8月前半(9月7日公表)
不適合の管理状況(平成28年8月前半審議分)
平成28年8月1日~平成28年8月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 12件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月2日 | 共通 | ― | 津波防波扉の点検において,昇降装置電動機の絶縁抵抗が低下していることを確認した。また,扉の金具が損傷していることを確認した。 当該電動機および金具を取替える。 |
2 | 8月3日 | 共通 | ― | 品質記録として保管中の「失効した旧版手順書」において,完本版を保管すべきところを省略版が保管されているものがあることを確認した。 保管中の当該品質記録を完本版に差し替える。 |
3 | 8月4日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,ドラム水面計からのわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該水面計を補修する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (ドラム:ボイラーの上部に設置し蒸気を取り出す設備) (水面計:容器内の液面の位置を外部から測る計測器) |
4 | 8月5日 | 共通 | ― | pH計の検出器洗浄作業において,検出器を損傷したことを確認した。 当該検出器を取替える。 (pH:酸性,アルカリ性の度合いを示す単位) |
5 | 8月8日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,バーナーの炎検知器が故障していることを確認した。 当該検知器を取替える。 (バーナー:蒸気または空気の圧力により燃料を噴霧し燃焼させる装置) (炎検知器:燃焼の状態を監視する検知器) |
6 | 8月9日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
ほう酸水注入設備において,タンクヒータ温度の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該計器を取替える。 (ほう酸水注入設備:制御棒挿入不良時のバックアップ設備であり,中性子を良く吸収するほう酸水を注入し原子炉を停止する設備) |
7 | 8月9日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
風向風速計において,記録計等に信号を伝送している計器が故障していることを確認した。 当該計器を取替える。 |
8 | 8月10日 | 共通 | ― | 水ろ過装置において,空気作動弁のシート部からのわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) |
9 | 8月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
廃棄物処理建物差圧計において,指示の誤差が大きいことを確認した。 当該計器を点検する。 (建物差圧計:建物内の気圧と大気圧との圧力差を測定する計器) |
10 | 8月15日 | 共通 | ― | 精密測定用ホールボディカウンターの点検において,当該ホールボディカウンターと接続しているパソコンが故障していることを確認した。 当該パソコンを補修する。 (ホールボディカウンター:体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線を測定する装置) |
11 | 8月15日 | 1号機 | 施設定期 検査中 |
緊急時対策支援システム(ERSS)への一時的な伝送不良を確認した。 データ伝送を再開する。 (緊急時対策支援システム[ERSS Emergency Response SupportSystem]:原子力施設から常時伝送されるプラントパラメータ情報を受け,原子力施設の状況を把握するための国のシステム) |
12 | 8月15日 | 3号機 | 建設中 | 残留塩素濃度計の点検において,誤差が大きいことを確認した。 当該計器を取替える。 (残留塩素濃度計:放水口における塩素の濃度を測定する計器) |