1月後半(2月22日公表)
不適合の管理状況(平成28年1月後半審議分)
平成28年1月16日~平成28年1月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 22件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 1月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,電磁弁のシート部からのわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を補修する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) (電磁弁:電磁石の磁力を用いて開閉する弁) |
2 | 1月18日 | 共通 | ― | 津波防波扉(1号放水口)の点検において,昇降装置の電動機の絶縁が低下していることを確認した。 当該電動機を補修する。 |
3 | 1月18日 | 共通 | ― | 津波防波扉(1号放水口)の点検において,停電時に使用する発電機が起動しないことを確認した。 当該発電機を補修する。 |
4 | 1月18日 | 共通 | ― | 津波防波扉(3号北)の点検において,パッキンが損傷していることを確認した。 当該扉を補修する。 |
5 | 1月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水ポンプ用電動機の点検において,打音検査の不良率が管理値から外れていることを確認した。 当該電動機を補修する。 (打音検査:電動機の点検項目のひとつで,音により異常の有無を判断する検査) |
6 | 1月19日 | 共通 | ― | 定期事業者検査の要領書および成績書において,検査用計器一覧表の記載に誤りがあることを確認した。 当該一覧表を修正する。 (定期事業者検査:原子力発電所の設備を定期的に検査し技術基準への適合性を確認する検査) |
7 | 1月20日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン建物のダスト放射線モニタにおいて,異常を知らせる警報が発報し,当該モニタが停止したことを確認した。 当該モニタを補修する。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する計測器) |
8 | 1月20日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物空調換気設備において,ユニットヒータのドレントラップの動作が正常でないことを確認した。 当該ドレントラップを補修する。 (ユニットヒータ:作業環境改善のための暖房機器) (ドレントラップ:配管内に溜まった水を抜く機器) |
9 | 1月21日 | 共通 | ― | 精密測定用ホールボディカウンターの点検において,測定値が正常でないことを確認した。 当該ホールボディカウンターを補修する。 (ホールボディカウンター:体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線を測定する装置) |
10 | 1月22日 | 共通 | ― | サーベイメーター[PDF:65KB]の点検において,電離箱式サーベイメーターが故障していることを確認した。 当該サーベイメーター[PDF:65KB]を補修する。 (サーベイメーター[PDF:65KB]:持ち運び可能な放射線量を測定する機器) (電離箱:サーベイメーターの一種であり,内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
11 | 1月22日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラー建物のシャッターについて,社内で定めた点検周期(6か月)に基づき,平成28年1月に点検(機能性能試験)を予定していたが,シャッターが開閉できないため,点検時期を平成28年7月に変更することとした。(前回点検時期:平成26年7月) 当該シャッターの点検時期を延期する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
12 | 1月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,粉体貯槽定量供給機が起動しないことを確認した。 当該供給機を補修する。 (粉体貯槽定量供給機:紛体化したものを固化させる設備に供給する装置) |
13 | 1月25日 | 共通 | ― | 原子力防災資機材であるファクシミリ装置において,受信機能が正常でないことを確認した。 当該ファクシミリ装置を点検する。 (原子力防災資機材:原子力防災組織がその業務を行うために必要な資機材) |
14 | 1月27日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,酸素分析用サンプルポンプの流量が正常でないことを確認した。 当該サンプルポンプを補修する。 (サンプルポンプ:測定用空気を収集するポンプ) |
15 | 1月27日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置において,配管のフローグラスが損傷していることを確認した。 当該フローグラスを補修する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) (フローグラス:透明なガラス等でできており配管路の途中に設置し配管内を通る流体の状況を目視により監視する機器) |
16 | 1月27日 | 共通 | ― | 消火ポンプ[PDF:335KB]の点検において,当該ポンプ用電動機が回転しないことを確認した。 当該電動機を補修する。 (消火ポンプ[PDF:335KB]:構内の消火栓へ水を供給するポンプ) |
17 | 1月27日 | 共通 | ― | 管理区域である放射性固体廃棄物貯蔵所において,出入口扉の電子錠が施錠されていないことを確認した。 (施錠されていない時間は15分程度であったことを確認している) 当該扉を施錠する。 (放射性固体廃棄物貯蔵所:低レベル放射性廃棄物を詰めたドラム缶を保管するための建物) |
18 | 1月27日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物において,空気中の放射性物質濃度の測定のためのダストの集塵ができていない期間があることを確認した。 ダストが集塵できていない期間の当該エリアの空気中の放射性物質濃度を評価する。 |
19 | 1月28日 | 共通 | ― | 純水設備において,弁の継手部のパッキンが損傷していることを確認した。 当該パッキンを補修する。 (純水設備:浄化した水を供給する設備) |
20 | 1月28日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
ろ過水設備の配管において,継手部からのわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (ろ過水設備:ろ過処理した水を供給する設備) |
21 | 1月28日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,温度記録計の印字不良を確認した。 当該記録計を補修する。 |
22 | 1月29日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,電磁弁が正常に動作しないことを確認した。 当該電磁弁を補修する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) |