8月前半(9月7日公表)
不適合の管理状況(平成22年8月前半審議分)
平成22年8月1日~平成22年8月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの
Aグレード
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 6件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月2日 | 2号機 | 停止中 | 定期事業者検査「燃料集合体外観検査」の準備作業として検査対象燃料のチャンネルファスナ[PDF:109KB](燃料集合体と,それを取り囲むチャンネルボックスとを固定する金具)を外すため,チャンネルファスナ固定用ボルトを緩める途中で固定用ボルトが動かなくなった。 この燃料については使用しないこととする。 |
2 | 8月5日 | 1号機 | 停止中 | 原子炉建物天井クレーン[PDF:86KB]の停止用リミットスイッチ感知板が損傷していた。 当該機器を補修する。 |
3 | 8月6日 | 共通 | - | 発電所から電源事業本部へ不適合情報(A,Bグレード)を提供(送付)することになっているが,情報が送付されていなかった。 電源事業本部へ情報提供(送付)する。 |
4 | 8月10日 | 1号機 | 停止中 | 発電機の軸をシールしている系統の,密封油制御装置電磁弁を含む点検工事を緊急工事として発注した際,発注書の点検機器一覧表に密封油制御装置電磁弁の1弁の記載がなかったため,後で追加発注した。その際,発注した書類を残していなかった。 書類を作成し受注者に伝達する。 |
5 | 8月10日 | 2号機 | 停止中 | 新品へ取り替えた弁が定期事業者検査の対象となっていたが,自主点検を実施したのみで同じ点検記録を用いればよい定期事業者検査としての手続きを実施せず,定期事業者検査が未実施となった。また,新品への取替品の定期事業者検査の取扱いがQMS文書へ未反映であった。 新品への取替品の定期事業者検査の取扱いをQMS文書へ反映した後,定期事業者検査を実施する。 |
8月13日 | ||||
6 | 8月13日 | 共通 | - | 新品へ取り替えた弁が定期事業者検査の対象となっていたが,定期事業者検査の対象として計画していなかった。この事象について,8月6日の不適合判定検討会で不適合事象ではないと判定したが不適合事象に該当することが判明した。 8月13日の不適合判定検討会で再審議して不適合とした。 |
Cグレード 30件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月2日 | 1号機 | 停止中 | 逃し安全弁(原子炉冷却材圧力バウンダリの過圧防止設備)を作動させるための窒素ガスを供給する系統の窒素ボンベ出口元弁,圧力スイッチ元弁,窒素ガス補給ライン止め弁のグランド部(弁棒の可動部分)から窒素ガスがわずかに漏洩していた。 当該機器を補修する。 |
2 | 8月3日 | 2号機 | 停止中 | A-床ドレン濃縮器出口蒸気トラップ後弁のバックシート部(弁棒根元部分)を浸透探傷検査したところ,指示模様を確認した。 弁の機能・性能に影響はないため継続して使用する。 (床ドレン濃縮器:液体廃棄物を濃縮処理する機器の一つ) (トラップ:蒸気配管における水抜き装置) |
3 | 8月3日 | 2号機 | 停止中 | 化学廃液濃縮器蒸気入口弁前弁のバックシート部を浸透探傷検査したところ,指示模様を確認した。 弁の機能・性能に影響はないため継続して使用する。 (化学廃液濃縮器:液体廃棄物を濃縮処理する機器の一つ) |
4 | 8月3日 | 2号機 | 停止中 | 化学廃液濃縮器出口蒸気トラップ前弁のバックシート部を浸透探傷検査したところ,指示模様を確認した。 弁の機能・性能に影響はないため継続して使用する。 |
5 | 8月3日 | 2号機 | 停止中 | 化学廃液濃縮器出口蒸気トラップ後弁のバックシート部を浸透探傷検査したところ,指示模様を確認した。 弁の機能・性能に影響はないため継続して使用する。 |
6 | 8月3日 | 1号機 | 停止中 | A-原子炉建物ダストモニタが停止した。 当該機器を点検する。 (ダストモニタ:空気中の放射性物質濃度を測定している計測器) |
7 | 8月3日 | 2号機 | 停止中 | 東側所内ボイラー連絡ダクトの冷却ファンの出口に設置している空気整流用の板が1枚脱落していた。 当該機器を補修する。 |
8 | 8月3日 | 2号機 | 停止中 | A-床ドレン濃縮器蒸気入口弁前弁のバックシート部を浸透探傷検査したところ,指示模様を確認した。 弁の機能・性能に影響はないため継続して使用する。 |
