トランジション・リンク・ローンによる資金調達について
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中国電力株式会社
トランジション・リンク・ローンによる資金調達について
当社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、脱炭素化への移行(トランジション)に要する資金を確保していくため、本日、トランジション・リンク・ローンによる総額1,200億円の資金調達契約を締結しましたのでお知らせします。
本ローンは、2023年4月に策定したサステナブル・ファイナンス・フレームワーク(2023年4月28日お知らせ済み)に基づくものであり、本フレームワークで定めたSPT※1(2030年度の小売電気事業におけるCO2排出量を2013年度比半減)の達成状況に応じて、将来の金利条件が変動するものです。
なお、本ローンは、株式会社みずほ銀行を幹事社とし、複数の金融機関が協調してファイナンス面でサポートするシンジケーション方式※2としています。
これにより、従来に比べて大口の資金調達が実現できるため、当社は本ローンにより調達した資金を活用して、再生可能エネルギーや原子力をはじめとする脱炭素電源や電力ネットワークの強化・高度化等のカーボンニュートラルに向けた施策を推進してまいります。
当社は、金融機関・投資家の皆さまと継続的に丁寧な対話を行い、今後もトランジションファイナンスの活用を進めていくとともに、エネルギー供給を通じた脱炭素社会の実現や地域の発展およびカーボンニュートラルに向けた技術の開発などにも取り組んでまいります。
※1 Sustainability Performance Targetの略。資金使途不特定型トランジションファイナンスの貸付条件における重要な評価指標(KPIとして目標設定されるもの)
※2 企業の資金調達を複数の金融機関が協調して連合体を組成し、一つの契約書に基づき参加金融機関すべてが同一条件で融資を行うもの
≪本ローンの概要≫
(1)借入人 | 中国電力株式会社 |
(2)組成金額 | 1,200億円 |
(3)契約締結日 | 2023年12月26日 |
(4)実行日 | 2023年12月28日 |
(5)契約期間 | 契約締結日~2033年12月25日(10年間) |
(6)SPT | 2030年度の小売電気事業におけるCO2排出量を2013年度比半減 |
(7)資金使途 | 再生可能エネルギーや原子力をはじめとする脱炭素電源や電力ネットワークの強化・高度化等のカーボンニュートラルに向けた施策への活用 |
(8)アレンジャー(幹事社) | 株式会社みずほ銀行 |
(9)ジョイントアレンジャー (共同幹事社) |
株式会社日本政策投資銀行 |
(10)コアレンジャー (副幹事社) |
株式会社三井住友銀行 株式会社三菱UFJ銀行 三井住友信託銀行株式会社 |
(11)参加金融機関 | 株式会社SBI新生銀行 株式会社りそな銀行 第一生命保険株式会社 住友生命保険相互会社 大樹生命保険株式会社 |
以上