公益社団法人中国地方総合研究センター(広島市中区，会長：熊野 義夫)と中国電力株式会社エネルギア総合研究所(広島市中区，所長：平野 正樹)は，このたび，「観光イノベーションへの挑戦-中国地域白書2014-」を刊行しましたのでお知らせします。

今年度の地域白書は，『観光イノベーションへの挑戦』をテーマに，観光イノベーションを「観光行動･ニーズの変化に対応した，集客増などの成果に結び付く新たな取り組み」と定義。中国5県各地で取り組まれている観光イノベーションの事例を，以下のように6つに分類し，具体例について分析するとともに，各企業･地域の今後の取り組みに生かせるよう，分析結果等から導き出された方向性やヒントを紹介しています。

≪本書で取り上げた観光イノベーション(抜粋)≫

(1) 伝統的観光地 ： 出雲大社神門(しんもん)通り(島根県)，宮島(広島県)

(2) 町並み観光 ： 倉吉･打吹玉川(うつぶきたまがわ)地区(鳥取県)

(3) 食観光 ： 広島風お好み焼(広島県)，西条酒蔵通り(広島県)

(4) 産業観光 ： 真庭市バイオマスツアー(岡山県)，宇部･美祢･山陽小野田のCSRツーリズム(山口県)

(5) 田舎ツーリズム ： 広島湾ベイエリアの体験型修学旅行(広島県)，しまね田舎ツーリズム(島根県)

(6) インバウンド(訪日外国人観光) ： 山陰地域，瀬戸内しまなみ海道 ほか

なお，本白書は，1998年から，「中国地域経済白書」として毎年発行してきましたが，様々な社会･経済問題に関する調査研究レポートとしての性格を明確にするため，今回より「中国地域白書」へと改称するとともに，中国地域の経済情勢に関する調査･分析は，別途刊行している「中国地域経済の概況」(10/2 刊行済)に引き継いでいます。

以上