7月前半(8月7日公表)
不適合の管理状況(平成27年7月前半審議分)
平成27年7月1日~平成27年7月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 13件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 7月3日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
燃料取扱設備の点検において,伸縮管回転防止ガイドローラーが摩耗していることを確認した。 当該ガイドローラーを補修する。 (燃料取扱設備:炉心,燃料プール内の燃料を吊上げ移動させる設備) (伸縮管回転防止ガイドローラー:伸縮管(燃料吊上機構の一部)の回転を防止する部品) |
2 | 7月6日 | 共通 | ― | 溶接事業者検査において,溶接記録の一部に誤りがあることに気付かず検査を進めていることを確認した。 当該事業者検査を中断し,評価を行う。 (溶接事業者検査:発電所の機器の溶接個所が技術基準に適合していることの確認を行う検査) |
3 | 7月6日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
廃棄物処理建物の床ドレンサンプポンプの点検において,軸と軸継手のすきまがわずかに大きいことを確認した。 当該ポンプを補修する。 (床ドレンサンプポンプ:建物内で発生したほこり・錆び等の不純物を多く含んだ水を移送するためのポンプ) |
4 | 7月7日 | 3号機 | 建設中 | 誘導灯の点検において,バッテリーでは点灯しないものがあることを確認した。 当該誘導灯を補修する。 |
5 | 7月7日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラー建物のシャッターについて,社内で定めた点検周期(6か月)に基づき,平成27年7月に点検(機能性能試験)を予定していたが,シャッターが開閉できないため,点検時期を平成28年1月に変更することとした。(前回点検時期:平成26年7月) 当該シャッターの点検時期を延期する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
6 | 7月7日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン補機海水設備において,ドレン弁のシート部からのわずかな海水の漏えいを確認した。 当該ドレン弁を補修する。 (タービン補機海水設備:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) (ドレン弁:海水を抜くための弁) |
7 | 7月7日 | 3号機 | 建設中 | 誘導灯の点検において,視認性が悪いものがあることを確認した。 当該誘導灯の視認を確保する。 |
8 | 7月9日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
所内蒸気系において,手動弁のシート部からのわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (所内蒸気:所内ボイラーから供給している蒸気) (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
9 | 7月9日 | 共通 | ― | 体表面モニタにおいて,当該モニタの異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該モニタを点検する。 (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
10 | 7月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水設備の配管の点検において,配管内面のライニングに傷があることを確認した。 当該配管を補修する。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) (ライニング:腐食を防止するための塗装) |
11 | 7月13日 | 共通 | ― | SPDS関連機器点検工事において,提出図書一覧表および着手前打合せ議事録が保存されていないことを確認した。 当該工事への影響を評価する。 (SPDS[緊急時原子力発電所情報伝送システム]:原子力発電所からプラント状態等の各種運転監視パラメータを原子力規制庁に伝送するシステム) (提出図書一覧表:請負会社から提出される図面,取扱説明書等を一覧にした帳票) |
12 | 7月13日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,GM計数管が故障していることを確認した。 当該GM計数管を補修する。 (サーベイメーター:持ち運び可能な放射線量を測定する機器) (GM計数管:サーベイメーターの一種であり,内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
13 | 7月15日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
ほう酸水注入ポンプにおいて,グランド部からの流体の滴下量が通常よりわずかに多いことを確認した。 当該ポンプを補修する。 (ほう酸水注入ポンプ:中性子を良く吸収するホウ酸水を注入し原子炉を停止するためのポンプ) (グランド部:ポンプの回転軸貫通部のシール部) |