第17回定期検査の状況
お知らせ
平成24年12月4日
中国電力株式会社
島根原子力発電所2号機
蒸気タービン動翼取付部点検工事の実施状況について
定期検査中の島根原子力発電所2号機(沸騰水型,定格電気出力82万キロワット)は,本年10月30日から実施している蒸気タービン動翼※1取付部の超音波探傷検査※2において,一部に有意な指示波形が確認されたことから,当該部位について磁粉探傷検査※3等による詳細点検を行うこととしました。(平成24年11月20日お知らせ済み)
12月3日から,磁粉探傷検査を開始していますが,本日,C-低圧タービン第10段動翼取付部において,ひびを確認しました。
今後も引き続き,有意な指示波形が確認された他の部位の詳細な調査を進め,必要な補修を行うこととしております。
※1 動翼
タービンに入ってきた蒸気エネルギーを回転力に変換する羽根であり,タービン車軸に固定され,回転する。
※2 超音波探傷検査
非破壊検査の一種で,検査対象物に超音波を入射し,対象物内部からの超音波の反射による探傷波形を確認することにより,欠陥の有無を調査する検査。
※3 磁粉探傷検査
非破壊検査の一種で,検査対象物に磁界を作用させたときの磁粉模様により,対象物表面(表面近傍の内部を含む)の欠陥の有無を調査する検査。
以上