新小野田発電所 石炭搬送用コンベア火災に係る原因と再発防止対策および復旧見込みについて
-
中国電力株式会社
新小野田発電所 石炭搬送用コンベア火災に係る
原因と再発防止対策および復旧見込みについて
当社新小野田発電所(石炭火力,所在地:山口県山陽小野田市,発電所出力:50万kW×2基)については,8月17日に発生した石炭搬送用コンベア火災に伴い発電を停止(同日お知らせ済み)し,その後,火災原因の検証を行うとともに,冬季重負荷期前の発電再開に向け,コンベア設備の復旧作業を進めています(9月5日お知らせ済み)。
このたび,火災の原因と再発防止対策,および現時点での復旧見込みを取りまとめましたので,以下のとおりお知らせします。
【火災原因および再発防止対策(詳細は別紙参照)】
〈火災原因〉
火元付近のコンベアローラーの分解点検を行った結果,そのうちの1つに回転不良の痕跡が認められたことから,当該ローラー軸受部が発熱,周囲に付着した石炭粉に着火したことで,ゴム製のコンベアベルトに延焼したものと推定しました。
〈再発防止対策〉
- 石炭搬送用コンベアローラー等の総点検を実施し,健全性を確認(実施済)。
- 携帯温度計使用による,石炭搬送用コンベアパトロール時の温度監視強化。
- 当該コンベアについて,ベルト材質を難燃仕様へ変更するとともに,温度センサー(新設),消火配管(追設)を設置。
【復旧見込み】
早期復旧およびより安定的な燃料搬送の観点から,現在,1号機のボイラー近傍に石炭搬送用垂直コンベアの新設も行っており,構内貯炭場から同コンベアまで石炭をトラック輸送することで,1号機については,11月7日頃に発電が再開できる見通しとなりました。
また,焼損したコンベアの復旧も順調に進んでおり,現在定期点検中の2号機については,11月20日頃に発電再開する予定です。
このたびの火災に伴い,皆さまにはご心配をお掛けし,大変申し訳ございません。
当社におきましては,再発防止に万全を期すとともに,引き続き,電力の安定供給に鋭意取り組んでまいります。
以上
添付資料
- 別紙:火災原因および再発防止対策(イメージ図) [PDF:185.8 KB]