9 | 8月4日 | 2号機 | 停止中 | 原子炉格納容器内の水素と酸素の濃度を計測している機器の気水分離器出口ドレン弁を分解点検したところベローズアセンブリ(弁体の気密を保つための蛇腹)部が一部破損していた。 当該機器を補修する。 |
10 | 8月4日 | 2号機 | 停止中 | 蒸気タービンの部品保管室に設置している電気チェーンブロックの横行レール西側ストッパーゴムに割れがあった。 当該機器を補修する。 |
11 | 8月4日 | 1号機 | 停止中 | ドラムドーリー(固体廃棄物ドラム缶の運搬用)電磁弁用減圧弁からわずかな空気漏れがあった。 当該機器を点検する。 |
12 | 8月4日 | 2号機 | 停止中 | A-残留熱除去系封水ポンプの軸受けのオイルを注ぐキャップが折損していた。 当該箇所を補修する。 (残留熱除去系封水ポンプ:残留熱除去系の系統を加圧するポンプ) |
13 | 8月5日 | 2号機 | 停止中 | A-碍子水洗ポンプ(送電線の碍子を洗浄するためのポンプ)を分解点検したところ,ポンプのインペラ(羽根)の3段目に減肉があった。 当該機器を補修する。 |
14 | 8月5日 | 2号機 | 停止中 | A-碍子水洗ポンプの基礎に腐食があった。 当該機器を補修する。 |
15 | 8月6日 | 2号機 | 停止中 | タービン建物に設置している補助天井クレーンの運転室用クーラーから出てくる凝縮水を排出する配管が詰まり気味であった。 当該箇所を点検する。 |
16 | 8月6日 | 1号機 | 停止中 | 鉄イオン注入装置の注入配管がつまり気味で,装置が停止した。 当該箇所を点検する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属皮膜を作って保護するための装置) |
17 | 8月9日 | 2号機 | 停止中 | 廃棄物処理制御室にあるポンプ起動停止用のスイッチ(5個)の動きが重かった。 当該機器を取り替える。 |
18 | 8月9日 | 1号機 | 停止中 | 純水を製造する装置のB-中間ポンプの出口圧力計が不調であった。 当該機器を点検する。 |
19 | 8月9日 | 2号機 | 停止中 | 高圧炉心スプレイ系のディーゼル発電機が設置されている部屋の北側入口扉の下部が扉の枠に干渉して扉が閉まりにくかった。 当該箇所を補修する。 |
20 | 8月10日 | 2号機 | 停止中 | 原子炉の水を浄化する原子炉浄化系出口弁のリークオフ弁の開閉操作ができなかった。 当該機器を点検する。 (リークオフ弁:弁のグランド部から水が出てきた場合にその水を排水する配管に設置された弁) |
21 | 8月10日 | 2号機 | 停止中 | 廃棄物処理建物のべーラー室(固体廃棄物を収集する部屋)に設置しているクレーンの荷重試験時,クレーンが停止した。 当該機器を点検する。 |
22 | 8月10日 | 2号機 | 停止中 | 廃棄物処理建物の搬入口に設置しているクレーンの荷重試験時,クレーンが停止した。 当該機器を点検する。 |
23 | 8月10日 | 2号機 | 停止中 | 原子炉建物燃料取替階に設置しているNo.2空気冷却機出口弁のグランド部からわずかに冷却水が漏洩していた。 当該機器を補修する。 |
24 | 8月10日 | 1号機 | 停止中 | 変圧器から開閉所まで電気を送るケーブル(送電線)が布設されているダクト内を,冷却するためのファンの絶縁抵抗値が不良(OMΩ)であった。 当該機器を点検する。 |
25 | 8月11日 | 1号機 | 停止中 | 廃棄物処理制御室の空気調節器ドレン配管が,つまり気味であった。 当該箇所を点検する。 |
26 | 8月12日 | 2号機 | 停止中 | 取水槽連絡弁(屋外にある消火系の配管に設置した弁)付近の保温材つぎ目より,水滴が滴下していた。 当該箇所を点検する。 |
27 | 8月12日 | 2号機 | 停止中 | 開始剤(廃棄物をプラスチックで固めるための薬剤)タンクレベル指示計が不調であった。 当該機器を点検する。 |
28 | 8月12日 | 2号機 | 停止中 | B-床ドレン濃縮器デミスタ洗浄弁のシート部からわずかな漏洩があった。 当該機器を補修する。 (デミスタ:蒸気と水を分離する機器) |
29 | 8月13日 | 2号機 | 停止中 | 廃棄物処理建物の所内蒸気系統のドレントラップが不調であった。 当該機器を点検する。 (ドレントラップ:蒸気配管における水抜き装置) |
30 | 8月13日 | 1号機 | 停止中 | A-重油サービスタンク入口遮断弁用電磁弁からわずかな空気漏れがあった。 当該機器を点検する。 (重油サービスタンク:所内ボイラーに重油を供給するためのタンク) |