第17回定期検査の状況

平成24年8月19日現在

島根原子力発電所2号機第17回定期検査状況(No.30)

1.進捗状況

主な工事の作業は実施していません。

2.主な工事の状況

(1) 燃料取替工事

平成24年2月1日(水)から燃料の取出し作業を開始し,平成24年2月6日(月)に全燃料560体の取出しが完了しました。

(2) 制御棒駆動機構取替工事

平成24年2月8日(水)から作業を開始しました。

(3) 出力領域計装取替工事

平成24年3月22日(木)から作業を開始しました。

(4) 逃がし安全弁取替工事

平成24年2月18日(土)から作業を開始しました。

(5) 制御棒取替工事

平成24年3月12日(月)から作業を開始しました。

(6) 原子炉再循環系配管他高周波加熱処理工事

平成24年4月2日(月)から作業を開始し,平成24年5月29日(火)に作業が完了しました。

(7) 運転監視用計算機改良工事

平成24年2月7日(火)から作業を開始し,平成24年6月8日(金)に作業が完了しました。

(8) タービン駆動給水ポンプ流量制御装置取替工事

平成24年2月16日(木)から作業を開始し,平成24年6月18日(月)に作業が完了しました。

(9) 主発電機固定子コイル巻替工事

平成24年2月9日(木)から作業を開始し,平成24年5月12日(土)に作業が完了しました。

3.その他の工事の状況

(1) 蒸気タービン点検作業

平成24年2月2日(木)から作業を開始しました。

4.その他

(1) 運転上の制限の逸脱の原因と対策について『更新』

・ 平成24年1月27日(金),原子炉停止後の原子炉冷却操作中のところ,原子炉内の中性子源領域計装※14チャンネルのうち3チャンネルが動作不能となったため,19時30分,原子炉施設保安規定に定める運転上の制限※2を満足しない状態であると判断しました。その後,21時30分,残りの1チャンネルも動作不能となりました。 (平成24年1月28日公表

・ このため,中性子源領域計装の検出器をすべて取替えることとし,平成24年1月28日から作業を開始し,平成24年1月29日に完了しました。その後,中性子源領域計装が正常に動作していることを確認し,平成24年1月30日9時00分,運転上の制限を満足しない状態から復帰しました。 (平成24年1月30日公表

・ 原因調査の結果,検出器を取替える際,検出器の絶縁性保護を目的に念のため実施していたテープの巻き付け作業において検出器内部の部品(検出部)に微小なひびが生じ,更に原子炉運転・停止時の温度変化によってひびが進展したことで,検出部のアルゴンガス※3が漏れ,動作不能に至ったものと推定しました。
 再発防止対策として,検出器取替え時のテープの巻き付け作業を実施しないこととし,平成24年8月9日(木)に検出器の取替えを完了しました。 (中性子源領域計装の概要および中性子源領域計装検出器の構造[PDF:91KB] (平成24年8月14日)

※1 中性子源領域計装
 原子炉の中性子計測装置の一種。原子炉の起動及び停止時の中性子の量を監視するもの。

※2 原子炉施設保安規定で規定する運転上の制限
 保安規定第27条(計測および制御設備)で規定する運転上の制限では,動作可能であるべきチャンネル数2チャンネルを満足していなければならない。

※3 アルゴンガス
 検出器の内部に封入してあるガス。中性子の量を計測するのに必要となるもの。

5.主要工程表

島根2号機 第17回定期検査工程表 平成24年8月19日現在

6.今週の予定

主な工事の作業はありません。

以上