12月前半(1月11日公表)
不適合の管理状況(平成22年12月前半審議分)
平成22年12月1日~平成22年12月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めています。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 12月14日 | 2号機 | 調整運転中 | 第16回定期事業者検査(総合負荷性能検査)に向けた準備をしていたところ,記録用紙の測定項目の制限値を記載した欄に4箇所の誤記が見つかった。 前回の第15回定期事業者検査を確認したところ,同じ箇所に誤記があることが判明した。 (12月15日公表済) なお,過去の検査に誤記があった項目の測定値は,全て通常運転の目標値の範囲内であり,いずれも正しい制限値を下回る値であったため,当該検査の合否判定には影響しないことを確認した。 (総合負荷性能検査:定期検査期間中の最終検査であり,定格熱出力運転状態で各部の温度,圧力,流量等のデータを記録し,プラント全体が正常な機能を有することを確認する検査) (制限値:本検査における判定値として用いる保安規定値,警報設定値等) |
Cグレード 107件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | 雑固体廃棄物溶融設備で使用する重量計の校正用分銅を校正する際,校正前重量を測定しておらず,前回校正以降の重量計の妥当性が評価できなくなった。 当該分銅を校正前の状態に戻し,妥当性評価を行う。 (溶融設備:工事等で撤去した配管等を溶かし減容する設備) (校正用分銅:重量計の校正に使う重り) |
2 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | B-第3抽気弁用電動機の点検において,電源接続用コネクタ絶縁部に割れが認められた。 当該絶縁部を取り替える。 (抽気:プラントの熱効率向上のために,タービンから給水加熱器に供給される蒸気) (コネクタ:配線を接続する器具) |
3 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | 給水調節弁バイパス弁用電動機の点検において,現場電気回路※と電気回路図に違いがあることが認められた。 ※現場には弁動作を確実に行うため,電動機のトルクスイッチを動作させないようにする回路が設置されていた。 当該電気回路図を修正する。 (給水調節弁:復水器で凝縮回収された復水を原子炉へ給水するための流量を調整する弁) (トルクスイッチ:弁動作時,電動機に一定以上の力が加わった場合に停止するためのスイッチ) |
4 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | 原子炉補機冷却水ポンプの点検において,ケーシングリング部を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該ケーシングリングを手入する。 (原子炉補機冷却水ポンプ:原子炉建物内に設置された熱交換器等の機器へ冷却水を供給するポンプ) (ケーシングリング:ポンプケーシングと羽根車の摺動部分に取付けた部品) (浸透探傷検査:赤色や蛍光の浸透性のよい検査液を用いて,表面の割れなどを検出する非破壊検査) |
5 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | 非常用ディーゼル発電設備潤滑油サンプタンクの点検において,タンクのジャッキボルトに,一部腐食が認められた。 当該ボルトを取り替える。 (ジャッキボルト:点検時,重量物を持ち上げるために設けられたボルト) |
6 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気加減弁の点検において,弁体シート面に一部当たりの悪い箇所が認められた。 当該加減弁を補修する。 (蒸気加減弁:原子炉から蒸気タービンへ送られる蒸気の流量を制御する弁) (弁体シート面:弁体と弁座が当たる箇所) |
7 | 12月1日 | 1号機 | 停止中 | 原子炉補機海水ストレーナ[PDF:30KB]の点検において,ストレーナの脚部に一部腐食が認められた。 当該ストレーナ脚部を補修する。 (原子炉補機海水ストレーナ[PDF:30KB]:原子炉補機海水系機器の損傷を防止するため,海水中の貝等のごみを除去する網) |
8 | 12月1日 | 共通 | ― | 作業員が管理区域へ入域する際,着用するガラスバッジを交換せずに入域した。 (ガラスバッジは,月1回の交換が必要。) APDによる線量管理で被ばく線量を評価する。 (ガラスバッジ:線量計で1回/月の頻度で放射線による被ばく線量を評価・記録する器具) (APD:警報付ポケット線量計のこと。日々の被ばく線量を管理する器具) |
9 | 12月1日 | 共通 | ― | 作業員が管理区域から退域する際に,管理区域内の所定の場所で管理区域用下着(シャツ)を脱がず,着用したまま体表面モニタ[PDF:12KB]前まで移動した。 体表面モニタ前までの移動エリアについて,汚染が無いことを確認した。 シャツを管理区域に戻した。 (体表面モニタ[PDF:12KB]:放射線管理区域出口に設置され,作業者の汚染の有無を測定,判定する装置) |
10 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | A-循環水ポンプの点検において,ポンプの中間軸受ブラケットに一部腐食が認められた。 当該箇所を補修する。 (循環水ポンプ:タービンを回し終えた後の蒸気を冷却し,水に戻すために使用する海水を供給するポンプ) (軸受ブラケット:軸受を支持する部品) |
11 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | B-循環水ポンプの点検において,ポンプの中間軸受ブラケットに一部腐食が認められた。 当該箇所を補修する。 |
