島根原子力発電所 サイトバンカ建物の巡視業務の未実施に関する調査報告の取りまとめについて

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所 サイトバンカ建物の巡視業務の未実施に関する
調査報告の取りまとめについて

 当社は,協力会社に委託している島根原子力発電所サイトバンカ建物※1の放射線管理区域内における巡視業務※2において,巡視業務が実施されていなかったことを確認したことから,社内に対応本部を設置し,協力会社と一体となって,事実関係の調査・確認,原因の分析および再発防止対策の検討を行ってまいりました。

2020年2月19日5月13日お知らせ済み

 本件に関する調査報告を取りまとめましたのでお知らせします。
 当社は,2007年の発電設備総点検,2010年の点検不備問題,2015年の低レベル放射性廃棄物流量計問題を受けて,コンプライアンス最優先の業務運営を推進し,さらに原子力安全文化の醸成など,再発防止対策を進めている中で本件が発生したことを大変重く受け止めています。

 地元の皆さまをはじめ,多くの関係者の方々にご心配をおかけすることとなり,心からお詫び申し上げます。

 今後,同様の事案が発生しないよう再発防止対策にしっかりと取り組むとともに,引き続き,原子力安全文化の醸成に努め,皆さまに安心いただける発電所を目指してまいります。

  • ※1:放射性固体廃棄物を一時的に貯蔵・保管および処理するための設備
  • ※2:実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則第80条(事象発生当時)ならびに,島根原子力発電所原子炉施設保安規定第13条,第134条において,『毎日1回以上,原子炉施設を巡視すること』が定められている。

以上