11月後半(12月20日公表)
不適合の管理状況(平成29年11月後半審議分)
平成29年11月16日~平成29年11月30日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 35件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 11月16日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,空気圧縮機用電動機(A,B)を手廻しすると異音が発生することを確認した。 当該電動機を補修する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
2 | 11月16日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,空気圧縮機用電動機(C)の冷却ファンのキー溝が摩耗していることを確認した。 当該冷却ファンを取替える。 (キー:電動機の軸と冷却ファンを一体化するための部品) |
3 | 11月16日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,溶融物昇降機の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該溶融物昇降機を点検する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (溶融物昇降機:溶融炉に投入するキャニスタを昇降する機器) (キャニスタ:配管廃材等の不燃性廃棄物を溶かし減容するときに使用する容器) |
4 | 11月16日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
試験・検査用測定器において,自主的にデータを採取している測定器が故障していることを確認した。 当該測定器を点検する。 |
5 | 11月16日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
タービン建物空調換気設備の点検において,送風機の入口ダンパが動かないことを確認した。 当該ダンパを補修する。 (ダンパ:流量を調節する装置) |
6 | 11月17日 | 3号機 | 建設中 | 復水貯蔵タンクにおいて,タンク水位計を構成している部品が損傷していることを確認した。 当該部品を取替える。 (復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する)) (非常用炉心冷却系:原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したときなどに緊急に炉心を冷却するための系統) |
7 | 11月17日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物において,手洗い用配管の継手部からわずかな水道水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
8 | 11月17日 | 共通 | ― | 消防設備の点検において,防火ダンパ制御盤のバッテリー電圧が管理値から外れていることを確認した。 当該制御盤を点検する。 |
9 | 11月17日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
電気設備の点検において,通信用充電器盤の電流計の誤差が大きいことを確認した。 当該電流計を補修する。 |
10 | 11月17日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
記録計の点検において,冷却機の温度記録計が動かないことを確認した。 当該記録計を補修する。 |
11 | 11月17日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
ドレンサンプポンプ用電動機の社内自主検査において,ポンプ軸受冷却水配管の変形を確認したため社内自主検査を中止した。 当該冷却水配管を取替える。 (ドレンサンプポンプ:建物内で発生したドレンをタンクへ送るポンプ) |
12 | 11月20日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
配電盤の点検において,保護継電器の動作電流が管理値から外れていることを確認した。 当該継電器を補修する。 |
13 | 11月21日 | 共通 | ― | 試験・検査用測定器機の点検において,分銅の誤差が大きいことを確認した。 当該分銅を調整する。 (分銅:物の重量をはかるとき,重量の標準として用いるおもり) |
14 | 11月21日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
所内用空気圧縮機において,冷却水のフローグラスが損傷していることを確認した。 当該フローグラスを補修する。 (所内用空気圧縮機:所内で使用する作業用圧縮空気を作る機器) (フローグラス:透明なガラス等でできており配管路の途中に設置し配管内を通る流体の状況を目視により監視する機器) |
15 | 11月21日 | 共通 | ― | 新燃料除染作業に伴い作成した燃料移動手順書において,仮設足場位置での燃料集合体の向きが作業要領書と整合がとれていないことを確認した。 当該燃料移動手順書を改正する。 |
16 | 11月21日 | 共通 | ― | 電源機能等喪失時対応資機材の点検において,バッテリー式キャリーライトのバッテリー残量表示が点灯しないことを確認した。 キャリーライトは点灯することから,そのまま使用する。 |
17 | 11月22日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,排ガスブロワの流量計の値が低めを指示していることを確認した。 当該流量計を点検する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (排ガスブロワ:燃焼ガスを排出するための機器) |
18 | 11月24日 | 共通 | ― | 可搬式消防ポンプの点検において,排気管が腐食していることを確認した。 予備のポンプと入れ替える。 (可搬式消防ポンプ:代替注水用送水車等(原子炉の冷却機能が喪失した時に,代替手段として,貯水槽,海等から取水し炉心を冷却する設備)の代替手段として使用する可搬式のポンプ) |
19 | 11月24日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
がいし水洗設備において,配管からわずかな水の漏えいを確認した。 当該配管を取替える。 (がいし水洗設備:開閉所から送電線へつながる箇所のがいしを洗浄する設備) (開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されているところ) |
20 | 11月27日 | 3号機 | 建設中 | 残留塩素濃度計において,指示が低下していることを確認した。 当該濃度計を点検する。 (残留塩素濃度計:放水口における塩素の濃度を測定する計器) |
21 | 11月27日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置において,残留塩素濃度の警報が発報したことを確認した。 当該装置の電流値を調整し,警報を復帰する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
22 | 11月28日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
原子炉補機冷却設備において,設備へ水を補給している流量計のデジタル表示が消えていることを確認した。 当該流量計を点検する。 (原子炉補機冷却設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) |
23 | 11月28日 | 共通 | ― | ハンドフットクロスモニタ(予備)が故障していることを確認した。 当該モニタを補修する。 (ハンドフットクロスモニタ:手,足および衣服の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
24 | 11月28日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,冷却水ストレーナのネジ部が動かないことを確認した。 当該ストレーナを取替える。 (ストレーナ:ゴミを除去する機器) |
25 | 11月28日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉給水設備の点検において,電動弁の弁体にわずかな傷があることを確認した。 当該電動弁を補修する。 (原子炉給水設備:原子炉へ水を送る設備) |
26 | 11月29日 | 共通 | ― | 原子力発電所運転責任者に関する手順書の改正の周知が手順書施行日より遅くなっていることを確認した。 当該手順書を識別する。 |
27 | 11月29日 | 共通 | ― | 「原子力部門教育訓練手順書」および「原子力部門力量管理手順書」において,定められた承認者により改正していないことを確認した。 当該手順書を定められた承認者で改正する。 |
28 | 11月29日 | 共通 | ― | 消防設備の点検において,消火器の圧力計が損傷しているものがあることを確認した。 当該消火器を取替える |
29 | 11月30日 | 3号機 | 建設中 | 除じんポンプの点検において,計器用配管の取付け部が損傷していることを確認した。 当該取付け部を補修する。 (除じんポンプ:除じん機(発電所で使用する冷却水(海水)のゴミ等を除去する機器)で除去したゴミ等を洗い流すためのポンプ) |
30 | 11月30日 | 3号機 | 建設中 | 導電率計の点検において,コネクターボックス内に水が入っていることを確認した。 当該導電率計を取替える。 |
31 | 11月30日 | 共通 | ― | ハンドフットクロスモニタ(HF-6)が故障していることを確認した。 当該モニタを補修する。 |
32 | 11月30日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,原子炉建物に仮置き表示のない足場材があることを確認した。 当該足場材を移動する。 |
33 | 11月30日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置において,注入切替弁からわずかな系統水の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 (系統水:電解液) |
34 | 11月30日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
所内蒸気設備において,計器用配管の継手部からわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (所内蒸気設備:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する設備) |
35 | 11月30日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
所内蒸気設備において,計器元弁のシート部からわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 |