12 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | D-原子炉補機海水ポンプの点検において,ポンプの軸受ブラケットのライニングに剥離が認められた。 当該ライニングを補修する。 (ライニング:腐食を防止するため,ゴム等を貼り付けたもの) |
13 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | B-タービン補機海水ポンプの点検において,ポンプのコラムパイプのライニングに剥離が認められた。 当該ライニングを補修する。 (タービン補機海水ポンプ:タービン補機から発生する熱を除去するための海水を,熱交換器へ供給するポンプ) (コラムパイプ:ポンプ羽根車からの水を系統へ送る流路の管) |
14 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | 原子炉補機海水系の配管接続部の点検において,接続部の面に腐食およびライニング剥離が認められた。 当該配管接続部を補修する。 |
15 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | 除じん設備の点検において,レイキ付バースクリーン駆動用歯車に鋳物の巣が認められた。 当該歯車を手入する。 (除じん設備:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際に,ゴミ等を除去するための設備) (レイキ付バースクリーン:バケットがついた除じん設備の一つ) |
16 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系の弁の点検において,弁の出口側シート部に,わずかな傷が認められた。 当該弁を手入する。 |
17 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | 非常用ディーゼル発電設備潤滑油サンプタンクの点検において,タンク基礎部のコンクリートにヒビおよびライナーの錆が認められた。 当該箇所を補修する。 (ライナー:機器の高さ微調整用の金属板) |
18 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | 起動変圧器の点検において,変圧器負荷時タップ切替器から,わずかな油の漏えいが認められた。 当該機器を補修する。 (起動変圧器:発電所の起動・停止時および停止中に必要な機器に電気を供給するための設備) (負荷時タップ切替器:電圧を調整する装置) |
19 | 12月2日 | 1号機 | 停止中 | 主変圧器の点検において,変圧器のラジエターから,わずかな油の漏えいが認められた。 当該機器を取り替える。 (主変圧器:発電機で発電された電気を送電するために電圧を上げる設備) (ラジエター:冷却器) |
20 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | B-原子炉再循環ポンプ可変周波数電源装置ストレーナ出口圧力計の点検において,圧力計の精度(計器誤差)が基準から若干外れていることが認められた。 当該計器を取り替える。 (可変周波数電源装置:再循環ポンプに電源を供給し,ポンプの速度の調整を行う装置) |
21 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | タービンバイパス弁の点検において,弁体および弁座の当たり面に浸食が認められた。 当該弁を補修する。 (タービンバイパス弁:原子炉圧力を調整するための弁。タービンバイパス弁が開くと原子炉で発生する蒸気が直接復水器に流れ,原子炉圧力を調整することができる。) |
22 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系一般弁の点検において,流量調節弁出口弁を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該弁を手入する。 (制御棒駆動系:原子炉の出力を調整する制御棒を水圧にて駆動する装置) |
23 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系一般弁の点検において,駆動水ラインテスト弁を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該弁を手入する。 |
24 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系一般弁の点検において,駆動水フィルターベント弁を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該弁を手入する。 |
25 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系一般弁の点検において,流量発信器元弁(V12-53)を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該弁を手入する。 |
26 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系一般弁の点検において,流量発信器元弁(V12-58)を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該弁を手入する。 |
27 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動系一般弁の点検において,駆動水ドレン弁を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該弁を手入する。 |
28 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | B-復水フィルタの点検において,フィルタ装置上蓋ゴムライニングに亀裂が認められた。 当該ゴムライニングを補修する。 (復水フィルタ:原子炉へ送る水に含まれる錆び等の不純物を取り除く設備) |
