3号機:有効性評価
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新規制基準では,福島第一原子力発電所事故を踏まえて実施してきた重大事故等対策の有効性を評価するため,
①重大事故等対策が実施されていない状態を仮定して,内部事象(機器故障・人的ミス等)や外部事象(地震・津波)が原因となって重大事故に至る確率を評価(確率論的リスク評価:PRA)
②①の評価結果を踏まえ,重大事故が進展するシナリオ(事故シーケンス)を選定
③実施されている重大事故等対策が有効に機能するかを評価(有効性評価)
することが求められています。
③の有効性評価に関する審査状況は以下のとおりです。
2025年6月17日(火)新規制基準適合性に係る審査(15回目)(第1342回審査会合)
【島根原子力発電所3号炉 有効性評価について】
運転中の原子炉における事故進展シナリオ(事故シーケンス)のうち、LOCA※1時注水機能喪失、格納容器バイパス※2など5つのシナリオについて炉心損傷防止対策が有効に機能することを説明しました。
原子力規制委員会からは、次回以降の審査会合にて評価の前提条件の基本的考え方等について説明するようコメントがありました。
今後、コメントを踏まえて対応してまいります。
- ※1 LOCA:原子炉圧力容器に直接繋がる配管が破断し,圧力容器内の保有水が流出する事象(Loss of Coolant Accident)
- ※2 格納容器バイパス:原子炉圧力容器の隔離失敗により,格納容器外部の配管に高い圧力がかかることで破断し,圧力容器内の保有水が流出する事象
審査概要
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。