10月前半(11月7日公表)

不適合の管理状況(平成25年10月前半審議分)

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 平成25年10月1日~平成25年10月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 15件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 10月1日 1号機 定期検査中 通信用充電器盤の点検において,電圧計の誤差が大きいことを確認した。
当該電圧計を取り替える。
(通信用充電器盤:無線等の通信用機器に電源を供給する盤)
2 10月1日 共通 可搬式消防ポンプ[PDF:134KB]の点検において,エンジン部からの燃料の漏えいを確認した。
当該ポンプを点検する。
可搬式消防ポンプ[PDF:134KB]:消火設備(ポンプや配管)が使用できない時に,代替手段として,使用する可搬式のポンプ)
3 10月1日 共通 航空障害灯の設置届出の変更文書において,位置座標に誤記を確認した。
当該文書を修正し,再度届出る。
(航空障害灯:夜間に飛行する航空機に対して構築物の存在を示すために使用する電灯)
4 10月2日 2号機 定期検査中 中央制御室において,制御盤のディスプレイが正常に動作しないことを確認した。
当該ディスプレイを補修する。
5 10月2日 2号機 定期検査中 固体廃棄物処理設備において,窒素ガス製造装置フィルタ部からのわずかな空気の漏えいを確認した。
当該フィルタを補修する。
(固体廃棄物処理設備:プラントで発生した廃液等を濃縮乾燥し,粉体化したものを固化する設備)
(窒素ガス製造装置:粉体化された廃棄物を処理する設備において,粉塵爆発を防ぐために注入する窒素ガスを製造する装置)
6 10月2日 2号機 定期検査中 原子炉給水ポンプ用クレーンの点検において,走行装置の不具合により当該クレーンが西方向に走行できないことを確認した。
当該装置を補修する。
(原子炉給水ポンプ用クレーン:原子炉へ冷却水を送るためのポンプの点検時等に使用するクレーン)
7 10月2日 1号機 定期検査中 燃料プール冷却設備の点検において,熱交換器に冷却水を送るラインに設置された電動弁の駆動部からのわずかなグリスの漏えいを確認した。
当該駆動部を補修する。
(燃料プール冷却設備:燃料プールに移された使用済燃料から発生する熱の除去およびプール水の浄化を行う設備)
(熱交換器:燃料プールの水を冷やすための機器)
(グリス:潤滑剤の一種)
8 10月3日 1号機 定期検査中 原子炉補機冷却水ポンプ用電動機の電流計の点検において,指示針がなめらかに動かないことを確認した。
当該電流計を補修する。
(原子炉補機冷却水ポンプ:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給するポンプ)
9 10月3日 1号機 定期検査中 原子炉補機海水ポンプ用電動機の電流計の点検において,誤差が大きいことを確認した。
当該電流計を補修する。
(原子炉補機海水ポンプ:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ)
10 10月4日 1号機 定期検査中 タービン建物の復水昇圧ポンプ[PDF:106KB]エリアに設置されたエリア放射線モニタにおいて,モニタの指示値が正常でないことを確認した。
当該モニタを点検する。
復水昇圧ポンプ[PDF:106KB]:原子炉給水ポンプ(原子炉に水を送るポンプ)まで水を送るためのポンプ)
(エリア放射線モニタ:管理区域の建物内放射線レベルを連続監視する装置)
11 10月4日 1号機 定期検査中 タービン補機冷却水系設備において,計装用空気圧縮機の空気抜き配管が損傷していることを確認した。
当該配管を補修する。
(タービン補機冷却水系設備:主タービン関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備)
(計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器)
12 10月7日 1号機 定期検査中 非常用ディーゼル発電設備の点検において,ディーゼル機関に潤滑油を供給するラインに設置された温度計の誤差が大きいことを確認した。
当該温度計を補修する。
(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に,炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備)
13 10月9日 2号機 定期検査中 固体廃棄物処理設備において,乾燥機凝縮水ポンプ[PDF:28KB]の出口に設置された圧力計の指示針がなめらかに動かないことを確認した。
当該圧力計を補修する。
乾燥機凝縮水ポンプ[PDF:28KB]:乾燥機(廃液を粉体化するための機器)で発生した凝縮水を回収するポンプ)
14 10月9日 2号機 定期検査中 原子炉建物で実施していた放射線透過検査作業の影響により,原子炉建物排気放射線モニタおよび原子炉建物エリア放射線モニタの指示値が上昇し警報が発報するとともに,非常用ガス処理設備等が自動起動したことを確認した。
自動起動した非常用ガス処理設備等を停止した。
(放射線透過検査:放射線を試験体に照射して透過した放射線の強さの変化から欠陥やきずの有無・状態等を調べる検査)
(非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備)
15 10月15日 1号機 定期検査中 原子炉格納容器内の温度を記録する計器において,印字不良を確認した。
当該記録計を点検する。
(原子炉格納容器:原子炉の炉心が収納された容器やポンプ等の重要な機器を覆っている鋼鉄製の容器)