12月後半(1月22日公表)
不適合の管理状況(平成29年12月後半審議分)
平成29年12月16日~平成29年12月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 33件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 12月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
発電機設備の点検において,保護継電器の動作電流が管理値から外れていることを確認した。 当該継電器を取替える。 |
2 | 12月18日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,コンパクト型サーベイメーター(管理番号PDR-26)が故障していることを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 (サーベイメーター:持ち運び可能な放射線量を測定する器具) |
3 | 12月18日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,コンパクト型サーベイメーター(管理番号PDR-7)が故障していることを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 |
4 | 12月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
消火設備の電源設置工事において,火災報知設備受信器盤の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該受信器盤を点検する。 |
5 | 12月19日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置において,残留塩素濃度の警報が発報したことを確認した。 当該装置の電流値を調整し,警報を復帰する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
6 | 12月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
鉄イオン注入装置において,タンク水位の警報復帰水位にもかかわらず,警報が復帰しないことを確認した。 当該タンク水位計を点検する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化皮膜を作って保護するための装置) |
7 | 12月19日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,バーナーの継手部からわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (バーナー:蒸気または空気の圧力により燃料を噴霧し燃焼させる装置) |
8 | 12月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン建物空調換気設備において,ユニットヒータからわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該ユニットヒータを補修する。 (ユニットヒータ:作業環境改善のための暖房機器) |
9 | 12月19日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,電動弁が全開にもかかわらず,全開表示ランプが点灯しないことを確認した。 当該電動弁の全開表示用のスイッチを点検する。 |
10 | 12月20日 | 共通 | ― | 津波防波扉において,端子箱内の端子台が腐食していることを確認した。 当該端子台を撤去し,ケーブルを直結する。 |
11 | 12月20日 | 共通 | ― | モニタリングポストにおいて,当該設備の更新に伴い試験測定をしていたところ高線量モニタの測定値が上昇していることを確認した。 なお,通常時に測定している低線量モニタの測定値は異常のないことを確認している。 当該高線量モニタを補修する。 (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
12 | 12月20日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,導電率計の継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) |
13 | 12月21日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備において,送風機が起動しないことを確認した。 当該送風機を起動させる回路を点検する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
14 | 12月21日 | 共通 | ― | 消火設備設置工事において,使用していない基礎の撤去中に誤って埋設水道管を損傷したことを確認した。 当該水道管を補修する。 |
15 | 12月21日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
固体廃棄物処理設備において,ポンプケーシングのボルト部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該ポンプを補修する。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) (ケーシング:ポンプの羽根車が収まるケース) |
16 | 12月21日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
循環水ポンプ用電動機の点検において,端子箱内に水が溜まっていることを確認した。 当該端子箱を補修する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻すための復水器に海水を送るポンプ) |
17 | 12月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水ポンプ用電動機の点検において,軸受油槽に水が混入していることを確認した。 当該電動機を補修する。 (原子炉補機海水ポンプ:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) |
18 | 12月25日 | 3号機 | 建設中 | 配管ダクトの漏油検知器において,動作しないことを確認した。 当該検知器を点検する。 (漏油検知器:配管からの油の漏えいを検知する計器) |
19 | 12月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
B-タービン補機海水ポンプの点検において,軸受ブラケットのライニングにはく離を確認した。 当該ライニングを補修する。 (タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) (ブラケット:軸受を固定するための部品) |
20 | 12月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
A-タービン補機海水ポンプの点検において,スリーブが腐食していることを確認した。 当該スリーブを取替える。 (スリーブ:ポンプ軸を保護する部品) |
21 | 12月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
B-タービン補機海水ポンプの点検において,スリーブが腐食していることを確認した。 当該スリーブを取替える。 |
22 | 12月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
A-タービン補機海水ポンプの点検において,軸受のゴム部がはく離していることを確認した。 当該軸受を取替える。 |
23 | 12月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
B-タービン補機海水ポンプの点検において,軸受のゴム部に傷を確認した。 当該軸受を取替える。 |
24 | 12月26日 | 共通 | ― | 電源機能等喪失時対応資機材の点検において,ヘッドライトが故障していることを確認した。 当該ヘッドライトを取替える。 |
25 | 12月26日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
洗濯廃液処理設備において,ポンプの性能が低下していることを確認した。 当該ポンプを補修する。 (洗濯廃液処理設備:洗濯後の廃液を処理する設備) |
26 | 12月26日 | 3号機 | 建設中 | 消防設備の点検において,誘導灯の点検スイッチ用カバーが損傷していることを確認した。 当該誘導灯を取替える。 |
27 | 12月26日 | 3号機 | 建設中 | 消防設備の点検において,新設設備の配管が干渉し誘導灯が視認しにくいことを確認した。 当該誘導灯を移設する。 |
28 | 12月27日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
固体廃棄物処理設備において,タンクのスラッジレベル計の値が高めを指示していることを確認した。 当該レベル計を補修する。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) (スラッジ:廃液,原子炉水,燃料プール水等を浄化するためのフィルタに堆積した不純物) |
29 | 12月27日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
電気設備の点検において,変圧器の電流計の誤差が大きいことを確認した。 当該電流計を取替える。 |
30 | 12月27日 | 共通 | ― | ダクトの切断作業において,火災感知器が動作したことを確認した。 当該火災報知器を停止する。切断作業中は火災感知器に養生を実施する。 |
31 | 12月27日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
凍結防止ヒータにおいて,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該凍結防止ヒータを取替える。 |
32 | 12月28日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
固体廃棄物処理設備において,電磁弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を補修する。 |
33 | 12月28日 | 共通 | ― | 免震重要棟の計算機室に設置しているチェックポイントの体表面モニタ用の伝送装置が故障していることを確認した。 当該伝送装置を取替える。 (免震重要棟:事故発生時の緊急時対策所として使用する免震構造の建物) (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |