冷蔵庫 最前線

インテリア性やカメラ機能に注目!

家電の中でも存在感があり、部屋の雰囲気を左右する冷蔵庫。「トレンドは、鏡面素材を採用した“ミラー表現のデザイン”です! 」と中村さん。スタイリッシュで高級感があり、鏡の効果で空間が広く見えることなどが人気のポイント。「一方では落ち着いた雰囲気を求める人に、マットな質感の冷蔵庫も好評です。従来のような白色だけではなく、ブラウンやブラック系を選ばれる方も増えていますね」。家具と同じような感覚で、インテリアの一部としてコーディネートできるのが嬉しいですね!

機能面での注目は、なんといっても“冷蔵庫のカメラ”。冷蔵庫のドアを開け閉めした際などに自動で庫内が撮影され、外出先でもスマホで庫内の状況を確認できる機能です。「例えば、仕事帰りにスーパーへ立ち寄った際に『牛乳あったっけ？』と思うこともありますよね。そんな時にスマホで確認できるので、買い忘れや買いすぎを防げます」。食材の管理が気軽にできて、大助かりですね!!
さらに、冷蔵室や野菜室の乾燥を抑える技術や、食品の鮮度や風味を長持ちさせてくれる技術など、単に冷やすだけじゃない、食品のおいしさを保つ機能も進化しています。

冷蔵庫選びのポイントは容量? 省エネ?

大家族向けの大容量タイプから一人暮らし向けまで、各メーカーがさまざまなサイズを発売しています。家族の人数も冷蔵庫選びのポイントの1つですが、「冷蔵庫の耐用年数は、平均8～12年と言われています。現在の家族構成だけでなく、10年先の生活や家族の状況を想像しながら検討されるといいですね」。また、省エネ性能も重要なポイントです。ただし、必ずしも「容量が小さい＝消費電力が少ない」ではないので、設置スペースと家族構成、ライフスタイル、消費電力、機能など、総合的に考えて、お気に入りを見つけたいですね!

一人暮らしにぴったり！見た目も性能も◎

小型クラスのオススメ商品もお聞きしました! 「見た目のかわいさだけでなく、省エネ設計で使いやすさにこだわった製品がこちらです」と中村さん。エディオンオリジナルブランド「e angle」シリーズの冷蔵庫は、空間に彩りを添えるカラーリングと、レトロな雰囲気が目を引きます。

洗濯機 最前線

衣類も洗濯機も喜ぶ自動機能とは!?

洗濯機を選ぶ際に、まずは“縦型”か“ドラム式”か、この2つに分かれます。縦型は、コンパクト設計のものが多く、洗濯機置き場が狭い場合も置きやすいのが特徴です。ドラム式は、縦型に比べて使用水量が少なく、乾燥機能に優れているという特徴があります。
「最近のトレンドであり、縦型でもドラム式でもぜひオススメしたいのが、洗濯物の量に合わせて、適量の洗剤を自動で入れてくれる“洗剤自動投入機能”です」と中村さん。確かに、洗濯のたびに洗剤を計量する手間が省けるとラクですが、メリットはそれだけではないんです! 「洗剤の入れすぎは、かえって汚れが落ちにくくなりますし、衣類を痛めることもあります。少なすぎると、洗濯物の汚れや匂いが残ってしまうことも。洗剤はきっちり適量を入れることが重要なので、この自動投入機能が大活躍なんですよ」。

黄ばみやニオイをスッキリ解消!

また、特に白物衣類の黄ばみの原因となる皮脂汚れや、繊維の奥に染み付いたニオイの原因菌をすっきり洗い流すために、温水ヒーター機能も人気なのだとか。「水温が上がると、皮脂や油汚れが落ちやすくなり、洗剤の洗浄力も高まります」。目的に合わせて水温を約15度～約60度（※）に温めることで、洗浄力がアップします。※機種によって異なる

エアコン 最前線

汚れを溜め込む前に自動で内部洗浄

空気がジメジメして暑～い夏に、室内を爽やかな快適空間にしてくれるエアコン。「消費電力を抑えながらクリーンな風を送り出すためには、やはりこまめな掃除がとても大切」と中村さん。フィルター掃除は家庭でも簡単にできますが、熱交換器や排水トレーの掃除となると難易度が高く、プロにクリーニングをお願いするという人も多いのではないでしょうか。
でも数年に一度のクリーニングでは、どうしても汚れを溜め込んでしまい、カビやニオイの原因になりますし、省エネ効果も低下してしまいます。「そこでオススメなのが、汚れが溜まる前に自動で凍結洗浄してくれる機能です。油汚れやウィルス、カビなどを、霜でしっかり捉えて洗い流します。さらに、気になった時にはいつでも手動で洗浄できます」。清潔さと省エネ性を同時に叶えてくれる嬉しい機能ですね!

薄さとカラーで自分好みの空間づくり

「お部屋をスッキリおしゃれに見せたい！」という人には、インテリアとの調和を目指して開発され、グッドデザイン賞も受賞したこちらも、ぜひ注目を！ 厚さは185mmと一般的なエアコンに比べて薄く、本体やパネルの色・質感も多彩な組み合わせから選べます。一般的なエアコンにはなかった豊富なカラーバリエーションで、自分好みの空間づくりが楽しめそうですね。

節電に欠かせないサーキュレーターや扇風機

エアコンと併用することで節電効果が期待できるサーキュレーターや扇風機も、より機能的かつおしゃれに進化中です。デザイン以外にも、静音性や風量調節、首振りの角度など、それぞれに特徴があり、価格も幅広いので、使い方や好みで自由に選べます。

今回は、冷蔵庫・洗濯機・エアコンに注目しました。お話を聞くと、共通して「節電」「省エネ」が最近のトレンドだそう。どれも、省エネ性能やかしこい機能が充実していますが、単に「便利」や「時短」というだけではなく、使う人やご家族がより安心して生活できるようにという視点で開発されていることが分かります。最新家電を上手に取り入れることで、日常の暮らしや家で過ごす時間が、より豊かなものになりそうです。