2月後半(3月22日公表)
不適合の管理状況(平成28年2月後半審議分)
平成28年2月16日~平成28年2月29日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 24件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 2月16日 | 3号機 | 建設中 | 重油タンク泡消火設備において,手動弁が損傷していることを確認した。 当該弁を補修する。 (泡消火設備:水と泡消火薬剤を混合させて泡を形成し,泡による窒息効果によって消火する設備) |
2 | 2月16日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備の地下タンクの漏えい検査において,使用した計器の有効期限が切れていたことを確認した。 当該検査を再度実施する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力の供給がなくなった場合に、非常用炉心冷却系の設備に電力を供給するための設備) |
3 | 2月17日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
洗濯乾燥機[PDF:63KB]において,ヒータ部からのわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該ヒータを補修する。 (洗濯乾燥機[PDF:63KB]:洗濯済みの作業着を蒸気の熱で乾燥させる装置) |
4 | 2月17日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備において,空気槽の安全弁が誤作動したことを確認した。 当該安全弁を補修する。 (安全弁:装置機器類や配管等に取り付けあらかじめ定められた圧力になった時,自動的に開弁し内部流体を排出して装置機器類や配管を圧力的に保護するための安全装置) |
5 | 2月17日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,空気除湿器のドレントラップの動作が正常でないことを確認した。 当該ドレントラップを補修する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (ドレントラップ:配管内に溜まった水を抜く機器) |
6 | 2月18日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物の空気圧縮機において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該空気圧縮機を点検する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
7 | 2月18日 | 共通 | ― | 可搬式ディーゼル駆動ポンプの点検において,冷却材タンクからのわずかな冷却材の漏えいを確認した。 当該タンクを補修する。 (可搬式ディーゼル駆動ポンプ:原子炉冷却機能喪失時に,代替手段として,原子炉補機海水設備に海水を供給するためのポンプ) (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) |
8 | 2月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,薬剤の流量計が正常でないことを確認した。 当該計器を補修する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) |
9 | 2月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
残留熱除去系封水ポンプの点検において,水源であるトーラス(サプレッションチェンバー)に水がないため,確認運転ができないことを確認した。 当該ポンプの確認運転時期を延期する。 (残留熱除去系封水ポンプ:残留熱除去系の系統を加圧するポンプ) (トーラス(サプレッションチェンバー):非常用炉心冷却系で使用する水を貯蔵するドーナツ状の設備) |
10 | 2月18日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの無停電電源装置において,2つの制御盤の電源が入れ替わっていることを確認した。 当該制御盤の電源を正しい状態にする。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (無停電交流電源設備:停電時などにも安定的に電源を供給するための設備) |
11 | 2月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
復水系の配管において,配管サポートが損傷していることを確認した。 当該配管サポートを補修する。 (復水系:ポンプにより原子炉に水を送る系統) (配管サポート:配管の荷重等を支持するために使用される支持金具) |
12 | 2月19日 | 共通 | ― | モニタリングポスト[PDF:55KB]において,指示値が一時的に変動することを確認した。 当該モニタリングポスト[PDF:55KB]を補修する。 (モニタリングポスト[PDF:55KB]:環境放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
13 | 2月22日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン駆動原子炉給水ポンプにおいて,温度計の指示が正常でないことを確認した。 当該温度計を補修する。 (タービン駆動原子炉給水ポンプ:原子炉の蒸気の一部を駆動源とし,原子炉へ水を送るポンプ) |
14 | 2月22日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
タービン建物排気筒トリチウム捕集装置において,異常を知らせる警報が発報し,当該装置が停止したことを確認した。 当該装置を点検する。 (排気筒トリチウム捕集装置:排気筒のトリチウム濃度を測定するために排気中の凝縮水を採取する装置) |
15 | 2月23日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉浄化補助ポンプの点検において,ケーシングリングのはめ合い寸法が管理値から外れていることを確認した。 当該ケーシングリングを補修する。 (原子炉浄化補助ポンプ:原子炉内を循環する冷却水から不純物を取り除き水質を管理するための系統に設置されている原子炉圧力が低いときに使用するポンプ) (ケーシングリング:ポンプの羽根車とケーシングとの摺動部分に取付けられた部品) (はめ合い寸法:穴と軸が互いにはまりあうための寸法) |
16 | 2月23日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーの点検において,煙突ケーシングが腐食していることを確認した。 当該ケーシングを補修する。 |
17 | 2月23日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーの点検において,給水ポンプの軸の振れがわずかに大きいことを確認した。 当該ポンプを補修する。 (給水ポンプ:所内ボイラーに水を供給するポンプ) |
18 | 2月23日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉格納容器雰囲気モニタ設備において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該設備を点検する。 (原子炉格納容器雰囲気モニタ設備:プラント運転中に原子炉格納容器内の可燃性ガス(水素および酸素)の濃度を監視する設備) (原子炉格納容器:原子炉の炉心が収納された容器やポンプ等の重要な機器を覆っている鋼鉄製の容器。冷却材喪失時などに原子炉から出てきた放射性物質を閉じ込める設備) |
19 | 2月23日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物のトリチウム捕集装置の点検において,温度計の絶縁が低下していることを確認した。 当該温度計を補修する。 (トリチウム捕集装置:トリチウム濃度を測定するために排気中の凝縮水を採取する装置) |
20 | 2月24日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
復水輸送設備において,手動弁のシート部からのわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (復水輸送設備:復水貯蔵タンクの水を復水器等へ供給するための設備) |
21 | 2月24日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
鉄イオン注入装置において,手動弁のシート部からのわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化皮膜を作って保護するための装置) |
22 | 2月26日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーの点検において,空気圧縮機用電動機のブラケット内部が摩耗していることを確認した。 当該ブラケットを補修する。 (ブラケット:ベアリングを固定するための部品) |
23 | 2月29日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーの点検において,浸透探傷検査を実施したところ,給水ポンプのインペラ(羽根車)にわずかな傷があることを確認した。 当該インペラ(羽根車)を補修する。 (浸透探傷検査:検査対象物に薬液をかけて表面の傷などを検出する検査) |
24 | 2月29日 | 共通 | ― | サーベイメーター[PDF:65KB]の点検において,電離箱式サーベイメーターが故障していることを確認した。 当該サーベイメーター[PDF:65KB]を補修する。 (サーベイメーター[PDF:65KB]:持ち運び可能な放射線量を測定する機器) (電離箱:サーベイメーターの一種であり,内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |