8月前半(9月7日公表)

不適合の管理状況(平成24年8月前半審議分)

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 平成24年8月1日~平成24年8月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 1件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 8月10日 1号機 定期検査中 No.6モニタリングポスト[PDF:55KB]測定中において,データの伝送装置の故障により中央制御室に「野外(低レンジ)モニタ」「野外(高レンジ)モニタ」の警報が発報した。
当該伝送装置を取り替えた。
モニタリングポスト[PDF:55KB]:環境モニタリングのため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置)

Cグレード 15件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 8月1日 共通 雑固体廃棄物焼却設備運転中において,1次セラミックフィルタ入口温度検出器の計器誤差が許容範囲を外れていることを確認した。
当該温度検出器を点検し適切に処置する。
(雑固体廃棄物焼却設備:布等の可燃性の放射性廃棄物を焼却する設備)
(セラミックフィルタ:燃焼ガス中の塵埃を捕獲し浄化するセラミック製のフィルタ)
(温度検出器:検知した温度に見合った電気信号を出力する計器)
(計器誤差:計器で検出した値の認められた誤差)
2 8月3日 共通 雑固体廃棄物処理設備の溶融炉のセラミックフィルタ逆洗時において,逆洗用の空気圧力が通常の圧力にならないことを確認した。
当該逆洗用設備を点検し適切に処置する。
(セラミックフィルタ逆洗:圧縮空気によりセラミックフィルタで捕獲した塵埃を除去すること)
(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融処理する設備)
3 8月3日 2号機 定期検査中 原子炉浄化系ろ過脱塩器逆洗水出口弁(空気作動弁)において,弁の駆動部からわずかな空気の漏えいを確認した。
当該弁を点検し適切に処置する。
(原子炉浄化系ろ過脱塩器:原子炉内を循環する冷却水の浄化を行う機器)
(ろ過脱塩器逆洗:ろ過脱塩器の目詰まりを回復させること)
(空気作動弁:圧縮空気を利用し駆動する弁)
4 8月3日 1号機 定期検査中 液体廃棄物処理設備のタンク室内において,排ガス処理系用放射線モニタに踏み台が立て掛けてあることを確認した。
当該踏み台を撤去した。
(液体廃棄物処理設備:発電所建物内の各設備等から発生する放射性および非放射性の排水を処理する系統)
(排ガス処理系:主復水器等からの排ガスを処理し周辺環境に放出される放射性物質の量を低減するための系統)
(放射線モニタ:放射線レベルを連続監視する装置)
5 8月6日 1号機 定期検査中 原子炉補機海水系配管の点検において,空気抜き用配管の一部にわずかな傷を確認した。
当該配管を補修する。
(原子炉補機海水系:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する系統)
6 8月7日 共通 4号所内ボイラーにおいて,プロパンボンベ庫内のボンベ2本のうち1本の転倒防止用チェーンが外れていることを確認した。
当該チェーンを取り付けた。
(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置(1,2号機プラント用として3号,4号の所内ボイラー2基を設置))
7 8月8日 2号機 定期検査中 タービン建物内において,仮置物品表示の期限切れ2件を確認した。
当該仮置物品表示の期限を再度設定する。
8 8月8日 2号機 定期検査中 原子炉格納容器内露点計の点検において,点検終了後露点計モニタ画面の電源を入れ操作をしても初期画面から進まないことを確認した。
当該モニタを補修する。
(原子炉格納容器:原子炉圧力容器やポンプなど重要な機器を覆っている鋼鉄製の容器。冷却材喪失時などに原子炉から出てきた放射性物質を閉じ込める設備)
(露点計:空気の温度を下げていき,空気に含まれる湿気(水蒸気)が水滴になり始める温度がその空気の露点温度で,この露点温度を測定する計器)
9 8月9日 共通 緊急時対策室の代替指揮所の設置に伴い,二次文書「異常事象発生時の対応要領」と三次文書「原子力災害対策手順書(支援班)」の改正を行い同日に施行する必要があったが,三次文書を先に改正,施行した。
当該三次文書の施行日を二次文書の改正施行日に変更する。
10 8月9日 共通 緊急時対策室の代替指揮所の設置に伴い,二次文書「異常事象発生時の対応要領」と三次文書「原子力災害対策手順書(放射線管理班)」の改正を行い同日に施行する必要があったが,三次文書を先に改正,施行した。
当該三次文書の施行日を二次文書の改正施行日に変更する。
11 8月10日 1号機 定期検査中 放水口消泡設備の点検において,配管の接続部から海水の漏えいを確認した。
当該接続部を補修する。
(放水口:プラント冷却用水として取水した海水を海へ戻す箇所)
(消泡設備:放水口で発生した泡に海水を散水し泡を消すための設備)
12 8月14日 共通 消火訓練において,化学消防車[PDF:32KB]のポンプ出入口差圧計および薬液の混合装置の動きが悪いことを確認した。
当該差圧計および混合装置を補修する。
13 8月14日 共通 山林消火用タンク(FRP製)の点検において,タンクの継目が劣化していることを確認した。
当該タンクを取り替える。
(FRP:繊維強化プラスチック)
14 8月14日 共通 管理事務所廻りの消火栓の点検において,配管からわずかな水の漏えいを確認した。
当該配管を補修する。
15 8月14日 共通 中央制御室へのアクセス通路にある防火扉において,「開」状態で固定している温度ヒューズが外れ閉止していることを確認した。
当該温度ヒューズを取り替えた。
(温度ヒューズ:防火扉を常時「開」で固定しておき火災時には熱で溶けて自動で「閉」させるもの)