第18回定期事業者検査の状況

2026年5月17日現在

島根原子力発電所2号機第18回定期検査状況(No.15)

1.進捗状況

  • 計画している点検・作業を順次実施しています。

2.主な工事の状況

(1)特定重大事故等対処施設設置工事

2026年2月9日(月)から作業を開始しました。

(2)燃料取替

2026年2月15日(日)から取出し作業を開始し、2026年2月20日(金)に全燃料560体の取り出しが完了しました。

(3)タービン電気油圧式制御装置取替工事

2026年2月9日(月)から作業を開始しました。

(4)給水流量制御装置取替工事

2026年2月9日(月)から作業を開始しました。

(5)原子炉隔離時冷却系制御装置取替工事

2026年2月16日(月)から作業を開始しました。

(6)電気ペネトレーションのモジュール取替工事

2026年2月17日(火)から作業を開始しました。

(7)原子炉圧力容器他点検

2026年2月23日(月)から作業を開始しました。

3.その他の工事の状況

  • (1)蒸気タービン点検作業
    2026年2月17日(火)から作業を開始しました。
  • (2)制御棒、中性子検出器取替作業
    2026年3月6日(金)から作業を開始しました。

4.主要工程

島根2号機 第18回定期検査工程表

5.今週の予定

  • 計画している点検・作業を順次実施する予定です。

6.その他

(1)運転上の制限の逸脱および復帰について

 2026年2月26日(木)16時06分、重大事故等発生時用の燃料プール※1水位・温度監視設備が使用できない状態となったことから、17時00分、原子炉施設保安規定に定める運転上の制限※2(以下「運転上の制限」)を満足しない状態であると判断しました。

 その後、当該設備の復旧作業を実施し、使用できる状態になったことから、同日17時31分に運転上の制限を満足しない状態から復帰しました。
 燃料プールの水位および温度は複数の設備で監視していることから、当該設備が動作不能な間も他の設備により継続監視できており、異常がないことを確認しています。

 原因については、今後調査を進めてまいります。

 また、本事象による外部への放射能による影響はありません。(2026年2月26日お知らせ済み

  • ※1 原子力発電所の使用済燃料等を水中で冷却・保管するための施設。
  • ※2 原子炉施設保安規定に定める運転上の制限では、重大事故等発生時において燃料プールの水位・温度監視設備が動作可能であることが必要となる。本事象では、通常用の監視設備により燃料プールの水位および温度を継続監視していたものの、当該設備が停止したことから運転上の制限を満足しない状態であると判断したもの。

(2)島根原子力発電所2号機 第18回運転サイクルにおける運転上の制限の逸脱および復帰について

 2026年4月30日(木)、島根原子力発電所2号機(沸騰水型、定格電気出力:82万kW、定期事業者検査のため停止中)において、第18回運転サイクル期間中※1、最小限界出力比※2が制限値(1.25以上)を満足しない状態(最小で1.17)で運転していた期間があり、一時的に、原子炉施設保安規定に定める運転上の制限を満足しない状態であったと判断しました。

 あわせて、同運転サイクル期間中に最小限界出力比が制限値を満足する状態に復帰していたことを確認したため、運転上の制限を満足していない状態から復帰しているものと判断しました。

 本件は、特別点検に向けたデータ採取※3に係る準備作業を行っていたところ、原子炉内に設置している燃料支持金具※4の1つにおいて、当該燃料支持金具に設けられた通水穴の寸法が設計上の仕様と異なることを確認したことを踏まえ、通水穴を通る冷却水の影響を評価し、判断したものです。

 運転中は原子炉の状態を複数の方法により継続的に監視しており、燃料の健全性に問題がないことを確認していますが、地域の皆さまをはじめ、多くの関係者の方々にご心配をおかけしますことをお詫び申し上げます。

 当該燃料支持金具は、第5回定期検査(1995年)において交換したものであるため、他の運転サイクルにおける状況についても、通水穴を通る冷却水の影響を評価し、確認するとともに、原因調査を進め、再発防止に努めてまいります。

  • ※1 2025年1月10日~2026年2月9日
  • ※2 運転時の燃料の健全性を確認するために、熱に係る裕度を表す指標。原子炉熱出力が30%以上の時に監視が必要となる。原子炉内で冷却水が沸騰する際、燃料の表面が蒸気で覆われる状態が発生すると冷却効率が低下することから、同指標により、燃料が適正に冷却される状態であることを監視する。燃料集合体ごとに、冷却効率の低下に至る出力と運転中の出力の比率を算出し、最小値を指標として用いる。
  • ※3 原子炉圧力容器や原子炉格納容器などの重要設備における劣化状況を詳細に把握する点検。運転開始から40年を超えて運転するために必要となる。
  • ※4 原子炉内において燃料集合体下部を支える構造物で、島根2号機では計137個設置する。原子炉内を循環する冷却水は、燃料支持金具に設けられている通水穴を経由して燃料集合体下部から供給される。

プレス文:島根原子力発電所2号機 第18回運転サイクルにおける運転上の制限の逸脱および復帰について

以上