2月後半(3月20日公表)

不適合の管理状況(平成27年2月後半審議分)

印刷用PDF[80KB]

 平成27年2月16日~平成27年2月28日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 12件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 2月16日 共通 純水装置の空気圧縮機の運転中において,空気圧力の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。
当該空気圧縮機を点検する。
(純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置)
2 2月17日 1号機 施設定期
検査中
計装用空気圧縮機の電動機の点検において,軸とプーリーのすきまがわずかに大きくなっていることを確認した。
当該プーリーを補修する。
(計装用空気圧縮機:計装制御機器へ供給する動作用空気を作る機械)
(プーリー:回転動力を伝達する目的で,ベルトを駆動するベルト車)
3 2月19日 1号機 施設定期
検査中
海水電解装置において電解液受槽[PDF:24KB]からのわずかな水のにじみを確認した。
当該受槽を補修する。
(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
(電解液受槽[PDF:24KB]:海水電解装置により生成した電解液を一時的に貯蔵するタンク)
4 2月19日 1号機 施設定期
検査中
風向風速計の点検において,ヒューズを入れるケースが損傷していることを確認した。
当該ケースを補修する。
5 2月20日 3号機 建設中 消防設備の点検において,所内ボイラー建物の火災感知器の一つが動作しないことを確認した。
当該感知器を補修する。
(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止に使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
6 2月23日 2号機 施設定期
検査中
高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備において,燃料配管の継手部からのわずかな油のにじみを確認した。
当該配管継手部を補修する。
(高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に,高圧炉心スプレイ設備(原子炉内の冷却水が減少したり,配管が破れて急速に冷却水が流出したとき等に緊急に炉心を冷却するための設備)に電力を供給するための設備)
7 2月23日 1号機 施設定期
検査中
残留熱除去設備の点検において,ポンプ入口の電動弁のステムナットが摩耗していることを確認した。
当該ステムナットを補修する。
(残留熱除去設備:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去する設備)
(ステムナット:電動機の駆動力を弁に伝える機構の一部)
8 2月23日 1号機 施設定期
検査中
非常用ディーゼル発電設備の点検において,冷却水ポンプのメカニカルシールの一部が欠損していることを確認した。
当該メカニカルシールを補修する。
(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備)
(メカニカルシール:流体機器などの軸の貫通部分から流体が漏れるのを防止する装置)
9 2月23日 1号機 施設定期
検査中
非常用ディーゼル発電設備の計器の点検において,力率計の誤差が大きいことを確認した。
当該計器を補修する。
(力率計:電圧と電流の位相差の割合を測定する計器)
10 2月25日 2号機 施設定期
検査中
タービン油処理系の電気式油分離器の運転中において,当該油分離器の異常を知らせる警報が発報し,当該油分離器が停止したことを確認した。
当該油分離器を点検する。
(タービン油処理系:主タービンの潤滑油を清浄にする系統)
(電気式油分離器:浮遊している油に電荷を与え,捕集する機器)
11 2月26日 1,2号機
共通
所内ボイラー設備において,給水ポンプ操作用のスイッチレバーが折損していることを確認した。
当該スイッチレバーを補修する。
(給水ポンプ:ボイラーに水を供給するポンプ)
12 2月27日 2号機 施設定期
検査中
ドライウェル冷却系の温度を記録する計器において,印字不良を確認した。
当該記録計を補修する。
(ドライウェル冷却系:ドライウェル内で発生した熱および湿分を除去することで,機器の雰囲気温度湿度を適正範囲に保持する系統)
(ドライウェル:圧力抑制室とともに格納容器を構成する設備)