4月前半(5月12日公表)

不適合の管理状況(平成26年4月前半審議分)

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 平成26年4月1日~平成26年4月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 19件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 4月1日 共通 平成26年度の保安教育計画が,旧様式の帳票を用いて作成されていることを確認した。
当該文書を修正する。
2 4月1日 共通 モニタリングポストの点検において,大芦地区にあるモニタリングポストの指示値が一時的に低下していることを確認した。
当該モニタリングポストを点検する。
(モニタリングポスト:環境放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置)
3 4月1日 共通 ガスタービン発電機[PDF:23KB]起動用ディーゼル発電機の付属変圧器において,焦げた跡のある損傷を確認した。(松江市消防本部による現場検証の結果,「火災ではない」と判断された。)
当該変圧器を補修する。
ガスタービン発電機[PDF:23KB]起動用ディーゼル発電機:ガスタービン発電機(燃料の燃焼で発生した高温ガスでタービンを回して発電する設備)起動・停止時,補機に電源を供給するディーゼル発電機)
4 4月1日 共通 ガスタービン発電機[PDF:23KB]起動用ディーゼル発電機の付属変圧器において確認した焦げた跡のある損傷について,松江市消防本部への通報が遅れた。
松江市消防本部へ通報済み。
5 4月3日 2号機 定期検査中 固体廃棄物処理設備において,窒素ガス製造装置のシーケンサが故障していることを確認した。
当該シーケンサを補修する。
(固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備)
(窒素ガス製造装置:粉体化された廃棄物を処理する設備において,粉塵爆発を防ぐために注入する窒素ガスを製造する装置)
(シーケンサ:予め定められたプログラムに従って制御を行う機器)
6 4月3日 2号機 定期検査中 B系非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計の配線の一部に絶縁低下があることを確認した。
当該配線を点検する。
(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備)
7 4月3日 共通 原子力規制委員会へ提出した「溶接安全管理審査申請変更届出書」に誤記があることを確認した。
当該申請書を修正する。
(溶接安全管理審査:当社が行う溶接事業者検査について,その実施体制や実施方法等を外部機関により審査および評定する制度)
8 4月4日 2号機 定期検査中 配電盤の点検において,電圧計の誤差が大きいことを確認した。
当該電圧計を補修する。
9 4月4日 2号機 定期検査中 高圧炉心スプレイ補機冷却水熱交換器の点検において,内面被覆の一部にはく離があることを確認した。
当該被覆を補修する。
(高圧炉心スプレイ補機冷却水熱交換器:高圧炉心スプレイ設備(原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したとき等に緊急に炉心を冷却するための設備)へ供給する水を冷却するための機器)
10 4月4日 共通 サイトバンカ建物自動立体倉庫の点検において,リモコンスイッチによる操作ができないことを確認した。
当該リモコンスイッチを補修する。
(サイトバンカ建物自動立体倉庫:袋詰された可燃性の廃棄物を一時的に保管するための装置)
11 4月8日 2号機 定期検査中 B系非常用ディーゼル発電設備の点検において,一部の給気・排気弁が摩耗していることを確認した。
当該部を補修する。
12 4月8日 2号機 定期検査中 TIP駆動装置の点検において,火薬切断弁に絶縁低下があることを確認した。
当該弁を補修する。
(TIP駆動装置:発電所運転中の原子炉の中性子分布を測定するための移動式計器を動かす装置)
(火薬切断弁:原子炉格納容器のTIP挿入用貫通部に設置された弁であり,異常時に当該貫通部を隔離する機能を持っている)
13 4月9日 2号機 定期検査中 計装用圧縮空気系設備の点検において,浸透探傷検査を実施したところ,空気圧縮機のクロスヘッド部にわずかな傷があることを確認した。
当該クロスヘッド部を補修する。
(計装用圧縮空気系設備:計測制御機器へ作動用空気を供給する設備)
(浸透探傷検査:検査対象物に薬液をかけて表面の傷などを検出する検査)
(クロスヘッド:空気圧縮機の回転軸と圧縮用ピストンとを連結する部品)
14 4月9日 1号機 定期検査中 消火ポンプ[PDF:336KB]について,社内で定めた点検周期(6ヶ月)に基づき,平成26年2月に点検(外観点検)を予定していたが,水源であるろ過水タンクを取替え中のため,点検時期を平成26年度に変更することとした。(前回点検時期:平成25年8月)
当該ポンプについて評価を行い,点検時期を延期した。
消火ポンプ[PDF:336KB]:ろ過水タンクから構内へ水を送るポンプ)
15 4月11日 2号機 定期検査中 高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備の点検において,調速装置を取り付けているカバーのボルト・ナットにわずかな傷があることを確認した。
当該ボルト・ナットを補修する。
(高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に,高圧炉心スプレイ設備(原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したとき等に緊急に炉心を冷却するための設備)に電力を供給するための設備)
(調速装置:ディーゼル機関の回転速度を調整する装置)
16 4月14日 1号機 定期検査中 固体廃棄物処理設備において,遠心分離機の出口配管に詰りがあることを確認した。
当該配管を点検する。
(遠心分離機:水分を含んだ樹脂を脱水する装置)
17 4月15日 2号機 定期検査中 ドレン配管の一部に腐食があることを確認した。
当該配管を補修する。
(ドレン:建物内で発生したほこり・さび等の不純物を多く含んだ排水)
18 4月15日 共通 緊急時対策支援システム(ERSS)において,データは伝送されているものの,通信回線の接続応答不良が発生していることを確認した。
当該システム用計算機を点検する。
(緊急時対策支援システム(ERSS:Emergency Response Support System):原子力施設から常時伝送されるプラントパラメータ情報を受け,原子力施設の状況を把握するための国のシステム)
19 4月15日 2号機 定期検査中 放射化学分析室に設置された仮設エリア放射線モニタの記録用紙送り機構の不調により,当該エリアのデータについて,欠測期間があることを確認した。
欠測期間のデータを代替手段により評価する。
(放射化学分析室:試料に含まれる放射性物質の特定等を行うための作業室)
(エリア放射線モニタ:放射線レベルを連続監視する装置)