29 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 復水器ドレン回収タンク水位調節弁の点検において,弁箱とボンネットの接続面全周に腐食が認められた。 当該弁を補修する。 |
30 | 12月3日 | 1号機 | 停止中 | 雑固体廃棄物処理系溶融炉が停止中に「溶融装置異常」警報が発報した。 当該装置を点検する。 |
31 | 12月6日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気加減弁の点検において,弁開閉用レバー各接続部の間隙測定を行ったところ,管理値を外れていることが認められた。 当該箇所を補修する。 |
32 | 12月6日 | 1号機 | 停止中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,ディーゼル機関のシリンダジャケット水抜き配管に,つまりが認められた。 当該配管を清掃する。 (シリンダジャケット:シリンダを冷却するための冷却水の流路となる部品) |
33 | 12月6日 | 1号機 | 停止中 | A-第2抽気弁用電動機の点検において,電動機エンドブラケット内側部に亀裂が認められた。 当該電動機を補修する。 (エンドブラケット:ベアリングを固定する部品) |
34 | 12月6日 | 1号機 | 停止中 | A-第1抽気弁用電動機の点検において,電動機サイドマウントキャップ部より油(グリス)漏れが認められた。 当該電動弁を補修する。 (サイドマウントキャップ:駆動装置のカバー) |
35 | 12月6日 | 1号機 | 停止中 | 除じんポンプ用真空ポンプ逆止弁の点検において,配管接続用ネジ部の腐食が認められた。 当該ネジを取り替える。 (除じんポンプ:除じん機で除去したゴミ等を洗い流すためのポンプ) (真空ポンプ:除じんポンプ起動時に水を吸い上げるための補助的なポンプ) |
36 | 12月6日 | 1号機 | 停止中 | 除じんポンプ用真空ポンプの点検において,真空ポンプの配線用コネクタに損傷が認められた。 当該コネクタを取り替える。 (コネクタ:電線と電気器具を接続するための部品) |
37 | 12月7日 | 共通 | ― | 是正処置検討会の議事録を,旧手順書の文書様式で作成した。 当該議事録を修正する。 |
38 | 12月7日 | 共通 | ― | C-洗濯乾燥機[PDF:64KB]>の乾燥ヒータ(上段前面部)から,わずかな蒸気の漏えいが認められた。 当該乾燥ヒータを取り替える。 |
39 | 12月7日 | 共通 | ― | サーベイメータ[PDF:95KB](機器No.VIC-62)の点検において,ゼロ点調整つまみによる調整が出来ないことが認められた。 当該サーベイメータ[PDF:95KB]を補修する。 (サーベイメータ[PDF:95KB]:持ち運び可能な放射線測定器) |
40 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | B-第2抽気弁用電動機の点検において,リミットスイッチ接点部,トルクスイッチ接点部に,汚損およびわずかな油(グリス)の漏えいが認められた。 当該電動機を補修する。 |
41 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | 所内変圧器の点検において,変圧器冷却ファンの電線管コネクタ部に腐食が認められた。 当該コネクタ部を取り替える。 (所内変圧器:発電した高圧の電気を発電所内で使用するために電圧を下げる装置) |
42 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | 燃料プール冷却系サンプリング元弁の軸に変形が認められた。 当該弁を点検する。 (燃料プール冷却系:燃料プールに移された使用済燃料から発生する熱の除去およびプール水の浄化を行う系統) (サンプリング:試料水を採取すること) |
43 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | 水素酸素濃度測定装置ドライウェル側隔離弁の点検において,弁パッキンワッシャーに破損が認められた。 当該部品を取り替える。 (パッキンワッシャー:弁のグランドパッキンをうけるための部品) |
44 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | A-復水フィルタ出口ストレーナの点検において,ストレーナ基礎部にパッカープレートが無かった。 当該ストレーナ基礎部を補修する。 (復水フィルタ:原子炉への給水の水質の浄化および不純物の除去をするための装置) (パッカープレート:機器の高さ調整のため,基礎部に埋め込まれた金属板) |
45 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | B-復水フィルタ出口ストレーナの点検において,ストレーナ基礎部のパッカープレートの浮き上がりが認められた。 当該ストレーナ基礎部の浮き上がりを補修する。 |
46 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | E,F-復水フィルタ出口ストレーナの点検において,ストレーナ基礎部のパッカープレートの浮き上がりが認められた。 当該ストレーナ基礎部の浮き上がりを補修する。 |
47 | 12月7日 | 1号機 | 停止中 | グランド蒸気発生器の配管の点検において,配管接続部の締付ボルトに摩耗,劣化が認められた。 当該ボルトを取り替える。 (グランド蒸気発生器:タービン軸とケーシングの隙間から,空気の流入を防ぐためのシール蒸気を作る装置) |
48 | 12月7日 | 共通 | ― | 定期検査作業による気象観測装置盤電源の停電に伴い,ERSS伝送データの一部欠測があった。また,関係箇所への連絡をしていなかった。 関係箇所への連絡および当該電源を復旧する。 (気象観測装置盤:発電所構内の風向・風速状況等を表示・記録する盤) (ERSS:緊急時対策支援システムの略で,緊急時における原子力発電所の状況を迅速かつ正確に把握し,その後の事象進展を予測するもので,運転データや気象データを常時収集し,国(原子力安全・保安院)等へ伝送表示している。) |
