3号機:事故シーケンスの選定

新規制基準では,福島第一原子力発電所事故を踏まえて実施してきた重大事故対策の有効性を評価するため,

①重大事故対策が実施されていない状態を仮定して,内部事象(機器故障・人的ミス等)や外部事象(地震・津波)が原因となって重大事故に至る確率を評価(確率論的リスク評価:PRA)

②①の評価結果を踏まえ,重大事故が進展するシナリオ(事故シーケンス)を選定

③実施されている重大事故対策が有効に機能するかを評価(有効性評価)

することが求められています。

②のシナリオの選定に関する審査状況は以下のとおりです。



2025年4月3日(木)新規制基準適合性に係る審査(12回目)(第1331回審査会合)

【島根原子力発電所3号炉 新規制基準基準適合性に係る原子炉設置変更許可申請の審査スケジュール等について】
島根3号炉に関し、以下の点について説明しました。

  • 審査スケジュール
  • 事故シーケンス※1グループおよび重要事故シーケンス等の選定
  • 確率論的リスク評価(PRA※2

原子力規制委員会からは、資料の記載を充実するようコメントがありました。
今後、コメントを踏まえて対応してまいります。

※1 重大事故が進展するシナリオ
※2 機器故障・人的ミス等が重なって重大事故に至る確率を評価すること。

審査概要

原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2025年3月14日(金)新規制基準適合性に係る審査(11回目)(第1326回審査会合)

【島根原子力発電所3号炉 地震等に対する新規制基準への適合性について】
島根3号炉の地盤(敷地周辺陸域及び海域の地質・地質構造)について、2号炉設置変更許可以降の知見を収集・分析した結果、基準地震動及び基準津波の策定に反映すべき知見は認められない旨説明しました。
原子力規制委員会からは、今回の説明内容について、おおむね妥当な検討がなされていると評価されました。

審査概要

原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。