10月後半(11月20日公表)

不適合の管理状況(平成24年10月後半審議分)

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 平成24年10月16日~平成24年10月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 8件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 10月16日 2号機 定期検査中 高圧炉心スプレイ補機海水系において,海水ストレーナの出口にある空気抜き弁のシート部[PDF:165KB]からわずかな海水の漏えいを確認した。
当該弁を補修する。
(高圧炉心スプレイ補機海水系:高圧炉心スプレイ系の熱交換器へ冷却するための海水を供給する系統)
(高圧炉心スプレイ系:原子炉につながる配管が破断して冷却材(水)が流出するような事故を想定して原子炉内に水を送り冷却するための非常用炉心冷却装置を構成する系統のひとつで原子炉の圧力が高いときに水を注入する系統)
(熱交換器:ポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器)
(海水ストレーナ:海水系機器の損傷を防止するため海水中に存在する貝等のごみを除去する網)
2 10月17日 共通 チェックポイントにおいて,作業員が脱衣所で靴下を脱いだ後,靴下を着用すべき場所へ素足で引き返した事象を確認した。
当該作業員の足裏の汚染がないことを確認した。
(チェックポイント:管理区域への人の出入を管理する場所)
3 10月19日 2号機 定期検査中 D-除じん機[PDF:40KB]の点検において,変速機のオイルシール部から潤滑油のにじみを確認した。
当該オイルシールを取り替える。
除じん機[PDF:40KB]:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際にゴミ等を除去するための装置)
(オイルシール:機器などの軸貫通部から潤滑油が漏れるのを防止する部品)
4 10月25日 1号機 定期検査中 液体廃棄物処理設備の薬液ドレンサンプポンプの点検において,カップリングとポンプ軸とのはめ合い寸法が管理値をわずかに外れていることを確認した。
当該ポンプについて評価した結果,継続使用が可能であることを確認した。
(液体廃棄物処理設備:発電所建物内の各設備等から発生する放射性および非放射性の排水を処理する設備)
(薬液ドレンサンプポンプ:薬品等の排液を受入れたタンクから処理設備まで排液を移送するためのポンプ)
(カップリング:電動機等からポンプ等へ動力を伝達するための部品)
(はめ合い寸法:穴と軸が互いにはまりあうための寸法)
5 10月26日 1号機 定期検査中 原子炉補機冷却系の弁点検において,B-熱交換器の出口電動弁駆動用ステムナットの摩耗量が管理値を外れていることを確認した。
当該ステムナットを取り替える。
(原子炉補機冷却系:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給している系統)
(原子炉補機冷却系熱交換器:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器)
(ステムナット:電動機の駆動力を弁に伝える歯車のひとつ)
6 10月29日 1号機 定期検査中 所内用空気圧縮系において,タービン建物2階にある弁と配管の接続部から,わずかな空気の漏えいを確認した。
当該配管接続部を補修する。
(所内用空気圧縮系:所内で使用する作業用および駆動源に使用する圧縮空気を供給する系統)
7 10月29日 2号機 定期検査中 プラスチック固化設備において,空気で作動する薬品注入ポンプにおいて,作動用空気のホースに損傷を確認した。
当該ホースを補修する。
(プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備)
8 10月30日 共通 業務委託の実施時に作成する「業務委託請求票」において,品質保証ランクの記載がないことを確認した。
当該請求票を修正する。
(品質保証ランク:構成する構築物,系統および機器の重要度に応じた品質管理を行うためのランク付け)