第15回 自治体説明会

《開催日》2015年9月3日(木)13時30分~15時05分
《出席者》島根県,松江市,出雲市,安来市,雲南市,鳥取県,米子市,境港市

  前回の説明会(2015年7月10日)以降に開催された7回の審査会合の概要についてご説明しました。


<事故シーケンスグループ及び重要事故シーケンス等の選定(コメント回答)について>

○ご説明資料
島根原子力発電所2号機 確率論的リスク評価による事故シーケンス選定(審査会合における指摘事項の回答)  [PDF:134KB]

○主なご説明内容
これまでの審査会合における主な指摘事項への回答について説明。

○自治体からの主なご質問
・「対策が有効とならない事故シーケンスの割合は1%未満。よって,本対策は代表性がある」との記載があるが,そのような基準があるのか。

→基準で定められたものではないが,対策が有効であることを示すために1%未満を記載している。低圧原子炉代替注水系は低圧注水系の注水弁と同じものを使用しており,この弁が故障する場合は対策が有効とならないと評価している。このように,ごく僅かな共通部分を1%未満としている。


<格納容器フィルタベント系(コメント回答)について>

○ご説明資料
島根原子力発電所2号機 格納容器フィルタベント系(審査会合における指摘事項の回答)  [PDF:101KB]

○主なご説明内容
これまでの審査会合における主な指摘事項への回答について説明。

○自治体からの主なご質問
・原子力規制委員会から,原子炉格納容器からの漏えいを確認したら直ちにベントを開始するようにコメントを受けたとのことだが,どの程度の漏えいを確認したらベントを行うのか。

→通常の漏えい率を超えるレベルを考えているが,今後,資料を作成のうえ説明させていただきたい。

・作業項目毎に線量影響評価を行っているが,作業員一人当たりの積算評価はどうか。

→8時間で必要な要員が参集し,作業を交代することを想定しているため,8時間のうちに必要な作業については個々の要員として積算評価をしている。


<火災防護(コメント回答)について>

○ご説明資料
島根原子力発電所2号機 内部火災防護(審査会合における指摘事項の回答)  [PDF:476KB]

○主なご説明内容
これまでの審査会合における主な指摘事項への回答について説明。

○自治体からの主なご質問
・施設定期検査期間中には原子炉格納容器内に煙感知器を設置するとのことだが,それらは中央制御室で監視するのか。

→中央制御室で監視する。


<水素爆発による原子炉建屋等の損傷を防止するための設備について>

○ご説明資料
島根原子力発電所2号機 水素爆発による原子炉建屋等の損傷を防止するための設備について  [PDF:955KB]

○主なご説明内容
水素爆発防止対策として設置する静的触媒式水素処理装置や水素濃度監視装置などについて説明。

○自治体からの主なご質問
・7頁の図は静的触媒式水素処理装置が作動した後の水素濃度変化を示しているのか。

→装置が作動した結果を示したものである。なお,装置は水素濃度が1.5%に達するまでは作動しないとの前提で保守的に評価している。


<敷地周辺陸域の活断層評価(重力異常に係るコメント回答)について>

○ご説明資料
島根原子力発電所 敷地周辺陸域の活断層評価(重力異常に係るコメント回答)  [PDF:24,841KB]


<敷地周辺陸域の活断層評価(コメント回答)について>

○ご説明資料
島根原子力発電所 敷地周辺陸域の活断層評価(コメント回答)  [PDF:28,596KB]


<敷地周辺海域の活断層評価(コメント回答)について>

○ご説明資料
島根原子力発電所 敷地周辺海域の活断層評価(コメント回答)  [PDF:19,100KB]

○主なご説明内容
これまでの原子力規制委員会による審査会合および現地調査における,敷地周辺の陸域および海域の活断層評価に関する主な指摘事項への回答について説明。

○自治体からの主なご質問
・古浦沖以西の女島地点を除けば概ね整理がついたと考えて良いか。

→宍道断層東側の森山地点のトレンチ調査における年代分析等についてもコメントを受けている。

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