6月前半(7月7日公表)
不適合の管理状況(平成28年6月前半審議分)
平成28年6月1日~平成28年6月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 13件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 6月1日 | 3号機 | 建設中 | 補助変圧器の点検において,リミットスイッチの取付部が損傷していることを確認した。 当該取付け部を補修する。 (補助変圧器:発電所の起動・停止時および停止中に必要な機器に電気を供給するための設備) |
2 | 6月1日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,補機冷却塔ファンの運転がされていなかったため,警報が発報したことを確認した。 当該ファンを運転する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (補機冷却塔ファン:所内ボイラーの補機に供給している冷却水を空冷する機器) |
3 | 6月2日 | 共通 | ― | 絶縁抵抗計の点検において,電圧の測定値が管理値から外れていることを確認した。 当該絶縁抵抗計を点検する。 (絶縁抵抗計:電気機器や配線工事などで安全性の確認,確保をするために必要な測定機器) |
4 | 6月3日 | 共通 | ― | 津波防波扉の開操作において,全開の位置より手前で停止したことを確認した。 当該扉を点検する。 |
5 | 6月7日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,GM計数管が故障していることを確認した。 当該GM計数管を補修する。 (サーベイメーター:持ち運び可能な放射線量を測定する機器) (GM計数管:サーベイメーターの一種であり,内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
6 | 6月9日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
鉄イオン注入装置において,異常を知らせる警報が発報し,鉄イオン注入ポンプが停止したことを確認した。 当該装置を点検する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化皮膜を作って保護するための装置) |
7 | 6月9日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,砂分離機液位計の指示がでないことを確認した。 当該液位計を補修する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (砂分離機:モルタル固化後の系統の洗浄水を水と砂に分離する機器) |
8 | 6月10日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,冷却塔用自動給水弁が閉まらないことを確認した。 当該給水弁を補修する。 (冷却塔:雑固体廃棄物処理設備用の補機へ供給している冷却水を冷やす設備) (自動給水弁:水の補給,停止を自動で行う弁) |
9 | 6月14日 | 共通 | ― | 消火設備において,屋外配管の継手部からのわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 |
10 | 6月14日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置において,海水ポンプの出口弁からのわずかな海水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 ( 海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
11 | 6月15日 | 共通 | ― | ホース展張車の点検において,ホース回収装置のエンジンスターターロープの切断を確認した。 当該装置を補修する。 ホース展張車:原子炉冷却機能喪失時に,代替手段として,貯水槽,海等から取水し炉心を冷却する設備のうちのひとつ) |
12 | 6月15日 | 共通 | ― | ホールボディカウンターにおいて,プリンタからの測定結果が印刷されないことを確認した。 当該プリンタを補修する。 (ホールボディカウンター:体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線を測定する装置) |
13 | 6月15日 | 共通 | ― | ホールボディカウンターにおいて,ホールボディ測定ができないことを確認した。 当該ホールボディカウンターを点検する。 |