2号機:内部溢水

福島第一原子力発電所の事故では,津波により建物内の重要な設備が浸水しました。これを踏まえ,新規制基準では,地震による配管破断や,津波による浸水,消火活動における放水等により,原子炉施設内部で漏水事象が発生した場合においても,安全上重要な設備の機能が損なわれないよう,新たに内部溢水に関する規制が盛り込まれました。

内部溢水に関する審査状況は以下のとおりです。

2020年8月27日(木)新規制基準適合性に係る審査(165回目)(第891回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 溢水による損傷の防止等に関する説明】
  津波対策としてタービン建物に設置する防水壁について,防水壁設置後も原子炉建物,廃棄物処理建物および制御室建物に溢水の流出がないこと等を説明しました。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2019年10月29日(火)新規制基準適合性に係る審査(125回目)(第789回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  内部溢水影響評価に関する指摘事項の回答(その4)】
  これまでの内部溢水影響評価に係る審査会合(第748回審査会合(2019.7.25))において指摘を受けた,燃料プール等からの溢水量について,地震動の組み合わせ方を変えて評価を行い,今回見直した評価方法が保守的な設定となること等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,屋外に設置している一部のタンク等に対し,評価に影響するような損傷形態について,詳細設計の段階で説明すること等のコメントがありました。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2019年7月25日(木)新規制基準適合性に係る審査(114回目)(第748回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  内部溢水影響評価に関する指摘事項の回答(その3)】
  これまでの内部溢水影響評価に係る審査会合(第713回審査会合(2019.5.9))において指摘を受けた,溢水源とする屋外タンク等の選定フローにおける抽出条件の妥当性等について説明しました。
  原子力規制委員会からは,燃料プール等からの溢水量の評価に関し,さまざまな条件での解析を行い,より保守的な評価とすること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2019年5月9日(木)新規制基準適合性に係る審査(105回目)(第713回審査会合)

【島根原子力発電所 内部溢水の影響評価における指摘事項の回答(その2)】
  今回の審査会合では,これまでの内部溢水の影響評価に係る審査会合(第154回審査会合(2014.10.30)第227回審査会合(2015.5.21))において指摘を受けた,溢水影響評価対象設備の選定にあたっての具体的な考え方や,複数の安全機能が同時に喪失しないと網羅的に確認したこと等について説明しました。
  原子力規制委員会から,溢水源とする屋外タンク等の選定フローにおける抽出条件の妥当性等についてコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2015年5月21日(木)新規制基準適合性に係る審査(48回目)(第227回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 内部溢水の影響評価における指摘事項の回答】
  前回の内部溢水の影響評価に係る審査会合(第154回審査会合(2014.10.30))において,原子力規制委員会から内部溢水の防護対策の考え方を説明するようコメントがあり,今回,回答しました。
  原子力規制委員会から,内部溢水が起きた場合に流出する水の量が,保守的に評価されていること等について詳細に説明するようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2014年10月30日(木)新規制基準適合性に係る審査(19回目)(第154回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 内部溢水の影響評価について】
  今回の審査会合では,原子炉施設内で溢水が発生した場合でも,防護対策により,安全上重要な設備に影響を及ぼさないことについて説明しました。
  原子力規制委員会から,内部溢水が発生した場合の影響や,必要な防護対策が網羅されているかを確認するため,防護の考え方等をより詳細に説明するようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。