49 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | B-非常用ディーゼル発電設備の点検において,カム軸のスラスト測定を行ったところ,管理値を外れていることが認められた。 当該機器を補修する。 (カム軸:燃料ポンプを動かすための軸) (スラスト:カム軸の軸方向の移動量) |
50 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | B-非常用ディーゼル発電設備の点検において,分配弁駆動軸の軸振れ測定を行ったところ,管理値を外れていることが認められた。 当該機器を補修する。 (分配弁:各シリンダへ圧縮空気を分配し送るための弁) |
51 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | オイルスナッバ[PDF:68KB]の点検において,点検リストと機器銘板の記載内容に相違が認められた。 当該オイルスナッバに関する記載内容を修正する。 (オイルスナッバ[PDF:68KB]:配管等を支持する油圧式の装置) |
52 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | B-非常用ディーゼル発電設備の点検において,ディーゼル機関に燃料を供給するポンプの内面に一部侵食が認められた。 当該ポンプを手入する。 |
53 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | B-原子炉補機海水ポンプの点検において,ポンプのグランドスリーブに腐食,磨耗が認められた。 当該グランドスリーブを取り替える。 (グランドスリーブ:ポンプ軸封部の部品) |
54 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | C-原子炉補機海水ポンプの点検において,ポンプのグランドスリーブに腐食,磨耗が認められた。 当該グランドスリーブを取り替える。 |
55 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | B-タービン補機海水ポンプの点検において,ポンプのグランドスリーブに腐食,摩擦が認められた。 当該グランドスリーブを取り替える。 |
56 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | 残留熱除去系テスト弁用電動機の点検において,電動機の構成部品であるワッシャに隙間(がたつき)が認められた。 当該箇所を補修する。 |
57 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | タービングランド蒸気系電動弁の点検において,電動機駆動部のリミットスイッチ接点部に汚損が認められた。 当該リミットスイッチを取り替える。 |
58 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | A-第1抽気弁用電動機の点検において,電動機のエンドブラケット内側に亀裂が認められた。 当該エンドブラケットを取り替える。 |
59 | 12月8日 | 共通 | ― | 不適合判定検討会の議事録作成時,グレードCで判定したものを管理対象外と記載した。 当該議事録を修正する。 |
60 | 12月8日 | 1号機 | 停止中 | 所内ボイラ室-純水装置室間通路(建物東側)に雨漏りが認められた。 当該箇所を点検補修する。 |
61 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | B-ディーゼル発電設備の点検において,ディーゼル機関の燃料ポンプを駆動するためのガイドの動きが鈍いことが認められた。 当該ガイドを手入する。 |
62 | 12月9日 | 2号機 | 調整運転中 | 原子炉格納容器漏えい率試験の片付けしていたところ,漏えい率試験用ドライウェル内温度検出器のコネクタ部が割れていることが認められた。 当該温度検出器を点検補修する。 |
63 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | 中性子計測装置の点検において,IRM(CH-14)のユニットメータ指示特性試験を実施したところ,指示針の引っ掛かり認められた。 当該指示計を取り替える。 (IRM:原子炉の中性子計測装置の一種) |
64 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | 主蒸気ドレン管水位計の漏えい確認時,テスト弁のグランド部から,わずかな水の漏えいが認められた。 当該弁を点検する。 (グランド部:弁棒の可動部) |
65 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | グランド蒸気復水器胴体水位計の点検において,水位計フランジ面に腐食が認められた。 当該フランジ面を手入する。 |
66 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | B-復水ポンプ電流計の点検において,電流計の指示針の引っ掛かりが認められた。 当該電流計を取り替える。 (復水ポンプ:原子炉へ冷却水を送るためのポンプ) |
67 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | C-復水昇圧ポンプ電流計の点検において,電流計の指示針の引っ掛かりが認められた。 当該電流計を取り替える。 (復水昇圧ポンプ:復水ポンプから出た水の圧力を上げて原子炉へ冷却水を送るためのポンプ) |
