10月後半(11月20日公表)
不適合の管理状況(平成29年10月後半審議分)
平成29年10月16日~平成29年10月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 33件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 10月16日 | 3号機 | 建設中 | 消火ポンプの点検において,羽根車に傷を確認した。 当該羽根車を取替える。 (消火ポンプ:構内の消火栓へ水を供給するポンプ) |
2 | 10月16日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,廃棄物処理建物に仮置き表示のないタンク点検用ドラム缶があることを確認した。 当該ドラム缶の仮置き表示を行う。 |
3 | 10月16日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
復水脱塩設備の点検において,電磁弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取替える。 (復水脱塩設備:原子炉への給水の水質を浄化するための設備) (電磁弁:電磁石で作動する弁) |
4 | 10月17日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,燃料プール冷却水ポンプの近くに,車輪をロックしていない作業台車があることを確認した。 当該台車を移動し,車輪をロックする。 (燃料プール冷却水ポンプ:燃料プール内の使用済燃料を冷却する水を供給するポンプ) |
5 | 10月17日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,紛体貯槽の弁が開いたまま動かないことを確認した。 当該弁を補修する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) (粉体貯槽:紛体を一時的に貯めるタンク) (粉体:建物内で発生したほこり・錆等の不純物を多く含んだ水を濃縮乾燥処理したもの) |
6 | 10月17日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
消火設備において,火災報知設備受信機盤の電源装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該電源装置を取替える。 |
7 | 10月17日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,冷却水ポンプ入口圧力計の弁が開いたまま動かないことを確認した。 当該弁を取替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
8 | 10月18日 | 共通 | ― | モニタリングポストにおいて,高線量モニタの測定が停止していることを確認した。 なお,通常時に測定している低線量モニタの測定値は異常のないことを確認している。 当該高線量モニタを補修する。 (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
9 | 10月18日 | 共通 | ― | 高圧発電機車の点検において,液晶画面の表示が映らないことを確認した。 当該液晶画面を補修する。 |
10 | 10月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,制御盤の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該制御盤を点検する。 |
11 | 10月19日 | 1,2号機 共通 |
― | 重油タンクにおいて,タンク油位計のメートル表示の指示針とミリメートル表示の指示針の値に差があることを確認した。 当該油位計を点検する。 |
12 | 10月20日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
タービン建物の水密扉において,ハンドルが損傷していることを確認した。 当該ハンドルを取替える。 |
13 | 10月20日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,雑固体が投入ダンパに噛み込んだことを確認した。 当該投入ダンパを点検する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (投入ダンパ:雑固体を焼却炉に投入する機器) |
14 | 10月20日 | 共通 | ― | ハンドフットクロスモニタが故障していることを確認した。 当該モニタを補修する。 (ハンドフットクロスモニタ:手,足および衣服の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
15 | 10月20日 | 共通 | ― | Ge核種分析装置(No.1,2)の点検において,液体窒素蒸発防止装置の圧力計の値が高めを指示していることを確認した。 当該圧力計を補修する。 (Ge核種分析装置:放射線のエネルギーを測定し,線源である放射性物質の特定を行う装置) |
16 | 10月20日 | 共通 | ― | 荷揚場に設置しているクレーンにおいて,電源の入り操作時に異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該クレーンを点検する。 |
17 | 10月23日 | 3号機 | 建設中 | 残留塩素濃度計において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該濃度計を点検する。 (残留塩素濃度計:放水口における塩素の濃度を測定する計器) |
18 | 10月24日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,減圧弁からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該減圧弁を取替える。 (減圧弁:圧力を調整する弁) |
19 | 10月24日 | 共通 | ― | 防波壁地盤改良工事において,汚濁拡散防止膜が海域に流出していることを確認した。 当該汚濁拡散防止膜を回収する。 (汚濁拡散防止膜:港湾・海岸等での土木工事において発生する汚濁水の拡散を防止するためのもの) |
20 | 10月24日 | 共通 | ― | 管理区域からの退域において,APDの値が正常でないことを確認した。 当該APDを廃棄する。線量の再評価を行う。 (APD:警報付ポケット線量計。日々の被ばく線量を管理する機器) |
21 | 10月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉給水ポンプの点検において,温度計の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を取替える。 (原子炉給水ポンプ:原子炉へ水を送るポンプ) |
22 | 10月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
所内用空気圧縮機において,運転中の電流値が通常時と比べ高いことを確認した。 当該空気圧縮機を点検する。 (所内用空気圧縮機:所内で使用する作業用圧縮空気を作る機器) |
23 | 10月25日 | 共通 | ― | 水ろ過装置において,空気圧縮機の運転切替弁が通常の圧力で動作しないことを確認した。 当該弁を取替える。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) |
24 | 10月26日 | 共通 | ― | Ge核種分析装置(No.4)の点検において,液体窒素循環装置の冷凍機が故障していることを確認した。 当該冷凍機を補修する。 |
25 | 10月26日 | 共通 | ― | αβダスト・よう素モニタにおいて,異常を知らせる警報が発報し,サンプリング装置が停止したことを確認した。 当該サンプリング装置を点検する。 (αβダスト・よう素モニタ:空気中の放射性物質濃度を測定する計測器) |
26 | 10月26日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備において,冷却水配管の継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
27 | 10月27日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン設備の点検において,温度計の絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。 当該温度計を取替える。 |
28 | 10月27日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラー室のルーバが閉まらないことを確認した。 当該ルーバを補修する。 |
29 | 10月27日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,溶融物昇降機の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該溶融物昇降機を点検する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (溶融物昇降機:溶融炉にキャニスタを昇降する機器) (キャニスタ:配管廃材等の不燃性廃棄物を溶かし減容するときに使用する容器) |
30 | 10月27日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,計器用配管に詰まりがあることを確認した。 当該配管を清掃する。 |
31 | 10月27日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,ボイラーが停止しているにもかかわらず,送風機の出口圧力計の指示がでていることを確認した。 当該圧力計を点検する。 |
32 | 10月30日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
補給水設備において,弁の移設工事に伴い系統をバイパスするための仮設ホースが損傷したことを確認した。 当該仮設ホースを取替える。 (補給水系設備:1,2号機の各設備および洗浄等で必要とする箇所へ純水を供給する設備) |
33 | 10月31日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,プロパンガス供給弁のシート部からわずかなプロパンガスの漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 |