9月前半(10月10日公表)
不適合の管理状況(平成29年9月前半審議分)
平成29年9月1日~平成29年9月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 32件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月1日 | 共通 | ― | 水ろ過装置において,回収槽ポンプの自動停止水位以下にもかかわらず,当該ポンプが停止しないことを確認した。 回収槽ポンプを自動停止させる水位スイッチを点検する。 (回収槽:水ろ過装置で処理しきれなかった水を回収する貯槽) |
2 | 9月1日 | 共通 | ― | 管理区域からの退域において,チェックポイントで手順通りに退域したが,時間超過を知らせる警報が発報したことを確認した。 当人の退域処理および線量評価を行う。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) |
3 | 9月1日 | 共通 | ― | 消火設備の点検において,屋内消火栓弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該消火栓弁を取替える。 |
4 | 9月1日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
原子炉補機冷却設備において,ポンプ入口弁および熱交換器出口弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (原子炉補機冷却設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) (熱交換器:ポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器) |
5 | 9月4日 | 3号機 | 建設中 | ケーブルダクト換気ファン用電動機の点検において,ブラケット内部が摩耗していることを確認した。 当該ブラケットを補修する。 (ブラケット:ベアリングを固定するための部品) |
6 | 9月5日 | 3号機 | 建設中 | 消防設備の点検において,建物内の空気の流れにより自動で完全に閉まらない防火扉を確認した。 当該扉部の空気の流れを止める。 |
7 | 9月5日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,電磁弁の動作が正常でないことを確認した。 当該電磁弁を補修する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (電磁弁:電磁石で作動する弁) |
8 | 9月5日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
復水貯蔵タンク水位計において,通常は閉の水位計のドレン弁が開いていたことを確認した。 当該弁を全閉する。 (復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する)) |
9 | 9月5日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物において,入退域情報登録装置が故障していることを確認した。 当該装置を点検する。 (入退域情報登録装置:IDカードとAPD(警報付ポケット線量計)により入退域情報を計算機に伝送することにより,管理区域への入退域管理を行う装置) |
10 | 9月6日 | 共通 | ― | 純水装置において,シリカ計の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該シリカ計を点検する。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) (シリカ:ケイ素の酸化物で岩石,土壌を構成しており,自然水(渓流水等)にも含まれている成分) |
11 | 9月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
燃料プール冷却設備の点検において,空気作動弁の制御用排気弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 |
12 | 9月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
運転監視用計算機の点検において,ハードディスクが故障していることを確認した。 当該ハードディスクを取替える。 (運転監視用計算機:運転員の監視補助をするための計算機) |
13 | 9月6日 | 共通 | ― | 水ろ過装置において,回収槽の水位スイッチが設定水位に達しても動作しないことを確認した。 当該水位スイッチを取替える。 |
14 | 9月7日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,重油供給弁のシート部からわずかな重油の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
15 | 9月8日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉隔離時冷却設備の点検において,油ポンプの軸が摩耗していることを確認した。 当該軸を取替える。 (原子炉隔離時冷却設備:原子炉の停止後,何らかの原因で給水が停止した場合等に原子炉水位を維持する設備) |
16 | 9月8日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
除じん設備において,洗浄弁の開度調整ができないことを確認した。 当該弁を取替える。 (除じん設備:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際にゴミ等を除去するための設備) (洗浄弁:ネットに付着したゴミを洗い流すための海水を供給する弁) |
17 | 9月8日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
中央制御室空調換気設備の点検において,伸縮継手が損傷していることを確認した。 当該伸縮継手を取替える。 (中央制御室空調換気設備:発電所の運転・監視を行う中央制御室の給排気をコントロールする設備) |
18 | 9月11日 | 共通 | ― | 可搬式気象観測装置の点検において,非常用電源装置が故障していることを確認した。 当該電源装置を補修する。 (可搬式気象観測装置:電源機能喪失時に常設の気象観測装置が使用不可となった場合の代替用の観測装置) |
19 | 9月11日 | 共通 | ― | 化学消防車の点検において,液晶画面の表示が運転状態とは異なった表示をしていることを確認した。 液晶画面点検する。 (化学消防車:泡消火薬剤と水を混合させて発泡状態にしたものを放水する消防車) |
20 | 9月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,異常を知らせる警報が発報し,開始剤ポンプが停止したことを確認した。 当該ポンプ(ポンプ用電動機を含む)を点検する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) (開始剤:プラスチック固化するための薬剤) |
21 | 9月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
残留熱除去設備の点検において,温度計の絶縁抵抗値が管理値から外れていることをことを確認した。 当該温度計を補修する。 (残留熱除去設備:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去する設備) |
22 | 9月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
制御棒駆動設備の点検において,温度計(TE-3A)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 (制御棒駆動設備:原子炉内の制御棒を動かすための水を供給する設備) |
23 | 9月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
制御棒駆動設備の点検において,温度計(TE-3D)の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を補修する。 |
24 | 9月13日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備において,空調機室外機からわずかな油の漏えいを確認した。 当該室外機を補修する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
25 | 9月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
液体廃棄物処理設備において,ポンプ出口配管からわずかな水の漏えいを確認した。 当該配管を取替える。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) |
26 | 9月14日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,減圧弁からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該減圧弁を取替える。 (減圧弁:圧力を調整する弁) |
27 | 9月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
無停電交流電源装置の点検において,電圧計の誤差が大きいことを確認した。 当該電圧計を取替える。 (無停電交流電源装置:停電時などにも安定的に電源を供給するための装置) |
28 | 9月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
発電機設備の点検において,電流計の誤差が大きいことを確認した。 当該電流計を取替える。 |
29 | 9月14日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,雑固体袋詰装置のエアシリンダー固定部が外れていることを確認した。 当該固定部を補修する。 (雑固体袋詰装置:仕分した可燃物を袋詰めする装置) |
30 | 9月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉給水ポンプの点検において,ケーシングカバーのボルトおよびナットのネジ部が損傷していることを確認した。 当該ボルトおよびナットを取替える。 (原子炉給水ポンプ:原子炉へ水を送るポンプ) (ケーシング:ポンプの羽根車が収まるケース) |
31 | 9月14日 | 共通 | ― | 保安検査において,「保安規定および二次文書の内容の一部が三次文書に反映されていない」との指摘を受けた。 当該三次文書を改正する。 (保安検査:原子炉施設の運転に関し,保安規定の遵守状況について,国が定期的に行う検査) (保安規定:原子炉施設を安全に運転・管理するために法律などに定められた項目について事業所または施設毎に定めた規定) |
32 | 9月14日 | 共通 | ― | 保安検査において,「8月に指摘した事項に対し対応が遅れている」との指摘を受けた。 指摘された事項に対する対応を行う。 |