68 | 12月9日 | 1号機 | 停止中 | 主蒸気止め弁の点検において,ストレーナを浸透探傷検査したところ,溶接部およびリベット部に指示模様が認められた。 当該箇所を補修する。 (ストレーナ:ゴミを除去する部品) (リベット:金属板等を接続するための部品) |
69 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 制御室建物送風機外気入口調節ダンパの閉動作が遅いことが認められた。 当該調整ダンパを点検する。 (調節ダンパ:流量を調整する装置) |
70 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | サイトバンカ建物送風機の点検において,送風機軸受のドレンプラグのネジ部が摩耗していることが認められた。 当該箇所を手入する。 (ドレンプラグ:油抜き用のねじ込み栓) |
71 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 主変圧器の点検において,変圧器を保護するための計器の動作する値が,判定基準を外れていることが認められた。 当該計器を取り替える。 |
72 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 制御棒駆動水圧制御ユニットのボール弁点検前の空気による漏えい確認において,ボール弁の下部継手部から,わずかに漏えいしていることが認められた。 当該継手部を点検補修する。 (制御棒駆動水圧制御ユニット:制御棒を動作させるための水圧を制御する装置) |
73 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 島根県へ伝送している1号機発電機出力が,作業により伝送不能になることを認識していなかったため,島根県,松江市へ連絡していなかった。 当該作業について島根県,松江市へ連絡する。 |
74 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | D-残留熱除去系ポンプの点検において,ポンプの羽根車を浸透探傷検査したところ,吸込み側に指示模様が認められた。 当該羽根車を補修する。 (残留熱除去系:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去・冷却する系統) |
75 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | シリコン整流器冷却ファン用電動機の点検において,電動機(AR)のブランケット内径が磨耗していることが認められた。 当該電動機を取り替える。 (整流器:交流電力を直流電力に変換(整流)する装置) |
76 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | シリコン整流器冷却ファン用電動機の点検において,電動機(AL)のブランケット内径が磨耗していることが認められた。 当該電動機を取り替える。 |
77 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 復水器の点検において,復水器内部のドレン回収タンクドレン入口管上面に侵食が認められた。 当該箇所を補修する。 (復水器:タービンを回し終えた後の蒸気を海水で冷却し,凝縮させ水に戻す装置) (ドレン回収タンク:凝縮させた水を溜めるタンク) |
78 | 12月10日 | 2号機 | 調整運転中 | 固体廃棄物処理系の粉体貯槽集塵器ヒータスイッチの動きが固いことが認められた。 当該スイッチを取り替える。 |
79 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 所内蒸気ドレン回収装置の点検において,凝縮器の冷却水出口弁から,わずかな漏えいが認められた。 当該弁を補修する。 |
80 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 復水フィルタバイパス弁用電動機の点検において,現場電気回路※と電気回路図に違いがあることが認められた。 ※現場には弁動作を確実に行うため,電動機のトルクスイッチを動作させないようにする回路が設置されていた。 当該電気回路図を修正する。 |
81 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 原子炉補機冷却系熱交換器の点検において,熱交換器内部のライニングに一部剥離が認められた。 当該箇所を補修する。 |
82 | 12月10日 | 1号機 | 停止中 | 液体廃棄物処理系床ドレン1号受入弁に,わずかな漏えいが認められた。 当該弁を点検する。 |
83 | 12月11日 | 2号機 | 調整運転中 | B-除じんポンプの軸受油に白濁が認められた。 当該箇所を点検する。 |
84 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 海水電解装置[PDF:216KB]電解槽のブスバーの点検において,腐食が認められた。 当該ブスバーを手入する。 (ブスバー:電気を供給するための板状の部品) (海水電解装置[PDF:216KB]:海水を使用している機器への海生生物の付着を抑制するために注入している次亜塩素酸ソーダを,海水の電気分解により生成する装置) |
85 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気タービンの点検において,低圧外部車室およびパッキンケースの水平接手面の一部に,面荒れが認められた。 当該箇所を手入する。 (車室:タービン翼が収まるケース) (パッキンケース:軸封用の部品が収まるケース) |
86 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気タービンの点検において,高圧車室水平接手面の一部に,面荒れが認められた。 当該箇所を手入する。 |
