7月前半(8月7日公表)
不適合の管理状況(平成29年7月前半審議分)
平成29年7月1日~平成29年7月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 7月10日 | 共通 | ― | 放射性廃棄物処理建物において,高放射線区域として施錠管理しているポンプ室の扉が施錠されていないことを確認した。 当該扉を施錠する。 |
Cグレード 28件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 7月3日 | 1,2号機 共通 | ― | 所内ボイラーにおいて,減圧弁の圧力設定がずれていることを確認した。 当該減圧弁を点検する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (減圧弁:圧力を調整する弁) |
2 | 7月4日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物において,空気圧縮機の空気乾燥器のフィルタに詰まりがあることを確認した。 当該フィルタを清掃する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
3 | 7月4日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 液体廃棄物処理設備において,pH計が正常な値を指示していないことを確認した。 当該pH計を取替える。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) (pH:酸性,アルカリ性の度合いを示す単位) |
4 | 7月5日 | 共通 | ― | 官庁等への申請を管理する手順書において,新たに設置した免震重要棟浄化槽の浄化槽管理者の記載がないことを確認した。 当該手順書を改正する。 |
5 | 7月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 固定子冷却設備の点検において,冷却水フィルタ圧力計の指示針がスムースに動かないことを確認した。 当該圧力計を取替える。 (固定子冷却設備:発電機の固定子を冷却する設備) |
6 | 7月7日 | 3号機 | 建設中 | 重油流量計ヤードの漏油検知器において,動作しないことを確認した。 当該検知器を点検する。 (漏油検知器:配管からの油の漏えいを検知する計器) |
7 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 予備配電盤の点検において,ブレーカーが故障していることを確認した。 当該ブレーカーを補修する。 |
8 | 7月10日 | 共通 | ― | 津波防波扉の点検において,パッキンが損傷していることを確認した。 当該パッキンを取替える。 |
9 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 海水電解装置の点検において,ポンプ出口配管のライニングがはく離していることを確認した。 当該ライニング配管を取替える。 (ライニング:腐食を防止するための表面処理) (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
10 | 7月10日 | 1号機 | 廃止措置 段階 | タービン建物空調換気設備において,空調機室外機の底部が腐食していることを確認した。 当該室外機を補修する。 |
11 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 抽気設備の点検において,計器元弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (抽気設備:プラントの熱効率向上のために主タービンから給水加熱器等に蒸気を供給する設備) |
12 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-H-5)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
13 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-H-6)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 |
14 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-H-27)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 |
15 | 7月10日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-H-28)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることをことを確認した。 当該温度計を補修する。 |
16 | 7月11日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,雑固体袋詰装置の部品の一部が損傷していることを確認した。 当該装置の部品を取替える。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (雑固体袋詰装置:仕分した可燃物を袋詰めする装置) |
17 | 7月11日 | 3号機 | 建設中 | 重油流量計において,流量指示部からわずかな潤滑油の漏えいを確認した。 当該流量指示部を補修する。 |
18 | 7月11日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | タービン設備の点検において,蒸気加減弁の開度量のすきまが管理値から外れていることを確認した。 当該開度量を調整する。 (蒸気加減弁:原子炉から送られる蒸気の流量を制御する弁) |
19 | 7月12日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物において,工事に伴い火災報知器に養生をしていたにもかかわらず警報が発報したことを確認した。 当該火災報知器を停止する。適切な火気養生を実施する。 |
20 | 7月12日 | 共通 | ― | 安定ヨウ素剤を2か所で保管することに手順書を変更していたが,保管場所の変更を点検計画表に反映していないことを確認した。 点検計画表を変更する。 (安定ヨウ素剤:原子炉施設の事故に備えて,服用のために調合した放射能をもたないヨウ素) |
21 | 7月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | タービン設備の点検において,主蒸気止め弁の開度量のすきまが管理値から外れていることを確認した。 当該開度量を調整する。 (主蒸気止め弁:原子炉から送られる蒸気をタービンの前で遮断する弁) |
22 | 7月12日 | 共通 | ― | モニタリングポスト監視盤の非常用発電機において,当該発電機の前に蜂の巣があり6月分の点検ができないことを確認した。 過去の点検結果および7月の点検結果により健全性を確認する。 (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
23 | 7月13日 | 1号機 | 廃止措置 段階 | タービン建物空調換気設備において,冷凍機の異常を知らせる警報が発報し,当該冷凍機が停止したことを確認した。 当該冷凍機を点検する。 |
24 | 7月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 放射線モニタのサンプリングラックの点検において,結露防止用ヒータが断線していることを確認した。 当該ヒータを補修する。 |
25 | 7月13日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物の溶融処理において,溶融体の作成時運転温度が管理値から外れているものがあることを確認した。 当該溶融体を不良体とし,識別し保管する。 (溶融体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物(これを冷却しドラム缶に詰め,モルタルを充填したものが固化体となる)) |
26 | 7月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-A-6)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 |
27 | 7月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-A-8)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 |
28 | 7月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,温度計(TE-A-28)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 |