3号機:原子炉冷却材圧力バウンダリ

  原子炉圧力容器に接続する配管や隔離弁などは,運転時に原子炉から発生する蒸気によって原子炉圧力容器と同じ圧力がかかっており,この範囲のことを「原子炉冷却材圧力バウンダリ」といいます。
  この範囲内の設備については,破損して原子炉内の水(原子炉冷却材)が漏えいすると安全性に大きな影響があり,状況によっては事故に進展することになるため,高い信頼性を持った設計としています。
  新規制基準では,この「原子炉冷却材圧力バウンダリ」について,これまでよりも考慮する設備の範囲を広げて安全対策を講じるよう求めています。

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(参考)バウンダリ(boundary):境界,境界線,境界面


2025年8月7日(木)新規制基準適合性に係る審査(17回目)(第1351回審査会合)

【島根原子力発電所3号炉 設計基準への適合性および重大事故等対策について】
島根3号炉に関し、以下の点について説明しました。

  • 火山影響評価
  • 人の不法な侵入等の防止
  • 原子炉冷却材圧力バウンダリ
  • 有効性評価
  • 審査スケジュール

原子力規制委員会からは、火山影響評価について、記載の適正化に関するコメントがありました。
今後、コメントを踏まえて対応してまいります。

審査概要

原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。