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島根原子力発電所の安全性<4> シビアアクシデント(重大事故)への対策

  炉心損傷や格納容器の破損などの重大な事故を防ぐ対策です。また,万一重大事故が発生した場合でも,迅速な事故収束に向けた対応を行い,放射性物質の放出による周辺環境への影響をできるだけ抑えるための対策です。
  重大な事故が起きた場合でも被害を最小限にするため,1つ1つが独立して機能するよう,様々な対策を何重にも実施しています。

炉心損傷を防止する対策

  原子炉や燃料プールを冷やし続けられるよう ①代替電源の確保 ②代替注水機能の確保 ③補給水・水源の確保等の対策 を行っています。

防止対策① 代替電源の確保

ガスタービン発電機の設置
ガスタービン発電機の設置 イメージ
原子炉および燃料プールの冷却に必要な電力量を確保するため,大容量の発電ができるガスタービン発電機を設置
高圧発電機車の配備
高圧発電機車の配備 イメージ
敷地内に複数台を分散させ配備
蓄電池(バッテリー)の強化
蓄電池(バッテリー)の強化 イメージ
直流電源の強化として,既設の蓄電池の取り替えおよび追加設置

防止対策② 代替注水機能の確保

代替注水機能の確保 イメージ

防止対策③ 補給水・水源の確保

貯水槽の耐震性強化,密閉化
事故時に原子炉や燃料プールを注水する水を確保するため,発電所敷地内にある貯水槽の耐震補強工事を実施。また,地震により水があふれ出ることを防ぐため,密閉式の貯水槽を設置
高圧発電機車の配備 イメージ

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格納容器の破損や放射性物質拡散を防止する対策

  炉心損傷が発生した場合に,事故がさらに進展するのを防ぐ対策として,①格納容器破損防止対策 ②放射性物質の拡散防止対策 ③免震重要棟の設置 を行い,万全を期します。

防止対策① 格納容器破損防止対策

万一,炉心が損傷した場合でも,原子炉格納容器の破損を防止するため,放射性物質の放出量を大幅に低減するフィルタ付ベント設備を設置します。

格納容器破損防止対策 イメージ

防止対策② 放射性物質の拡散防止対策

放水砲等の配備
放射性物質の拡散防止対策 イメージ
発電所外への放射性物質の拡散を抑制するため,放水砲および大型送水ポンプ車を配備
水素処理装置の設置
放射性物質の拡散防止対策 イメージ
電源がない状態でも,触媒作用により水素濃度を低減する装置を原子炉建物上部に複数台設置
  
水素の検出装置および放出の手動装置の設置
水素検出器の設置とともに,原子炉建物から水素を放出するため,ブローアウトパネルに手動で操作が可能となる装置を設置
※原子炉建物内で急激な圧力上昇が生じた際に開放し,施設や機器の損傷を防止するために設置されている板

防止対策③ 耐震構造の緊急時対策所の設置

耐震構造の緊急時対策所の設置 イメージ
免震重要棟と緊急時対策所(手前)
事故発生時の対応に万全を期すため,指揮所としての役割を担う緊急時対策所を海抜50mの高台に設置。外部からの支援がない状態でも,1週間対応ができるよう,食糧や飲料水等を確保しています。
⇒もっと詳しい安全対策の内容は こちら をご覧ください。

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