87 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 鉄イオン注入装置の点検において,溶解タンクマンホールフランジ面の荒れおよび塗装の剥れが認められた。 当該フランジ面を補修する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化皮膜を作って保護するための装置) |
88 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | C-残留熱除去系ポンプ軸受潤滑水圧力計の指示の振れ幅が若干大きいことが認められた。 当該計器を点検する。 |
89 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気タービンの点検において,B-低圧外部車室の内面溶接部を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該箇所を補修する。 |
90 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気タービンの点検において,A-低圧外部車室の内面溶接部を浸透探傷検査したところ,指示模様が認められた。 当該箇所を補修する。 |
91 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | A-原子炉給水ポンプの点検において,潤滑油出口配管フランジのボルトに摩耗が認められた。 当該ボルトを取り替える。 (原子炉給水ポンプ:原子炉へ冷却水を送るためのポンプ) |
92 | 12月13日 | 2号機 | 調整運転中 | 固体廃棄物処理系窒素ガス製造装置ドレントラップのバイパス配管に閉塞が認められた。 当該配管を点検する。 (ドレントラップ:配管内の水を抜く装置) |
93 | 12月13日 | 1号機 | 停止中 | 計装用空気圧縮空気除湿器の点検において,ストレーナのキャップに腐食が認められた。 当該ストレーナキャップを取り替える。 (計装用空気:計測制御機器へ供給している作動用空気) (ストレーナキャップ:ストレーナが収まっている箇所のふた) |
94 | 12月13日 | 共通 | ― | 作業員更衣室エリアにおいて,「火災」警報が発報した。 当該エリアの煙感知器が動作していたが,火災ではないことを確認した。 当該煙感知器を取り替える。 |
95 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | 復水ポンプのしゃ断器の点検において,零相変流器の配線被覆に損傷が認められた。 当該配線を取り替える。 (零相変流器:地絡等を検出する装置) |
96 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | 蒸気タービンの点検において,高圧タービンダイヤフラムを浸透探傷検査したところ,水平接手面溶接部に指示模様が認められた。 当該ダイヤフラムを補修する。 (高圧タービンダイヤフラム:蒸気の流れを整える部品) |
97 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | 復水器の点検において,復水器冷却管ブラッシング用ろ過水配管に漏えい跡が認められた。 当該配管を取り替える。 |
98 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | タービンバイパス弁の点検において,タービンバイパス弁接続ボルトの頭部に変形が認められた。 当該ボルトを取り替える。 |
99 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | タービン主要弁の点検において,組合せ中間弁弁箱内面を浸透探傷検査したところ,溶接部に指示模様が認められた。 当該弁を補修する。 (組合せ中間弁:1つの弁箱に2つの弁が組み合わされた弁で,タービンを保護するためのもの) (弁箱:弁体が収まっているところ) |
100 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | 除じん設備の点検において,レイキ付バースクリーン腐食防止板取付ボルトにネジ切れが認められた。 当該ボルトを取り替える。 |
101 | 12月14日 | 1号機 | 停止中 | 原子炉建物排風機出口調節ダンパの点検において,ダンパの駆動装置軸受部から空気の漏えいが認められた。 当該箇所を補修する。 |
102 | 12月14日 | 共通 | ― | 作業員が管理区域から退域する際に,管理区域内の所定の場所で管理区域用下着(シャツ,ももひき)を脱がず,着用したまま体表面モニタ[PDF:12KB]前まで移動した。 体表面モニタ[PDF:12KB]前までの移動エリアについて,汚染が無いことを確認した。 シャツ,ももひきを管理区域に戻した。 |
103 | 12月15日 | 共通 | ― | 所内ボイラの雨水枡に油膜が認められた。 油膜の発生原因を究明する。 |
104 | 12月15日 | 1号機 | 停止中 | 復水器の点検において,復水器送水管内のゴムライニングに剥離が認められた。 当該復水器送水管を補修する。 |
105 | 12月15日 | 1号機 | 停止中 | 系外放出流量計元弁の点検において,弁のシートリークおよび配管内部の詰まりが認められた。 当該弁を補修する。 |
106 | 12月15日 | 1号機 | 停止中 | 純水装置真空脱気塔冷却水配管から,わずかな水漏えいが認められた。 当該配管を点検補修する。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) (真空脱気塔:水に含まれる空気を取り除く装置) |
107 | 12月15日 | 2号機 | 調整運転中 | A-所内用空気圧縮機[PDF:38KB]運転中に電流が高めを指示していることおよび異音が認められた。 当該所内用空気圧縮機[PDF:38KB]を点検する。 (所内用空気圧縮機[PDF:38KB]:所内で使用する作業用および駆動源に使用する圧縮空気を作る設備) |