10月後半(11月20日公表)

不適合の管理状況(平成27年10月後半審議分)

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 平成27年10月16日~平成27年10月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 32件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 10月16日 2号機 施設定期
検査中
プラスチック固化設備において,粉体計量槽供給機の異常を知らせる警報が発報し,当該供給機が停止したことを確認した。

当該供給機を点検する。

(プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備)
(粉体計量槽供給機:廃液を濃縮乾燥処理して紛体化したものを計量槽に供給する設備)
(廃液:建物内で発生したほこり・錆び等の不純物を多く含んだ水)
2 10月20日 2号機 施設定期
検査中
中央制御室空調換気設備の冷凍機において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該冷凍機を点検する。
3 10月20日 共通 水ろ過装置において,PAC注入ポンプの流量が出ないことを確認した。

当該ポンプを補修する。

(水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置)
(PAC:淡水中に含まれる浮遊物を沈殿させるための凝集剤)
4 10月20日 2号機 施設定期
検査中
タービン補機海水設備の配管の点検において,配管内面のライニングに傷があることを確認した。

当該配管を補修する。

(タービン補機海水設備:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備)
(ライニング:腐食を防止するための塗装)
5 10月21日 1号機 施設定期
検査中
原子炉建物空気冷却設備の冷水ポンプの点検において,圧力計の誤差が大きいことを確認した。

当該圧力計を補修する。

(冷水ポンプ:作業環境改善(冷却)のために使用する空調機器に冷水を供給するポンプ)
6 10月21日 2号機 施設定期
検査中
復水貯蔵タンクの点検において,フィルタ装置の外箱が損傷していることを確認した。

当該外箱を補修する。

(復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する))
(非常用炉心冷却系:原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したときなどに緊急に炉心を冷却するための系統)
(フィルタ装置:タンク内の空気中の放射性物質を除去する装置)
7 10月22日 2号機 施設定期
検査中
原子炉建物差圧計の点検において,誤差が大きいことを確認した。

当該計器を補修する。

(原子炉建物差圧計:原子炉建物内の気圧と大気圧との圧力差を測定する計器)
8 10月23日 1号機 施設定期
検査中
原子炉建物のエアロック扉の点検において,電磁弁からのわずかな空気の漏えいを確認した。

当該電磁弁を補修する。

(エアロック扉:原子炉建物を負圧に維持するための,空気で開閉する二重扉)
(電磁弁:電磁石で作動する弁)
9 10月23日 1号機 施設定期
検査中
制御建物の水密扉(扉番号SM-12)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。

(制御建物:中央制御室やチェックポイントを設置している建物)
10 10月23日 1号機 施設定期
検査中
制御建物の水密扉(扉番号SM-13)の点検において,下部にすきまを確認した。

当該扉を補修する。
11 10月23日 1号機 施設定期
検査中
制御建物の水密扉(扉番号SM-14)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
12 10月23日 共通 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,使用済樹脂ドラム缶転倒機からのわずかな油のにじみを確認した。

当該転倒機を点検する。

(雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備)
(使用済樹脂ドラム缶転倒機:使用済樹脂が入ったドラム缶を転倒させる機器)
13 10月26日 共通 品質記録において,作成および承認の日付が記載されていないものがあることを確認した。

当該記録を評価する。

(品質記録:品質マネジメントシステムの効果的運用の証拠を示すために作成した文書)
14 10月26日 共通 設備の振動診断の記録において,測定できなかった理由が記載されていないものがあることを確認した。

当該記録を修正する。

(設備の振動診断:振動を定期的に測定し,傾向を確認すること)
15 10月26日 共通 社給品の受領書を調達先から受領していないものがあることを確認した。

当該受領書を受領する。

(社給品:中国電力から調達先に提供する,工事に必要な点検用部品や資材)
16 10月27日 2号機 施設定期
検査中
タービン建物の自動扉の点検において,電流計の指示が正常でないことをを確認した。

当該電流計を補修する。
17 10月27日 2号機 施設定期
検査中
原子炉建物の水密扉(扉番号SM-21)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
18 10月27日 2号機 施設定期
検査中
原子炉建物の水密扉(扉番号SM-22)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
19 10月27日 2号機 施設定期
検査中
原子炉建物の水密扉(扉番号SM-23)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
20 10月27日 2号機 施設定期
検査中
原子炉建物の水密扉(扉番号SM-24)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
21 10月27日 2号機 施設定期
検査中
原子炉建物の水密扉(扉番号SM-25)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
22 10月27日 2号機 施設定期
検査中
タービン建物の水密扉(扉番号SM-27)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
23 10月27日 2号機 施設定期
検査中
タービン建物の水密扉(扉番号SM-31)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
24 10月27日 2号機 施設定期
検査中
タービン建物の水密扉(扉番号SM-36)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
25 10月27日 2号機 施設定期
検査中
非常用ディーゼル発電設備の燃料タンク室の水密扉(扉番号SM-40)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
26 10月27日 2号機 施設定期
検査中
非常用ディーゼル発電設備の燃料タンク室の水密扉(扉番号SM-41)の点検において,パッキンに傷を確認した。

当該扉を補修する。
27 10月28日 2号機 施設定期
検査中
洗濯乾燥機[PDF:63KB]において,配管の継手部からのわずかな蒸気の漏えいを確認した。

当該継手を補修する。

(洗濯乾燥機[PDF:63KB]:洗濯済みの作業着を蒸気の熱で乾燥させる装置)
28 10月28日 1号機 施設定期
検査中
海水電解装置[PDF:97KB]において,ストレーナのドレン弁が動かないことを確認した。

当該弁を補修する。

(海水電解装置[PDF:97KB]:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
(ストレーナ:ゴミを除去する機器)
(ドレン弁:海水を抜くための弁)
29 10月28日 2号機 施設定期
検査中
タービン建物のシャッターの点検において,非常停止用リミットスイッチが動作しないことを確認した。

当該スイッチを補修する。

(非常停止用リミットスイッチ:通常の開動作で働く停止リミットスイッチより上部に設けられた停止リミットスイッチ)
30 10月28日 1,2号機
共通
所内ボイラー建物のシャッターの点検において,非常停止用リミットスイッチが動作しないことを確認した。

当該スイッチを補修する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
31 10月28日 共通 雑固体廃棄物処理設備の点検において,キャニスタ昇降機のチェーンカバーが損傷していることを確認した。

当該チェーンカバーを補修する。

(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物を処理する設備)
(キャニスタ:配管廃材等の不燃性廃棄物を溶かし減容するときに使用する容器)
32 10月30日 1号機 施設定期
検査中
非常用ガス処理設備において,フィルタ差圧計の指示が正常でないことを確認した。

当該計器を点検する。

(非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備)
(差圧計:フィルタの入口と出口の圧力差を測定する計器)