戻りノズルキャップ取替工事
作業を開始していません。
(7)主変圧器取替工事
12月10日(月)から作業を開始しました。
(8)耐震裕度向上工事 『更新』
12月19日(水)から作業を開始しました。
3.その他の工事の状況
(1)蒸気タービン点検作業
12月19日(水)から作業を開始しました。
(2)復水・給水系配管等点検 『更新』
12月17日(月)から作業を開始しました。
4.その他
(1)作業従事者の負傷について 『更新』
12月18日,配管修理作業のため準備していた薬品(硝酸とエタノールの混合液)を入れたペットボトルが破裂し,飛散した薬品により作業従事者が負傷する事象が発生しました。(12月18日お知らせ済[PDF:283KB])
その後,直ちに当該作業を停止し,修理作業を請け負う協力会社において原因調査と対策の検討を進めておりましたが,このたびその結果の報告を受けました。
この報告を受け,当社としても更なる作業安全確保のため,必要な対策を行うこととしましたのでお知らせします。
なお,再発防止対策については順次実施してまいりますが,当面の作業再開にあたっては,薬品を用いる作業は行わないものとし,再発防止対策の整備状況を十分検証した上で再開します。
1.ペットボトル破損の直接的な原因
標準的な濃度の硝酸ではなく,高濃度の硝酸とエタノールを混合したため,化学反応により,窒素酸化物が発生しペットボトルの内圧が上昇したため破損に至ったことを再現試験により確認しました。
2.適切な作業が行われなかった原因
- 薬品の取扱いについての手順が定められていなかった。
- 作業要領書に薬品を使用することの記載がなかった。
- 薬品を使用するにあたり,作業要領書,安全対策計画書の変更手続きが行われなかった。
3.対策
協力会社の報告を受け,発注者として協力会社に対し以下を行うことにより,作業管理および安全管理を充実させることにしました。
a.作業要領書へ薬品の取扱いについて記載する。
b.作業内容の追加・変更時の手順を明確化する。
- 作業要領書の変更
- 安全対策計画書の変更
5.主要工程表

6.今週の予定 『更新』
引き続き,主変圧器の取替作業などを実施する予定です。
以上