原子炉内の燃料健全性データ(よう素濃度,排ガス放射線モニタ)
燃料棒の健全性確認を行っています。
1号機
※1号機は停止中のため,現在更新していません。
2号機
※2号機は停止中のため,現在更新していません。
※ データは原則月2回(7日,20日頃)の頻度で更新します。
燃料棒の健全性確認は原子炉運転中が対象であり,停止中は更新いたしません。
解説
- よう素131濃度
原子炉内の燃料棒(燃料被覆管)に微小な孔などの損傷が起きた場合,その孔などから気体状の放射性物質が原子炉内に漏れ出てきます。放射性物質のよう素131は水に溶けるため,原子炉水のよう素131の濃度を測定することで,燃料被覆管の損傷を早期に検知できます。 - 排ガス放射線モニタ
原子炉内の燃料棒(燃料被覆管)に微小な孔などの損傷が起きた場合,その孔などから気体状の放射性物質が原子炉内へ漏れ出てきます。原子炉内に漏れ出た気体状の放射性物質は,原子炉内の蒸気と一緒にタービン,復水器へ流入します。復水器へ流入した気体状の放射性物質を気体廃棄物処理系に設置した排ガス放射線モニタで連続監視することで,燃料被覆管の損傷を早期に検知できます。
なお,気体状の放射性物質は,気体廃棄物処理系で処理(活性炭吸着塔で放射能を減衰させ,フィルターで粒子状物質を取り除く)し,放射性物質の濃度を測定し安全を確認した後,排気筒から放出します。
※排ガス放射線モニタ概要図 [PDF:23KB]