第17回定期検査の状況

お知らせ

平成24年1月30日

中国電力株式会社

島根原子力発電所2号機 運転上の制限の逸脱からの復帰について

 島根原子力発電所2号機(沸騰水型,定格電気出力82万キロワット)は,平成24年1月27日1時00分に発電を停止し,第17回定期検査を開始しておりましたが, 原子炉停止後の原子炉冷却操作中のところ(18時45分に原子炉が冷温停止状態),原子炉内の中性子源領域計装※1の検出器4チャンネルのうち3チャンネルが動作不能となったため,19時30分原子炉施設保安規定に定める運転上の制限※2(以下,「運転上の制限」)を満足しない状態であると判断しました。その後,21時30分,残りの1チャンネルも動作不能となりました。(平成24年1月28日  お知らせ済み

 このため,中性子源領域計装の検出器をすべて取替えることとし,1月28日から作業を開始し,1月29日に完了しました。その後,中性子源領域計装が正常に動作していることを確認し,1月30日9時00分,運転上の制限を満足しない状態から復帰しました。
 今後,原因について調査してまいります。

※1 中性子源領域計装
 原子炉の中性子計測装置の一種。原子炉の起動及び停止時の中性子の量を監視するもの。

※2 原子炉施設保安規定で規定する運転上の制限
 保安規定第27条(計測および制御設備)で規定する運転上の制限では,動作可能であるべきチャンネル数2チャンネルを満足していなければならない。

以上

添付 島根原子力発電所2号機 中性子源領域計装の概要[PDF:36KB]