政府は、エネルギー価格高騰対策として、電気料金の上昇によって影響を受ける家計や価格転嫁の困難な企業の負担を直接的に軽減する「電気・ガス価格激変緩和対策事業（※1）」（以下「本事業」といいます。）を実施し、各小売電気事業者等を通じて、毎月の請求書に直接反映する形で電気料金の値引きを行うこととしています。

　当社は、本事業の事業者公募への申請を行い、本年12月2日に採択を受けました。

　これを踏まえ、当社は、以下のとおり電気料金の特別措置を実施します。

　なお、この特別措置を実施するにあたり、規制料金については経済産業大臣の認可を受ける必要があることから、本日、「電気特定小売供給約款以外の供給条件」として申請を行いました。

　１．特別措置の対象となるお客さま

　　　当社と電気需給契約を締結している低圧および高圧のすべてのお客さま

　　　※本措置の適用にあたり、お客さまから当社にお申し込みいただく必要はありません。

　２．特別措置の実施期間

　　　2023年1月使用分から9月使用分（2023年2月分から10月分）（※2）までの電気料金

　３．特別措置の内容

　　　毎月の電気料金を算定する中で、本事業において定められている以下の金額を燃料費調整単価から差し引くことにより、電気料金を値引きします（※3）。

　　　なお、この特別措置の適用により、低圧のお客さまで1月当たり260kWhご使用の場合の電気料金では、2023年1月使用分から8月使用分（2023年2月分から9月分）で毎月1,820円（税込）、2023年9月使用分（2023年10月分）で910円（税込）の値引きとなります。（※4）

　４．お客さまへのお知らせ方法

　　　この特別措置を適用している期間中は、毎月の「電気ご使用量のお知らせ」や「電気料金請求書」に、特別措置の適用による値引き単価などを掲載します。

　（※1）詳細は、経済産業省資源エネルギー庁の特設サイトをご覧ください。　https://denkigas-gekihenkanwa.go.jp/general

　　　　また、政府によるお問い合わせ窓口が設けられています。　（電気・ガス価格激変緩和対策 事務局）０１２０－０１３－３０５

　（※2）高圧のお客さまのうち、契約電力が500キロワット以上で、かつ、検針日が毎月初日のお客さまについては、2023年2月使用分から10月使用分までの電気料金がこの特別措置の対象となります。

　　　　なお、この特別措置において燃料費調整単価から差し引く金額は、2023年2月使用分から9月使用分で1キロワット時につき▲3.5円（税込）、2023年10月使用分で1キロワット時につき▲1.8円（税込）です。

　（※3）定額制供給のお客さまについても、従量制供給のお客さまと同様、燃料費調整単価の引き下げを通じて電気料金を値引きします。

　（※4）政府におけるモデルケース（低圧のお客さまで1月当たり400kWhご使用の場合）の電気料金では、2023年1月使用分から8月使用分（2023年2月分から9月分）で毎月2,800円（税込）、2023年9月使用分（2023年10月分）で1,400円（税込）の値引きとなります。

以上