2号機：地盤・斜面の安定性
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新規制基準では，発電所の設備のうち耐震設計上特に重要なものは，「地震の発生によって生ずるおそれがある斜面の崩壊に対して安全機能が損なわれるおそれがないものでなければならない」と求められています。
地盤・斜面の安定性に関する審査状況は以下のとおりです。
2021年3月12日（金）新規制基準適合性に係る審査（181回目）（第955回審査会合）
【耐震重要施設および常設重大事故等対処施設の基礎地盤および周辺斜面の安定性評価に関する指摘事項への回答】
これまでの審査会合（第940回審査会合（2021.1.29））において指摘を受けた，地震による防波壁基礎底面の傾斜を考慮した場合における防波壁の構造成立性について，確認結果を説明しました。
原子力規制委員会からは，資料の記載の適正化等についてコメントがあったものの，今回当社が説明した内容について概ね妥当な検討がなされたと評価されました。
提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。2021年1月29日（金）新規制基準適合性に係る審査（178回目）（第940回審査会合）
【島根原子力発電所2号機 耐震重要施設および常設重大事故等対処施設の基礎地盤および周辺斜面の安定性評価に関する指摘事項の回答（その2）】
これまでの審査会合（第910回審査会合（2020.10.16））において指摘を受けた，基礎地盤および周辺斜面の安定性評価について，液状化による地盤への影響を考慮した上で，それらが安定性を有していること等を説明しました。
原子力規制委員会からは，地震による防波壁基礎底面の傾斜を考慮しても，防波壁の構造成立性に問題がないことを確認することとのコメントがありました。
今後，「耐津波設計方針」の審査の中で説明してまいります。
提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。2020年10月16日（金）新規制基準適合性に係る審査（171回目）（第910回審査会合）
【島根原子力発電所2号機 耐震重要施設および常設重大事故等対処施設の基礎地盤および周辺斜面の安定性評価に関する指摘事項の回答】
これまでの審査会合（第868回審査会合（2020.6.19））において指摘を受けた，液状化による影響について，盛土斜面が液状化を考慮しても十分な安全性を有していること等を説明しました。
原子力規制委員会からは，評価対象断面について，液状化の影響を考慮したうえですべり面を網羅的に選定していることを説明すること等のコメントがありました。
今後，審査の中で説明してまいります。
提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。2020年6月19日（金）新規制基準適合性に係る審査（158回目）（第868回審査会合）
【島根原子力発電所2号機 原子炉建物等の基礎地盤および周辺斜面の安定性評価に関する説明】
原子炉建物等の耐震重要施設および重大事故等対処施設の基礎地盤，周辺斜面の安定性評価について，設置許可基準規則に適合していることを説明しました。
原子力規制委員会からは，代表施設，評価対象断面の選定理由と考え方について具体的に示すこと等のコメントがありました。
今後，審査の中で説明してまいります。
提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。2020年2月28日（金）新規制基準適合性に係る審査（144回目）（第841回審査会合）
【島根原子力発電所2号機 斜面の安定性に関する指摘事項の回答】
これまでの審査会合（第762回審査会合（2019.8.30），第802回審査会合（2019.11.22））において指摘を受けた防波壁および1号放水連絡通路防波扉の周辺斜面の安定性について，基準地震動による地震力に対する十分な安定性を有していることを説明しました。
原子力規制委員会からは，防波壁および1号放水連絡通路防波扉の周辺斜面の安定性評価については妥当な検討がなされているが，防波壁西端部の露頭スケッチ図を示すこと等のコメントがありました。
今後，審査の中で説明してまいります。
提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。2019年11月22日（金）新規制基準適合性に係る審査（129回目）（第802回審査会合）
【島根原子力発電所2号機 斜面の安定性に関する指摘事項の回答】
これまでの審査会合（第762回審査会合（2019.8.30））および現地調査（2019.9.20）において指摘を受けた，防波壁西端部周辺斜面の安定性確保について，地滑り地形付近の表層土を撤去すること等を説明しました。
原子力規制委員会からは，撤去後の地形形状や地質分布をもとに，安定性解析を行うこと等のコメントがありました。
今後，審査の中で説明してまいります。
提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。2019年8月30日（金）新規制基準適合性に係る審査（118回目）（第762回審査会合）
【島根原子力発電所2号機 斜面の安定性に関する説明】
防波壁および1号放水連絡通路防波扉の周辺斜面について，基準地震動による地震力に対して十分な安定性を有していることを説明しました。
原子力規制委員会からは，地震あるいは津波による自然地山の崩壊や，地滑りなどの事例を整理すること等のコメントがありました。また，原子力規制委員会による現地調査を実施する方針が示されました。
今後，審査や現地調査の中で説明を行ってまいります。