2号機:火山影響評価

新規制基準では,自然現象のうち,火山への対策が新設され,原子力発電所の運用期間中に想定される噴火規模や火砕流等の到達,降下火砕物の堆積等の影響について評価し,敷地内の設備の安全性をより強化するよう求められています。

火山(影響評価・対策)に関する審査状況は,以下のとおりです。

2021年1月19日(火)新規制基準適合性に係る審査(176回目)(第936回審査会合)

【島根原子力発電所2号機 火山影響評価に関する指摘事項への回答(その3)】
  これまでの審査会合(第930回審査会合(2020.12.15))において指摘を受けた,排気筒の放射線モニタリング設備が機能喪失した場合の対応方法について,排気筒モニタ室の補強及びフィルタ設置により安全機能を損なわない設計とすること等を説明しました。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2020年12月15日(火)新規制基準適合性に係る審査(175回目)(第930回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  火山影響評価に関する説明(その2)】
  降下火砕物による影響について,防護すべき評価対象施設等を抽出し,必要な安全機能が維持されること等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,排気筒の放射線モニタリング設備が機能喪失した場合の対応方法を整理すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2020年11月27日(金)新規制基準適合性に係る審査(173回目)(第924回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  火山影響評価に関する指摘事項の回答(その2)】
  これまでの審査会合(第860回審査会合(2020.5.14)第900回審査会合(2020.9.18))において指摘を受けた, 三瓶浮布テフラの実績層厚について,文献調査や地質調査の結果を資料に反映し,敷地における降灰層厚を56cmと評価したこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,今回当社が説明した内容について概ね妥当な検討がなされたと評価されました。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2020年9月18日(金)新規制基準適合性に係る審査(168回目)(第900回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  火山影響評価に関する指摘事項の回答】
  これまでの審査会合(第827回審査会合(2020.1.24)第860回審査会合(2020.5.14))において受けた指摘について,三瓶浮布テフラの降灰分布に関する新知見を踏まえ,敷地における降灰層厚を56cmに見直すこと等を説明しました。
  原子力規制委員会からは,三瓶浮布テフラの実績層厚について,過去の調査結果や文献を資料に反映させること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2020年5月14日(木)新規制基準適合性に係る審査(153回目)(第860回審査会合)

【島根原子力発電所2号機  火山影響評価に関する説明および指摘事項の回答】
  原子力発電所の火山影響評価ガイドの一部改正に伴う火山影響評価について説明しました。
  また,これまでの審査会合(第827回審査会合(2020.1.24))において指摘を受けた,大山生竹テフラの噴出規模に関する新知見を踏まえ,風向の不確かさを考慮した火山灰シミュレーションを実施した結果,敷地における降灰層厚を45cmと評価することを説明しました。
  原子力規制委員会からは,最新文献など新たな知見やデータを収集し,資料に反映すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2020年1月24日(金)新規制基準適合性に係る審査(137回目)(第827回審査会合)

【島根原子力発電所  火山影響評価に関する説明】
  火山影響評価のうち,大山生竹テフラの噴出規模に関する新知見等を踏まえた評価結果について説明しました。
  原子力規制委員会からは,評価結果をおおむね妥当とし,噴出量11km3の噴火の可能性を考慮した火山灰シミュレーションを提示すること等のコメントがありました。
  今後,審査の中で説明してまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2016年4月28日(木)新規制基準適合性に係る審査(74回目)(第358回審査会合)

【島根原子力発電所  火山影響評価について(コメント回答)】
  今回の審査会合では,前回の第238回審査会合(2015.6.12)等における指摘事項を踏まえ, 三瓶 さんべ 山および 大山 だいせん について,噴出規模等の不確かさを考慮した,より詳細な検討の結果,敷地において考慮する火山灰等の降下火砕物の堆積厚さを新規制基準適合性確認申請時の2cmから30cmに見直すことを改めて説明しました。
  原子力規制委員会からは,今回の説明内容について,十分な回答がなされていると評価されました。
  今後は,火山影響評価に関するまとめ資料を作成します。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2015年6月12日(金)新規制基準適合性に係る審査(53回目)(第238回審査会合)

【島根原子力発電所  火山影響評価について】
  当社は,島根原子力発電所の火山影響評価について,敷地を中心とする半径160km以内の26の第四紀火山を抽出し,「将来の活動可能性を否定できない火山」として,最終的に16火山について評価を行っています。
  今回の審査会合では,発電所の運用期間中に想定される噴火規模や発電所敷地との位置関係から,火砕流,溶岩流等が敷地に到達することはないことを説明しました。過去に巨大噴火が発生している三瓶山(島根県)および大山(鳥取県)については,「発電所の運用期間中に巨大噴火を起こす可能性は極めて低い」と評価していますが,先行プラントの審査状況等を踏まえ,火山の活動様式および風向きの不確かさを十分考慮し,敷地において考慮する火山灰等の降下火砕物の堆積厚さについて,新規制基準適合性確認申請時の2cmから30cmに見直すことを説明しました。
  原子力規制委員会から,三瓶山および大山について,噴出規模等の不確かさを考慮し,より詳細に検討を行うようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。